先日新しい材料を購入することになりました。

いつも使用する材料では無かったので、状態が気になりました。

さっそく材料屋さんにアポイントをとって訪問することにしました。

ここで、スチールベルトにとって理想的な材料とははてなマーク

・キャンバー(幅方向の横曲がり)が少ない事
これはスチールベルトで最も重要な蛇行に大きな影響を与えます。
理想は2mに対して0.5mm位のです。
しかし製鋼メーカの仕様としては2mに対した4mmです。
(正確には、1mに対して1mm以下という仕様です。)
(横曲がりの量は測定の長さの2乗になります。)
しかし、スチールベルトメーカのなかには、
2mあたり0.5mm以下の材料を使用していると公言している会社もあります。

しかし、これはあくまでも実測値であり、製鋼メーカの保証値ではありま ん。
キャンバーは材料幅、測定位値によって変化していくものだと言う、
理解のない、なんちゃってのメーカの可能性が高いです。


・ひずみ(浮き上がりやカール)が少ない事
これは見た目が悪いだけでなく、溶接時のひずみが大きくなります。
また、用途によっては致命的な欠陥になる可能性がありますので十分注意しましょう。



・当然ながらミルシートがある事です。
(メーカ名、ロットNo.、簡単な試験結果が記載されています。)



皆さんもスチールベルトを使用する場合は材料に十分注意をして下さい。