【ツイート①】

記事《「自殺未遂繰り返す」ALS嘱託殺人、逮捕医師の妻が会見 宮城》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200724-00000052-jij-soci)

《妻は会見で、大久保容疑者が事件前自殺未遂を繰り返していたと明らかに。容疑者は成人後にアスペルガー障害と診断され対人関係等の悩みを抱えていた。医系技官として勤めた厚生労働省でも仕事がうまくいかず退職したという》

→他人に対して厳しく接しがちなアスペルガー症候群(=知的遅れのない自閉症スペクトラム障害)の対人上の暮らしにくさは相当大きいです。しかし別名「安心ホルモン」と呼ばれるセロトニンが不足するこの障害は、近くにいる人が、穏やかで肯定的な支援(例→https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)をすると、不足していたホルモンが分泌され不適応症状はある程度緩和し、日常生活の上では問題なく暮らせるようになると私の経験上実感しています。つまり、決してこの障害が自殺未遂や今回の事件の一次要因ではありません。

 特にパートナーは、この症状を緩和する上で重要な役割を果たします。詳しくは本ブログ記事「夫の発達障害とどう向き合うか? 〜決して他人事ではない“自閉症のスペクトラム性”という背景〜」をご参照ください。


【ツイート②】

記事《私の「ポテサラ」体験談 「離乳食、自分で作れば」「ベビーカーなんて乗せてなかった!」》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200720-00039026-bunshun-soci)

 スーパーの惣菜コーナーで「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と幼児連れの女性に声を掛けた高齢の男性の発言がネット上でトレンド入りした「ポテサラ論争」。他にも同様事例を紹介。

『そんなに高い離乳食を買うなら自分で作ればいいのに』(中年女性)『保育園に入れるなんてかわいそう』(見知らぬおばあさん) (駅で大泣きするイヤイヤ期の娘に対して)子供泣かすんじゃねえ!(中年の男性)『俺の母親はベビーカーなんて使っていなかった!(中年男性)

「世の中も自分宅と同じ専業主婦が普通」と思っている人や、子育てに関わったことのない男性が、自分だけの世界で発言しているものばかり😓

またこういうケースも。「平日の昼間近所の八百屋さんに行った時、子供達がお店に入ってから大はしゃぎで歌っていたので何度も注意。すると隣のレジで会計をしていた老婦人から『騒がしいわね』と言われた」

先のイヤイヤ期の子どもの場合とは違い、このケースは、工夫の余地はあると思います。入店前に「大きな声を出さない」「走らない」等の目標を与え「出来たらえらいね」と意欲化してから入店。その後守れたら褒める、という経験を繰り返していると子どもは騒がなくなるはずです。子ども達は一人残らず親に褒められたいですからね。

 因みに子どもを公共施設に連れて行く時の具体的な支援方法については、本ブログ記事《障子を破かれ「未就学児連れの入店お断り」のツイート 〜子供を公共施設に連れて行く時の注意》(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12304784710.html)をご参照ください。


【ツイート③】

記事《どうして?子どもの爪噛み ~上手にやめさせる方法~》(https://hoiku-shigoto.com/report/archives/12154/)‬

「爪噛みの主な原因はストレスです」「爪噛みが現れたら側に寄り添ってなでてあげながら、そっと指を口から離してあげましょう」「出来るだけ子どもの話を聞いてあげましょう」「日頃からたくさんのスキンシップを取り、話しかける触れ合いの時間を持ちましょう」

「側に寄り添う」「なでる」「子どもの話を聞く」「スキンシップ」「話しかける」。これらはどれも「安心7支援」(→https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)による愛情行為です。つまり爪噛みは、愛着理論によると、子どもが「萎縮・内向・抵抗等」をする「場面①」に当たるものと考えられます。


 また応用行動分析学上、「行動(爪を噛む)→結果」の「結果」が「行動」を認める(爪噛みを許す)ものになると「行動」(爪噛み)強化されてしまいます。逆に「結果」が爪噛みを抑止する(指を口から離す)ものになると「行動」(爪噛み)弱化されます。だから結果的には子どもの指を離してあげる必要があるのです。

