【ツイート①】

記事《NHK「エール」》(930日放送分)

《厳しい馬具修行(普段は問題なく仕事ができるが、いざ試験と言う場になると緊張して自分の力が発揮できない)に耐えかねて、前の作曲の師匠であった裕一の元へ逃げてきた五郎。次いで、五郎が一人前になったら結婚すると約束をしている婚約者である梅も裕一宅へやって来て「もう私のことが好きじゃなくなったの?」と五郎を問い詰める。裕一と妻の音は「本番に弱い人っているよね〜」とさり気なく五郎の弁護をするが、意外にも「だめな人間みたいな言い方せんでよ」と梅》

先日竹内結子さんが亡くなられた際、翌朝の情報番組でその特集が組まれていました。するとあるコメンテーターさんが「大なり小なり誰でも辛い。弱い人から何かが起きてしまうのかと言うと、竹内さんは決して弱い人ではない」と発言。竹内さんを擁護しての発言だったと思いますが、その背景には「ドロップアウトする人は心が弱い人」という捉え方があるように思います。

 一般的にも「メンタルが弱い」と言う言い方をされる時がありますが、そういう言い方をされて傷ついている人も少なくないはずです。「弱い」と言うと「力が足りない」というニュアンスが含まれますが、そうではなく、正確には「感じやすい人」「敏感な人」という表現の方がふさわしいと思います。

 梅が「だめな人間みたいな言い方せんといて」と言ったのも「本番に弱い人」と言う表現から否定的な印象を受けたからだったと思います。

 しかしその後、裕一から適切なアドバイスを受けた五郎は、梅にやる気を誓ったのでした。誰でも「こうしたらうまくいきそうだ」と言う見通しが立つと安心するものです。特に、五郎のように正義感は人一倍強いが、一方でとても緊張しやすい感覚過敏のタイプの人にとっては。

(この日のベストショット!)


【ツイート②】

記事《小学生に上がるまでスマホはNG 乳幼児のスマホ利用を控えるべき明確な理由とは》(https://baby.mikihouse.co.jp/information/post-13521.html)

生まれてから小学校に上がる前までの乳幼児期が子供の目の発達にとってとても大事な時期」(眼科医)「『急性内斜視』には(乳幼児期の)スマホ等の過剰使用が影響している可能性がある」(学会発表) 「内斜視というのはどちらかの目が内側に寄ってしまって視線がずれてしまう状態。内斜視になると立体的にモノを見ることができなくなる。立体的にモノを見る能力も6歳ぐらいまでに発達する」(眼科医)


 これは医学的事実です。


【ツイート③】

記事《3歳弟を踏みつけ死なせた24歳姉 語った「劣悪」な家庭環境》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200926-00000501-san-soci)

《「母親は子供の世話を何もしないのに(弟や妹を)『怒れ』とか『しばけ』とか言ってきた」「父親にはバットやヘルメットで殴られた」「働こうとしたけど『お前には無理や』と証明写真を撮るお金もくれなかった。障害年金も殆ど取られた」と3歳の弟を踏みつけて死なせた軽度の知的障害がある24歳の女。弁護側は、女が数年前から両親に幼い兄弟の世話や家事を押し付けられストレスや怒りを募らせ、その結果衝動的に弟の腹を踏むという行動に出てしまったと訴えた。女の精神鑑定を実施した医師は「知能や発達状態の成熟には、周囲にモデルとなる人・ものの存在が不可欠だが、女の場合は両親に命じられるまま幼い兄弟の世話や家事に追われ社会性や情緒面を学ぶ機会がなかった」と分析》 

子どもの成長にとって如何に親の言動が不可欠であるかを知らされる事件です。


【ツイート④】

記事《発達障害の子どもをほめるコツ》(https://ameblo.jp/amami-blog/entry-12628325225.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=8e57e0d77be746968fd7308a6a625313)

《「親が大げさにほめてしまうと、発達障害の子のなかには、不安になる場合があるそうです。ほめられてうれしいけれど、もし、つぎに失敗したらどうしようって思う子がいるんだって」


「ヒルマ(息子さん)もそのタイプなので、

幼児期は淡々とほめていました」

とお母さん》

褒められすぎると、次の失敗が心配になるのは、感覚過敏の子どもに限ったことではありません。「結果」は吉と出るか凶と出るかは子供はコントロールできないために心配になるのです。

 しかし、子どもは、親の太陽のような笑顔で褒められたいと思っているはずです。だからこそ「結果」ではなく、子供が自分でコントロール可能な「努力」を褒める方が良いと思います(→本ブログ記事「【褒め方】〜生活意欲を高めるために、“子どもの中の良さ”と“努力”と“人への貢献”を褒める〜」参照)。そして「とても頑張って描いたところが偉い!」と笑顔でハッキリと褒めてあげたいものです。


【ツイート⑤】

記事《「探偵ナイトスクープ」(ABCテレビ)》

 小学4年生の息子がどうしても捕まえたいニホントカゲの捕獲を実現させるサポートをして欲しいと言う依頼。トカゲが現れると言う場所で番組スタッフが専門家を伴って援助するが、1時間以上かかってもなかなか捕まえられない本人に周囲の大人達は次第にイライラし出し「それじゃだめだ」「しっかりしろ」と口を出してしまう。

こういう場面こそ父性の働きである「見守り4支援で接するべきだと思います。結果的に捕まえれなかったとしても、その悔しさを乗り越えることも本人の成長に必要なことですし、最後まで頑張り通していれば、その努力だけでも褒めるに値するものです。

 同じような場面は他にもいろいろあります。 遊んでいる時(出来るだけ意味が感じられない遊びも→本ブログ記事「理解できない子どもの行動 〜その背景にある人間の根幹に関わること〜」参照)、趣味に没頭している時、熱心に勉強している時、お手伝いに取り組んでいる時、何か新しいことに挑戦している時、忘れ物をした時、部活動関連のことをしている時等。但し、他人に迷惑をかけたり危険を伴ったりする時は例外です。

 ちなみに子供の熱中体験は、 脳の神経細胞間のネットワークを盛んにするとともに、何かに熱中してやり切った際のストラテジー(戦略)が身につき他のことに応用されるとのことです (→ https://ddnavi.com/review/396448/a/)


【ツイート⑥】

記事《「親の脳を癒せば子どもの脳は変わる」友田明美著(NHK出版新書)

《激しく怒鳴る、威嚇する、なじるなど、暴言による。トリートメント(不適切な養育)を受けると、左脳の側頭葉にある聴覚家の1部「上側頭回灰白質」と呼ばれる場所の容積が肥大。すると、人の話を聞き取ったり会話をしたりする際、心因性難聴となって情緒不安定になったり、人と関わること自体を恐れるようになったりする場合もある。父親からの暴言より母親からの暴言の方がダメージが強い

暴力による虐待でなくても、子どもの脳に深刻なダメージを与えると言う最新の研究による指摘です。心当たりがあれば、早急に改善が必要です。