伊豆の旅の途中ですが…
週末になると台風や大雨が訪れた9月下旬。
この日はそんな週末とは一変して青空が広がり、 夏のような日差しが降り注ぐ中
恐るべし神奈川県の高校野球 “熱”
13:02、横浜高校の先行でプレイボール。
蝉も鳴き、気温が30℃近くまで上昇する夏のような天候だったが、時より吹き抜ける風はどこか冷たく、まさに秋晴れの下での決勝戦
慶應義塾は、準々決勝で東海大相模に打ち勝つ等して、決勝戦へと進出しており、投手の立ち上がりを攻め2点を先制し、2回の裏にも3安打を浴びせ1点を追加して、横浜を引き離す。
座っていた観客も、慶應義塾の打線に勢いが増すに連れ、立ち上がって応援が目立つ。
チアリーダーはいなくとも、やはりブラバンの演奏は欲しかった
そして慶応といえば 一人の注目選手が三塁を守っています。
元プロ野球選手の清原和博氏の次男勝児内野手。
父親の和博氏が偉大なプロ野球選手だったため、色々とプレッシャーはあるのだろうが、そんなことは微塵も感じさせず、仲間たちとのびのびとプレーをしている姿にとても印象的でした。
一方横浜は、3回に荻原選手の犠飛で1点を返すと、5回には緒方選手の適時打と井上選手の2点二塁打で勝ち越しに成功。
緒方選手は1年生の時に、背番号6を着けレギュラーとして甲子園に出場、今年も甲子園へ出場し、新チームはキャプテンとして、3年連続の甲子園出場を目指す。
横浜打線は続く8回には、峯選手が右越えに2点本塁打を放ち慶應義塾を突き放す。
そうそう横浜といえば球場全体に響く、あの太鼓音が有名ですが…
ハマの爆音応援団とも言われ、異次元の太鼓音ですが、今回は応援団ではなく野球部員だったようで、そこまで爆音は響渡らなかった模様
そしてこの決勝戦で一番の注目選手は、良くも悪くも、やはり横浜の杉山投手だったのではないでしょうか。
先発したエース杉山投手は2回までに3失点と苦しみ、序盤こそ慶応打線に主導権を握られたものの、6回以後はヒット1本に封じ込め、慶應義塾の強力打線に得点を許さず。
さらにバッターとしても、3打数2安打と非凡なセンスで球場を沸かせました。
結果、横浜が6対3で慶應義塾を破り、4年ぶり19回目の優勝を果たしました。
両校は10月22日(土)から始まる秋季関東大会 (埼玉)へ神奈川県代表として出場。
三塁側から一塁側へと移動…
そう言えば今年は、ほぼほぼ毎年、甲子園予選の観戦に訪れていたサーティーフォー保土ヶ谷球場へと訪れていなかったので、秋季大会の決勝戦であるが素晴らしい試合を観戦できて良かった
地方大会の甲子園予選ではない高校野球観戦は、確か、 2019年の群馬県(高崎市城南野球場)での秋季関東大会準々決勝 東海大相模(神奈川) VS 習志野(千葉)以来のこと。
秋季関東大会の準々決勝といえば、その試合に勝ち準決勝へ進出したチームは、選抜甲子園大会の出場はほぼ例外なく確定的になるので、 絶対に負けられない一戦。
この時、習志野高校は月曜日の平日にも関わらず、 チアリーダーとブラバンによる甲子園さながらの大声援🤭
千葉県の野球場ではなく、ましてや甲子園でもない球場で、あの “美爆音” が鳴り響いたのだから、野球場にいなかった人はびっくりしたことでしょう😮😮😮
準優勝チームの慶応義塾の入場…
後々知ったことですが、この日バックネット裏では、清原勝児選手の父和博氏が観戦していたとのこと。
しっかりと好投手杉山投手から1安打を放っていました。
昨年度の秋季関東大会では、東海大相模と向上高校が出場しましたが、惜しくも両チームとも、準決勝に進出することなく負けてしまったため、本年の選抜高校野球に神奈川県から出場チームはありませんでした。
因みに、本年の選抜高校野球の優勝チームは圧倒的強さを誇った大阪桐蔭。
その大阪桐蔭は、夏の甲子園大会で準々決勝で負けてしまいましたが、 その悔しさをバネに結成された新チームは、昨年度以上の強さとの評判で、秋季大阪大会では準々決勝進出が確定。
埼玉県で開催される秋季関東大会へと参加する横浜と慶應義塾のチーム…
神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城に山梨県を加えた優勝、準優勝のチーム(開催県の埼玉県は3位のチームも参加)がトーナメント争い、翌年の選抜甲子園を目指します。
春季大会と秋季大会の違うところは、春季大会は関東大会に東京都のチームも参加するので、いわば、関東のチャンピオンを決める大会。
一方、秋季大会はベスト4に進出すれば、翌年の選抜甲子園の出場は、ほぼほぼ確定的となり、その秋季大会の優勝チームは、近畿や東北大会などの各ブロックで優勝したチームと明治神宮大会に進出し、新チーム結成後のNo.1を決めます。
おしまい