我が家の娘は、いつも元気で、
商店街などに買い物に行くと、大きな声で
歌をうたったり、意味のないことを叫びながら、
意気揚々と楽しそうに歩きます。
その姿を見て、よくご老人に声をかけられるのです。
「元気だね。」
「かわいいね。」
話かけられると、急に恥ずかしくなるのか、
娘は私の後ろに隠れたりして急に人見知りっこになります。
「ほら、おばあちゃんに、こんにちはって言ってごらん。」
「こんにちは・・・。」
「あらーおりこうさんだね。」
よくこんな感じで、本当に短いですが、何気ないコミュニケーションが
かわされます。
そして、決まって、お年寄りが最後に言う言葉が、
「お話してくれて、ありがとう。」
「今日は元気をもらったわ、ありがとう。」
と言う、感謝の言葉なのです。
たまにそのまま、長話へと進展することもあるのですが、
一人暮らしで、人との会話もほんとどない日常を
過ごしている方が本当に多いようです。
まだ今住んでいるところは、下町なので、市場があったりスーパーでも
よく知らない人から、
「これ今日安いよね?」
「どのバナナが大きいかな?」
などと、私も娘に負けず劣らず、話しかけやすいのか、本当に
よく話かけられるのですが、
みんな知らない人でも、こうやって気軽に話しができる雰囲気って
本当に良いなと思うのです。
この街にはまだ昭和の風情が残っていて、本当にホッとします。
知らないお年寄りでも、「こんにちは」
と声をかけてあげるだけで、
寂しそうな表情が一転して、
生き生きとした笑顔に変わります。
何も出来ないけれど、何かきっかけがあったときは、
誠意を持って、コミュニケーションをしていこうと思います。
