一時間のうち、前半は子ども、少年少女のダンス・パフォーマンスでした。司会のお二人の話を聞いていても、このイヴェントがダンスが好きな子どもを支援するものであることはわかりました。素人のこどもだけなら、パフォーマンスに商業的価値はなく、ただのスクール内の発表会に終わってしまいます。そこで、なるべくプロと同じように華やかで緊張感のあるステージでこどもにパフォーマンスを披露させてダンスを続けることを奨励したいなら、チケットを買ってもらえるようなプロを呼ばなくてはなりません。そこで、後半はアスタラビスタ、南野陽子が出演したのでしょう。もちろん、私たち南野陽子のファンだけがこどもを養ってやっているのではなく、保護者のかたがたもいっしょうけんめいチケットを買っているのでしょう。
司会者お二人との歌の前のトークによると、司会のおひとりが南野さんが舞浜アンフィシアターで開催した30周年記念のコンサートの演出を務めたそうで、そのご縁で南野さんにオファーをしたら、二つ返事で了解してくれたそうです。(舞浜のあのコンサートのとき、ワイヤー演出を採り入れましたが、数年後、同会場のワイヤー装置を点検中、落下事故が起きて舞台監督が死亡する事件が起きました。南野さんのときも危険がなかったわけではなく、思い返して冷や冷やしました。以下が事故のニュースです。)
大トリ南野陽子のセット・リスト
MC カンボジアと出会って三十数年経ちましたが、国境を越えた友好のために書いた曲です。聴いてください。
1.明日への虹
MC 最後の歌詞はカンボジアのことばにしました。そうすることによってまちがえても、みなさんに伝わらないので、安心して歌うことができました。これからもカンボジアとの友好に尽くしていきたいので、よろしくお願いします。続いて、最後の曲「吐息でネット」。
2.吐息でネット(「吐息でネット」のところをみんなで合唱。)
以上、演奏はカラオケ。衣装は明らかに「吐息でネット」を歌うとわかる赤系、花柄のドレスでした。
それでは、また。