「ユキちゃんは逆に顔が子供っぽいよね」
「そうですか?」
「ちっちゃいしなんか人形みたい」
「バカにしないでください」
「褒めてんだよ。可愛いって」
唇の右だけをあげて
ユウヤさんはとっても優雅に笑った
「は…」
…
…
こんな、さらっと褒められたことは今までない。
いつも私を見る男の人は
下心があって、それを悟られないように言葉を選んでくるのに…
お父さんがお金持ちだから
私に気に入られて結婚したいから
多分他にも理由はあるだろうけど。
くそぅ、年齢か!
年齢の差がこの余裕を生むのか!
いや、でもこの人そんなに歳離れてなかったのに!
「……ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
食器をかたづけようとしたのに
「それは俺がやるから」といって、結局手伝わせてもくれなかった。