「『最初の奥さんは勇一郎の暴力が原因で逃げた』(被告の昔からの知人)それでも勇一郎を溺愛する両親は『沖縄に気分転換に行きたいと言っていたが、仕事もやめていたので引っ越し費用と生活費を貸し、月に15万円から20万円援助していました。総額は2000万円くらい』と証言」との報道。
 収入が無い成人に沖縄への「気分転換」のための費用を出してやるでしょうか?正に「溺愛」です。
 パートナーを自分の所有物のように扱う歪んだ「自己愛」の人間は幼少期の“称揚”や“共感”の無さが生むとされます(⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12582010902.html)。被告は親からの「溺愛」を受け、正しい愛情が欠けていたのではないでしょうか?
 私はこの「溺愛」と「自己愛」の話を聞いて、次のように涙したある女性芸能人の話(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12208058484.html)を思いだしました。
「私は、我が子に何一つ不自由させる事なく育ててきましたし、あの子が楽をできるように一生懸命働いてきたました。それでもあの子は、私に対する敵愾(てきがい)心を捨てる事は決してありませんでした。」
 物欲を満たすだけでは、正しい愛情として子どもに伝わることはないのです。

【ツイート②】
 一斉休校によって売れているというカードゲームやボードゲーム。


 テレビやスマホでのゲームと違い、アナログゲームは、家族と向かい合って会話しながら笑顔を交わし合えることができる「安心7支援」の作用が満載なので、家族間の“愛着”形成に役立ちまづ。きっと子どもに安心感を与え、人格面での成長も促すでしょう。
 外出しにくい状況も、逆に家族同士の交流を深める機会と捉えてプラスに転じさせることもできるのですね。
 同様に、今だからこそ子どもに安心感を与えようと「安心7支援」を意識することで、“親力”もアップするかも知れません。

【ツイート③】
「子供が母親に求める愛に比べて父親に対しては包み込むような大きな愛情が望まれている」との指摘。
 父性の役割は“子どもを自立させること”(⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12523064228.html)で、自立を願うためには、子どもと適切な距離をおいて見守ることが必要です。記事中にある「包み込むような大きな愛情」というのは、その“一歩引いた見守り”を意味しているのではないでしょうか?一方で、母性も役割は“子どもを受容し安心感をあたえること”(⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)です。役割が違うので、どちらが蔑(ないがし)ろにされても偏った教育になってしまいます。
 母性が足りないと、子どもと親との距離が遠過ぎる「「回避型」愛着不全」に、父性が足りないと、子どもと親との距離が近過ぎる「「不安型」愛着不全」になってしまう危険があります。愛着は「第二の遺伝子」と言われ、子どもの一生に影響します。子供の一生のために、互いに尊重し合うことが大切です。

【ツイート④】

記事「子どものやる気も成績も上げる人気家庭教師の秘密[やる気を引き出すコーチング]

(個人経験談)ある学童保育の学習時間を参観。ある男の子が始めの数問が出来ていたので「優秀だ」と呟いたら、俄然やる気を見せてあっという間に宿題をやり終えて帰り支度まで終わらせてしまいました。学童支援者曰く「こんなA君見たことない」。

 まだ意欲が減退しない時間帯である“始めの数問”を褒められると、その後の意欲が増すと思います。

 もちろん学童に限らず、家庭で子どもが宿題の計算や漢字のドリルをしようとする際も同様です。「始めの3問できたら見せにおいで」と声をかけてから取り組ませると、子どもの方から始めの3問を見せに来ます。それを見て「全部出来てる、すごい!」と褒めてやると、子どものやる気スイッチがONになるのです。因みに「始めの3問できたら見てもらえる」と分かった時点で既に、やる気スイッチがONに変わり始めていると思います。

 さて、「小さなことから褒める」と言いますが、例えば⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html(「「安心7支援」の7つの支援方法」内の「子どもの中にある良さを探して褒める」参照)


【ツイート⑤】
 この実態を受けて、改めて我が子に注意を促したとしても、日頃から親子の“心の距離”が遠過ぎる場合、子どもは「余計なお世話」と受け入れないことも…。(SNSに限ったことではなく、親からの注意全般に言えること)
 因みに、“心の距離”が遠過ぎるのは“母性の働き(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)”が不足しているためです。なお、この働きは意識すれば誰でもできます。


【ツイート⑥】

記事「バレーの試合で娘を激励した母が出禁処分、これでいいのか

 この記事では、子どもに対する罵声を禁じる風潮を非難しています。

 私は大人になった今になっても、小学生時代のスポ少でセンターフライを取り損ねた時の「何やってるんだ!」というベンチからの監督の罵声が耳に残っています。それ以来フライへの苦手意識が芽生えてしまいました。

 また、時々子どもを追い越す程の熱意で子どもを指導する親を見かけますが、親の役目は、子どもの自発的な行動を促す“コーチング”であり、「ちゃんとやれ!」等と行動を強要する“ティーチング”ではないと私は思っています。そのコーチングの際に大切になる考え方が、適度な距離をおいて子どもを見守り自立を促す「見守り4支援」です。


【ツイート⑦】

記事「「私はいじめられていた」作文を卒業文集に不掲載 札幌市立小学校の“事なかれ主義”

「きっかけは中休みや昼休みにクラス全員で行われた鬼ごっこ。しかしAさんは『面倒臭い』と思うようになり壁にいた。するとAさんは1回もタッチされなくなった。その後も、教室内で避けられるようになった」「担任はなぜか鬼ごっこの全員参加を求めてきた」との報道。

 子どもによっては「皆と一緒」がどうしても苦痛に感じる子どもがいます。それが“感覚過敏”の特性を持っている子どもです。外部からの刺激に対して過度に感じてしまう特性から、本能的に外部刺激を出来るだけシャットダウンしようとしているために、周囲との交わりが苦手なのです。それに対して「みんな一緒が良い」と思って無理強いをする担任(こういう考えをする先生は多い)が追い討ちをかけるため、次第にクラスから浮き始めます。

 つまりこのいじめ事例は、担任が発端になって起きたものと言えるでしょう。