抗生物質は性病予防になる? | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病科に務める現役スタッフだからこそ分かる
性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

こんにちは。
性病検査マスターのランドリーです。

当院には不特定多数との
性行為(風俗含む)または風俗に勤務の
女性が「性病の予防薬」として
抗生物質の処方を希望
されます。

特に要望が多いのジスロマックSRという
1回で飲み終わるシロップタイプの抗生物質です。

この抗生物質は主にクラミジアや淋病などの
尿道炎などの治療に用いられます。

尿道炎の症状は「ジスロマックSR」を飲むと
3~4日位で症状がかなり回復します。

1回飲むだけで効果が1週間持続することもあり
性病の予防薬として「ジスロマックSR」
使う方もいらっしゃいます。

注意すべきことは、「ジスロマックSR」含む
抗生物質は性病の予防薬ではありません。

※当たり前ですが、HIVや肝炎など薬で防げません

また誤った使用方法は薬の効かない耐性菌が出現
してしまう
可能性もあります。

※耐性菌とは抗菌薬(抗生物質を含む)が
効かない耐性菌が増えること。

性病を予防するなら、正しくコンドームを
装着する、もしくは不特定多数との性行為は
避けることしかないと思います。

薬の服用は医師による適切な判断による
適切な服用が大切です。

【結論】
抗生物質は性病の予防薬ではない。