記事「子どものやる気も成績も上げる人気家庭教師の秘密[やる気を引き出すコーチング]」
(個人経験談)ある学童保育の学習時間を参観。ある男の子が始めの数問が出来ていたので「優秀だ」と呟いたら、俄然やる気を見せてあっという間に宿題をやり終えて帰り支度まで終わらせてしまいました。学童支援者曰く「こんなA君見たことない」。
まだ意欲が減退しない時間帯である“始めの数問”を褒められると、その後の意欲が増すと思います。
もちろん学童に限らず、家庭で子どもが宿題の計算や漢字のドリルをしようとする際も同様です。「始めの3問できたら見せにおいで」と声をかけてから取り組ませると、子どもの方から始めの3問を見せに来ます。それを見て「全部出来てる、すごい!」と褒めてやると、子どものやる気スイッチがONになるのです。因みに「始めの3問できたら見てもらえる」と分かった時点で既に、やる気スイッチがONに変わり始めていると思います。
さて、「小さなことから褒める」と言いますが、例えば⇨ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html(「2. 「安心7支援」の7つの支援方法」内の「⑥子どもの中にある良さを探して褒める」参照)
【ツイート⑥】
記事「バレーの試合で娘を激励した母が出禁処分、これでいいのか」
この記事では、子どもに対する罵声を禁じる風潮を非難しています。
私は大人になった今になっても、小学生時代のスポ少でセンターフライを取り損ねた時の「何やってるんだ!」というベンチからの監督の罵声が耳に残っています。それ以来フライへの苦手意識が芽生えてしまいました。
また、時々子どもを追い越す程の熱意で子どもを指導する親を見かけますが、親の役目は、子どもの自発的な行動を促す“コーチング”であり、「ちゃんとやれ!」等と行動を強要する“ティーチング”ではないと私は思っています。そのコーチングの際に大切になる考え方が、適度な距離をおいて子どもを見守り自立を促す「見守り4支援」です。
【ツイート⑦】
記事「「私はいじめられていた」作文を卒業文集に不掲載 札幌市立小学校の“事なかれ主義”」
「きっかけは中休みや昼休みにクラス全員で行われた鬼ごっこ。しかしAさんは『面倒臭い』と思うようになり壁にいた。するとAさんは1回もタッチされなくなった。その後も、教室内で避けられるようになった」「担任はなぜか鬼ごっこの全員参加を求めてきた」との報道。
子どもによっては「皆と一緒」がどうしても苦痛に感じる子どもがいます。それが“感覚過敏”の特性を持っている子どもです。外部からの刺激に対して過度に感じてしまう特性から、本能的に外部刺激を出来るだけシャットダウンしようとしているために、周囲との交わりが苦手なのです。それに対して「みんな一緒が良い」と思って無理強いをする担任(こういう考えをする先生は多い)が追い討ちをかけるため、次第にクラスから浮き始めます。
つまりこのいじめ事例は、担任が発端になって起きたものと言えるでしょう。