昨日、食農市民ネット事務局主催のイベント
『「フードインク」の監督が語るアメリカの食と農の現状』の講演会に
参加してきました。
他にも食に着目したドキュメンタリーはあるけれど、
この映画は、食品産業の裏側に隠された問題点をクローズアップした
今までにない内容の映画でした。
映画の描写が生々しくて、見た後で食欲が失せるような映画もありますが、
この映画はそのような激しいものはなく、淡々と現実を暴露していくという
ものでした。
この映画と、監督であるロバートケナー氏の話を聞いて、今までまったく
知らなかった現実を思い知らされて目が覚めました。
まず驚いた現実の話を手短にご紹介します。
1、遺伝子組み換え作物について
遺伝子組み換え作物は当初は除草剤を撒いた際に作物だけ生き残るため、省力化・
コストダウンになり、なおかつ作物自体に殺虫毒素ができるため、害虫が寄り付かず
コストダウンに繋がるというのが売り文句でした。
しかし、今ではその作物に勝る害虫がはびこり、コストダウン効果はマイナスに転じて
農薬が増加するという悪循環に陥りはじめているという現実。
2、アメリカで流通している食肉の現状
食肉産業はバイオの力で通常の半分の飼育期間で成長する薬剤や飼料を開発し、
自力では立ち上がることもできない肥満の鶏や病気の鶏も、不衛生な処理場で
処理されているということ。このような現状が根源となり鳥インフルエンザやО-157
が世界中に広がって行くということ。
まだまだ他にも大企業が権力を欲しいままに、弱者いじめをしている現状など。
腹立たしい現実を知りました。
この映画を作った後の反響はと言う質問に監督は、
「自分が思っていた以上に人々の食への関心は高く、ムーブメントを起こす良いきっかけとなった。」
と、話してくれました。
日本でも今TPPが問題になっていますが、この映画はまさにTPPに関連の深い映画で、
国会でも上映されたそうです。
野菜を買うよりも安いからと、ファーストフードばかり食べ続けた家族は、
親子共に糖尿病になり、毎月の薬代で大きな代償を払っています。
今高いと思っても長い目で見ると、安全を買うことは決して高い買い物では
ありません。
まだ見てない方は現実を知る為にも是非「フードインク」ご覧になってください。
本当にこれからの食材選びが変わると思います!