まず、主人公が「おばさん」と呼ぶその人がとても力強くて頼りがいがあることに感心しています。
昭和の初期位の話でしょうがとても新鮮に読めます。
「おばさん」には責任と覚悟があります。とても強くて頼りがいがあります。もう余命いくばくもなく弱っているのに、主人公に真仮の水際を尋ねられると、きっちりと答えます。
現代の政治家・教師・宗教家でこれほど人に対して責任を持てる人はいるでしょうか。これは全部が全部本当のことではないのでしょうが、こういう人に逢ったことがありません。
どんな職業であっても、それに誇りを持って何かあったら責任を取る覚悟を持つことは肝要です。その責任や覚悟が無くなったから現代は本来なら、悩まなくてもいい色々な困難さで苦しんでいるのかもしれません。
人に覚悟を持って話をしている宗教家に残念ながら遇ったことはありません。私は直接御仏と対峙して、御仏から信心を賜りましたので。間接的に法を聞いたり、ご縁になる人はありましたが。
もしできるなら、責任や覚悟のある人を徹底的に探して、そんな人を見つけたら絶対離れないで最期まで聞きぬいてください。巡り遇えなかったら直接、御仏と対峙してください。
一度の人生なので、今、話を聞いている人で飽き足らなくなったら、義理立てせず別の人を合うまで探し続けることです。日本中探したらどこかにそういう人は見つかるでしょう。縁の深い人には御仏がきっと引き合せてくださいます。(つづく)
