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「切腹ピストルズ参上」上映会、初日報告!

 
 

7月2日は、練り歩きから始まりました。
切腹ピストルズの隊員が8名も駆けつけて下さり、かなり見ごたえのある演奏になりました。めちゃくちゃゴージャスで切腹ピストルズの愛を感じずにはいられませんでした!
本当に感謝です。この日は三澤さんと共に峰さんが締太鼓を叩いていて、指を怪我されて療養していた平太鼓の久坂さん(フライヤーの表の人)が復帰されて平太鼓を叩いていていました!
(太鼓叩けてほんとによかったです)
 
最初は、1区画のはずが、泪橋ホールの多田さんが「もっと行こう!もう一本(先まで)行こう‼️」「みんな、好きだから~」と大興奮で、ちょぴり、延長しました。
近所の方も窓から乗り出して顔をだしてくれたり、道に座っていた方が立ち上がって手拍子をしてくれたりと多田さんのおっしゃる通り切腹ピストルズは泪橋にあう!
 
 夜お仕事等で睡眠をとられていた方など
ご迷惑をおかけしてしまった方にお詫び申し上げます。

 

 
梅﨑陽監督 たのしそう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練り歩きの終着は、泪橋ホール!
(画像が途中から横向きになるのをお許しください)
 
 

 
 
初日は雪駄職人の壽ん三さんの四方山話!
すーさんと隊長が話始めようとしたら「餃子が焼き上がりました~」
「餃子頼んだ人~」と声があがり、なごみました。
泪橋ホールでは、餃子の焼き上がりが最優先という事がしばしばありました(笑)
隊長が
「何時までに終わればいいですか?」
と質問すると泪橋ホールの多田さんが「今日中に終われば大丈夫です!」
と返されていたのがおかしかったです。
壽ん三さんは
雪駄とは?から話はじめて下さり、
「竹皮で編んである。鼻緒がついてる。裏が皮ががってある。かかとに鉦がついている。」 「かかとに鉦がついていないと、草履になる」
 このお話には会場から「え~」「ほ~」と沢山の声があがっていました。
 
「雪駄は、この浅草辺りでできたもの」
との事で昭和三年の泪橋辺りの地図を見せてくれて、
「この道が(泪橋ホールの)この前の道ね」「橋場町に」「玉姫町ね」
「皮の問屋や履物の問屋がびっちりあった。今は靴を作ってる、下請けとか
玉姫神社とかも祭りは靴祭りなの。ほいで、ここで上映が出来て俺は嬉しいです
「何でここの辺りが履物屋で栄えたかというと、吉原に行くのに、みんなここで履物をあつらえて新しいのして吉原に遊びに行く。よく足元を見るというけど、
いい履物をはいてきた人は下足番にいい部屋へ案内される。
いい部屋に案内された方が俺って遊び人だぜってなる。
だから吉原へ行く前に気合をいれていく。」
 
これには、みんな「あ~」「なるほど~」と感嘆していました。
 
「ここって日光街道の一番最初の宿なの始まりなの」
って事で更に泪橋ホールで上映できた事の縁を感じずにはいられませんでした。
 
隊長との対談の中で
雪駄は伝統工芸品にならないのは?
雪駄は雪を踏む音から来ているのではという説がある。
縫った雪駄でないと、キュキュ音はしない。
 
 
「もう、ねーのね!いいたいことは?」
と隊長に訊かれるたびに
「あー、あと・・・」と話し出す壽ん三さん(笑)
 
雪駄チャラチャラ   チャラチャラしてるの語源
雪駄が履物の中で王様 だから未だに名前が残ってる
つぼさがりのお話
なぜかかとが出るとかっこいいのか
等々会場からの質問にも沢山答えてくださり、1時間越えの
濃密な時間でした。
 
雪駄って履物のひとつなんだけど、
すごく奥が深くって、1時間では全然足りなかったように思います。
お付き合いいただいた皆様もありがとうございました。
 
雪駄を語る時によく出てきた言葉:お洒落、チャラチャラ、格好つけ、見栄、遊び人、
 
壽ん三さんはベタ鉦、鼻緒、も一から作っています!ご注文は↓
長野から駆けつけてくれた太一さん、栃木組の隊長、亮二さん、泰三さん、壽ん三さん
暑い中、外での販売ありがとうございました。
太一さんが沢山作ってくれた泪橋ホール限定西洋肌着 即完でした。
会場内が満員御礼でパンパン過ぎて店先で寛ぐ峰さん達
 
 
写真提供:大津勘吉
写真の無断転載禁止でお願いします。
 

切腹ピストルズがレコ―ディングした玉姫神社

 

 

 

「音源はいつ出るんですか~」という質問は隊長に煙に巻かれた感じになって、でもその話術が「さすが!隊長!」と天晴れすぎて、みんなの笑いの渦が沸き起こり拍手が起きました(笑)

 

「デラシネのコレ君が録音してくれ、目の前にいるような音になっている。」

との事なのでいつか聴ける日を楽しみにしています。

 

 

「切腹ピストルズ参上」次回上映は

 

8月9日(水) 八ヶ岳自然文化園 星空映画祭

 

