何でもやります。


楽しければ。


いつでもやります。


納期があるといわれれば。


どこでもやります。


PCをもっていれば。


ということで、新商品を開発中です。

今回はスチールベルトを使用するものではなくようです。



コンセプト?


この製品が使われる?


誰が使うの?


どんなときに必要?


いくらにするの?


エーイ!?面倒だ!!試作品を作って後は営業に丸投げしてやる叫び





明日はもう少し真剣に考えよう。


ここ最近のおいらは、比較的忙しく、いつもの様に

ブログをサボり、子供と遊ぶ事で現実逃避。


そんな中でも色々な悩みがあります。


・オイラーの理論に関して細かい突っ込み対しての回答。

 おいらよりも頭の良い人たちに質問されると混乱します。

 案外と経験的なところが多いようで平ベルトの使用経験が

 少ない人にはイメージがしにくいようです。

 (基本的にはおいらの説明が下手なだけですが。)


・ベルトの滑りについて。

 やはり、なんと言っても、いつも聞かれる、この言葉。

 「滑るんじゃないの~。」

 金属は摩擦係数が低いという感覚が強いようです。

 しかし、樹脂のベルトを考えてください。

 搬送面でワークが載った時、受け板とベルト裏面の摩擦係数が高かったら

 搬送する為の力は大きくなります。



 つまり、搬送用ベルトの裏面の摩擦係数は樹脂であれスチールであれ

 適切な物がある。(スチールは対金属で0.2、樹脂ベルトは対金属で0.1~0.4位の様です。)



今日はこれくらいにさせて頂きます。



先日新しい材料を購入することになりました。

いつも使用する材料では無かったので、状態が気になりました。

さっそく材料屋さんにアポイントをとって訪問することにしました。

ここで、スチールベルトにとって理想的な材料とははてなマーク

・キャンバー(幅方向の横曲がり)が少ない事
これはスチールベルトで最も重要な蛇行に大きな影響を与えます。
理想は2mに対して0.5mm位のです。
しかし製鋼メーカの仕様としては2mに対した4mmです。
(正確には、1mに対して1mm以下という仕様です。)
(横曲がりの量は測定の長さの2乗になります。)
しかし、スチールベルトメーカのなかには、
2mあたり0.5mm以下の材料を使用していると公言している会社もあります。

しかし、これはあくまでも実測値であり、製鋼メーカの保証値ではありま ん。
キャンバーは材料幅、測定位値によって変化していくものだと言う、
理解のない、なんちゃってのメーカの可能性が高いです。


・ひずみ(浮き上がりやカール)が少ない事
これは見た目が悪いだけでなく、溶接時のひずみが大きくなります。
また、用途によっては致命的な欠陥になる可能性がありますので十分注意しましょう。



・当然ながらミルシートがある事です。
(メーカ名、ロットNo.、簡単な試験結果が記載されています。)



皆さんもスチールベルトを使用する場合は材料に十分注意をして下さい。