こんにちは。
性病検査マスターのランドリーです。
本日、妊娠を希望されている女性(30代)方が、
性器にイボのような症状があるとのことで受診されました。
診察の結果、尖圭コンジローマであることが
分かりました。
尖圭コンジローマとは直径1~3ミリ前後のイボが
性器や肛門周りにできる性病の一つです。
痛みやかゆみはほとんどないそうです。
大きくなるとイボがカリフラワーや
鶏のトサカのような状態になります。
HPV(ヒトパピローマウイルス)の
「6型」「11型」が原因と言われています。
特に注意が必要なのは、妊婦です。
妊娠している女性が尖圭コンジローマを
発症していると、出産時に産道で赤ちゃんに
HPVが感染してしまう可能性があります。
生まれた赤ちゃんがHPVに感染した場合、
稀にですが、喉にイボができる
再発性呼吸器乳頭腫症(RRP)という症状を
発症してしまうケースがあります。
この場合、声がかれたりイボが大きくなることで、
呼吸困難になり命にかかわる場合もあるとのことです。
イボを取り除くため何十回と手術を繰り返すこともあります。
赤ちゃんまでに影響を及ぼす尖圭コンジローマは
本当に怖いウィルスです。
HPVは感染したからといってイボのような症状が、
すぐに発症するわけではありません。
多くの場合は免疫力によって、自然消滅します。
しかしこの機能がうまく働かず、ウィルスが
身体に残り、一定の潜伏期をおいてから発症します。
発症してから完治するには長い時間必要です。
早期発見ができれば、症状が発症する前に
治療することも可能です。
そのためには定期的なHPV検査が必要ですね。
あなたを自身を守るのはもちろん
未来に生まれてくるあなたの大事な子供のためにも
検査をお勧めいたします。