9月15日(金)19時~ 宮城県フォーラム仙台

9月17日(日)16時~ 福島県 ファーラム福島

フォーラム仙台、福島は8月中旬より各劇場ウェブにて予約開始予定 二千円

 

9月16日(土)青森 Robbin’s Nest

 

 

つづく

 多田裕美子さん紹介(泪橋ホール)


泪橋ホールの店主
多田裕美子さんは、もともとカメラマンで
山谷の人々を撮影した「山谷ヤマの男」の
著者です。

この本、
多田さんが、なぜ、山谷の人々を撮ろうとしたか、撮ろうと決意してからの突撃の仕方等とても読みやすく、一気に読みました。

この本を読むと多田さんの人柄が少し感じられるのですが、「切腹ピストルズ参上」を観に来られた方々が、「居心地がいい」と沢山言ってくださるのは、
多田さんの発する人間力、ヒューマンパワーによる所が大きいと思います。

梅﨑陽監督の映画「切腹ピストルズ参上」をHOTBEERCOWBOYさんと企画する時「東京で上映したいね」「連日上映したいね」「場所にも切腹がやる意味合いを感じられる所がいいね」と話していました。

でも、こんな望みが叶う場所はなかなかなく、3ヶ月位探して一旦白紙に。

「やっぱり東京だと難しいかね」

と諦めかけた時に泪橋ホールに多田さんに出逢いました。

とりあえず、場所を観に行こうと
餃子を食べに食べにいった時に
多田さんとお話をして、
私が感じていた
切腹ピストルズのもつ、他を排除しない、
全てのものを肯定するエネルギーと
泪橋ホールのもつ、
全ての人に手をさしのべる、開かれたエナジーの重なる部分が確信になって、
こちらで上映をしたい旨を話しました。

雑多な感じか何とも言えずとてもいいのです!

企画書も持たず
ただただ、自分の拙い思いを伝える
私に「企画者なんていらないわよ、今、ここで話してもう、わかったから」
とおっしゃってくれました。

それからというもの、
打ち合わせにいく度にその場にいるお客さんにスクリーンで切腹ピストルズのニューヨークの映像を見せて、いかに凄いかを語ってくれています。

多田さんのパワフルなエネルギーを感じられる泪橋ホールは、かなりのパワースポットです(笑)


本当に東京での5DAYS 上映の願いを叶えて下さった多田さんに感謝です!

↑この棚に沢山の魅力的な本あります。
発売中

梅﨑陽監督紹介

 

梅﨑陽監督を初めて見た時、

カメラのレンズに意識を集中させ被写体を追いながらステージに上がり、そしてステージ上で何の躊躇もなく、思いの向く対象に迫り続ける没頭具合とあまりの自然さに

この人は新隊員なのだろうか?と思った。

野良着を着ているわけでもないのに、切腹ピストルズと監督の空気感が似ていたというより、両者の境界線が見当たらなかったからかもしれない。

 

ステージに上がって撮影する事の賛否よりも、

被写体を追っていたら必然的にそうなったと言う事が、ものすごく自然でなじんでいた。

 

もともと切腹ピストルズは演奏をすることだけを目的とした集団ではないので、

平太鼓、篠笛と同じ並びで大工という担当もある。なので記録があっても不思議ではないし、それぐらい同じ熱量で撮影をされていた。

 

 

 

梅﨑陽監督の過去の作品は、

エベレスト無酸素・単独登山に挑戦し続けた栗城史多さんのドキュメンタリー、

石橋凌さんとタクラマカン砂漠を縦断する「幻の大河漂流」

農民ロッカー和気 優さん(ex JACK KNIFE)のドキュメンタリー等

長きにわたりシリーズとして追っている作品が多い。

 

監督のドキュメンタリーは、

事実を記録するというより、生きるを浮き彫りにする(生き方、どのように生きるか)

って意味が強く、そこに迫っているんだなと感じる。

 

切腹ピストルズは、演奏もそうだけど、在り方を提唱している様な所もあるから、

そこをどう、梅崎監督が迫って浮き彫りにしていくのかが楽しみでならない。

 

切腹ピストルズの気迫に負けず、対象に迫れるのは同等の熱量を持ち合わせている

梅崎陽監督だからこそなのだろう。

私が初めて見た時、隊員なのかな?と思った直感は、「切腹ピストルズ参上」を見るたびに確信へとなりつつある。

 

 

そしてこの映像の中で栗城さんとやり取りする梅﨑監督の冷静さと栗城さんへの愛情が胸を打つのでよかったらみてください。

 

 

全然まとまらない文章ですが・・・今、私が感じる梅﨑陽監督の断片です。

 

 

 

7月4日(火)15時~同監督「サムライ盆栽師 平尾成志」 席に余裕あります

         ※平尾成志さんの世界各国盆栽修行の密着ドキュメンタリー映画

           瀬戸内国際芸術祭2016の切腹ピストルズとの映像があります。

        

        19時~「切腹ピストルズ参上」   席に余裕あります   

 

       ☆入れ替え制、7月4日は梅﨑陽監督が会場に参上します☆

        撮影秘話など聞けたらと思っています!

 

7月7日(金)15時~「切腹ピストルズ参上」   席に余裕あります 

 

料金は1000円+1ドリンクオーダー