 ただし強引にではなく優しくそっと。これは「安心7支援」の「⑤子どもに指示や注意をする時には、『しようね』という穏やかな口調で話しかける」という考え方と同じものです。

 同様に、子どもが忘れ物をした時に親が代わりに届けてあげる、という忘れ物を前提とした、つまり忘れ物を認める行為をしてしまうと、忘れ物という行動は強化されてしまうのです。これを「誤学習」と言います。


【ツイート④】

 HSC(人一倍敏感な子供)が大好きな人は「笑顔の人」と「思いやりのある優しい人」。(1万年堂出版HSC子育てあるあるうちの子はひといちばい敏感な子」よりこの本では動物を擬人化して子どもに見立てています)




だから「安心7支援(→https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)」の「微笑む」と「共感する」が大切なのです。

 同時に、HSCが嫌いな人は「怒っている人」「えらそうで高圧的な人」。ここでもやはり「安心7支援」の「子どもに指示や注意をする時には、子どもに穏やかな口調で話しかける」が重要になります。「指示」や「注意」をする時には特に語調が厳しくなりがち(「…して!」「…しなさい!」)だからです。「…しようね」が望ましいと思います。(指示「早く寝て!」注意「早く寝なさい!」→「早く寝ようね」)




 HSCではない子ども達は、決して“平気”なのではなく、“我慢”しているだけです。そういう子ども達に「安心7支援」のような穏やかで肯定的な感覚過敏向けの接し方をすると、目を輝かせて生き生きと活動します。つまり、自閉症スペクトラム障害(ASD)やHSCのような感覚過敏の子どもでも萎縮せずに取り組めるようにする支援は、全ての子どもに有効なユニバーサルデザインによる“教育の基本”なのです。


【ツイート⑤】

記事「『お前の親めちゃくちゃ嫌われとるぞ』突然始まったママ友いじめの恐怖。自分だけでなく、子供にまで被害が及んで...(三重県・30代女性)」(https://j-town.net/life/trouble/307392.html)

 ある日突然同級生から「お前の親めちゃくちゃ嫌われとるぞ!」と言われたという息子さん。

この同級生が息子さんに余計な進言をしたのは、その親が、この被害者の母親の悪口を子どもの前で話していたために違いありません。やはり理不尽な個人攻撃をするような親は、そういう配慮が出来ないのでしょう。

 基本的に、我が子にとって指導的立場にある人(家族内の大人、学校の担任、習い事の先生等)の悪口を子どもの前で言うのは厳禁です。なぜなら、子どもがその悪口を聞いているうちに、その大人に対するイメージが悪くなり、親が知らない場面で、その大人からの指導を受けつけなくなるからです。子どもの成長の機会を奪うことになるのです。


【ツイート⑥】

 夏の高校野球代替大会。ゲーム終了後の校歌斉唱では間隔をとっていますが、試合開始時の挨拶、ベンチ内での選手の言動、イニング毎の円陣、試合後の応援団への挨拶等はいつもと同じで声も出しています。公式の大会でさえ、分かりやすいところだけ対策をとり、それ以外は見逃されている今の日本社会。

「感染はどうして起こるのか?」→「密集でウイルス飛沫を吸い込むから(飛沫感染)、ウイルスを触った手で目鼻口の粘膜を触るから(接触感染)」→「そのためにどうすれば良いのか?」→「密集に行かない、目鼻口を触らない」このくらいシンプルに考えないと、予防行為は私達の日常に共通して表れないと思います。

 因みに、世間では「こまめな手洗い」を呼びかけていますが、手洗いと手洗いとの間の数十分間にドアノブや取手に触れないことはほぼあり得ません。一方で、意識していれば、どうしてもかゆみが我慢できない時に、ポケットからティッシュを取り出して厚めに折り畳んで痒い所を拭うことは十分可能です。

 そんな今の日本社会で「go to トラベル」がスタートしたのは今月23日。感染後に症状が現れるまでの潜伏期間は今は平均で約1週間、検査してから結果が発表されるまで更に3日間かかるそうですから、8月2日以降が「go to トラベル」による感染が報道される時期でしょうか。