HIV第4世代検査って信頼性ってありますか? | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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当院に来られる方の多くは、HIVの即日検査に来られます。

HIV検査の種類について知りたい方は、
以前にブログにアップしたので参考にしてください。

コチラへ


来院されるお客さんに質問される多くは

「第4世代の検査ってやられてますか?」

「第3世代と第4世代の検査ってなにが違うんですか?」

「どちらのほうが正確ですか?」

初めて来られる方は当然思う疑問ですよね。

そこで今日はその疑問にお答えしようと思います。

結論から言うと第3世代と第4世代の検査そのものの
精度は変わりません。


一番大事なのは、心配な行為(リスク)があった日から、
どれくらいたっているか
によって検査方法が変わります。

おおまかに言いますとHIVに感染すると、
血中にHIV-RNA→HIV抗原→HIV抗体の順にウィルスが
出現します。


※医学的にはもっと細かい説明が必要ですが、今回は割愛します。


【検査方法の概要説明と検出可能な時期】

・HIV-1型 RNA(NAT)検査
→心配な行為より12日後~検出可能


・第四世代の即日検査
 (HIV-1型の抗原(P24抗原)1・2型の抗体が検出できる検査)

 ※マメ知識
 初期感染時の血中にはHIV抗体が産生前にHIV抗原が多量に存在するそうです。
 第3世代では抗原の検出はできません。

 →心配な行為より30日後~検出可能
 

・第3世代の即日検査
(HIV-1.2型の抗体が検出できる検査)

→60日後~検出可能

【即日検査を選択する際のポイント】

心配な行為(リスク)があった日から、
30日~60日未満だった場合は、第4世代のHIV抗原・抗体検査
受けることをお勧めします。

60日以上たっているのであれば、第3世代のHIV-1.2型の抗体検査を
を受けることをお勧めします。

なので結論から言うと第3世代との第4世代の検査そのものの
精度は変わりません。



心配な行為からどれくらいたっているかによって
検査方法は変わります。


心配な行為から12日~30日の場合ですと、
HIV-1 RNA(NAT)検査を受けることをお勧めします。