4月13日ビルボードライブ東京「黒猫同盟 TOUR 2024めざせ!モンマルトル」 | 不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理な経験について記します。その逆も書こうかな。
「アイドル最高評議会」とは「ジェダイ最高評議会」のパロディ。
記事を投稿するにあたっては時間をかけて推敲しています。しかし、まちがったこと、書き忘れたことをあとから思い出して加筆修正しています。

こんばんは。
 
4月13日、ビルボードライブ東京(Billboard Live TOKYO)で行われた「黒猫同盟 TOUR 2024めざせ!モンマルトル」東京公演の2ndステージに行ってきました。
 
黒猫同盟とは、おたがいに黒猫を飼っている上田ケンジと小泉今日子とが2021年に結成したフレンチ・ポップ・ユニットのことです。現在のところ、アルバムに関しては『Un chat noir』、『ムーランルージュの黒猫』の二枚をリリースしています。akkin(Guitar)、奥野真哉(Keyboard)、小関純匡(Drums)にバッキングについてもらい、今回のツアーを行いました。 
 
先着予約に成功したので、最前の席の一つで見てきました。ステージ上にセット・リストは置いていませんでした。
 

 
 

 
 

 
頼んだのは、「辛みとうま味のひき肉と野菜」のピッツァとグレープフルーツ・ジュースでした。
 

 
さて、
 
セット・リストは、
 
1.UNDEUX (イントロにおそらくご当地用に歌詞「ここはおしゃれな六本木 ミッドタウンのビルボード」などを入れ替える短い曲「黒猫同盟のテーマ」?を加えたlive version)
 
MC みなさんはもうアルコールいただいてる?ノリがいいですね。わたしたちも飲みたいなあ。このユニットはポッドキャストの番組『ホントのコイズミさん』のために生まれたのですが、猫の目線で世の中を見ています。二枚目のアルバムを出したので、そのなかの曲を歌ってみます。
 
2.ネコロノーム
3.ウンザリーネ
 
 
4.HOME TOWN
 
 
MC  観客がグッズを身に着けてくれている。ありがとう。Tシャツは一枚一枚上田さんの手作り。最近、梅を漬ける、いい梅を買って食するのが趣味。このあと八日で十本ライヴをしなくてはならない。
 
5.チーズの船
 
6.チーズの湖畔(イントロが追加されたと言うべきか、あるいは5とのあいだに鳥の鳴き声が入ると言うべきか、studio takeよりも長いlive version)
MC チーズをめぐってネズミとケンカをするけれど、仲直りをする連作でした。コロナ禍で結成、配信、ツアー、そしてツアーができてしあわせ。ここは、六本木。(ここまでMCは黒猫同盟の二名で進めてきましたが、六本木について五人が語っていきました。マーチャンダイジング(グッズ販売)の宣伝。)では、アルバムのタイトル曲(=「ムーランルージュの黒猫」)を「やったるか!」
 
7.ムーランルージュの黒猫
8.星降る夜に傘の下で (最初のピアノ演奏がstudio takeよりも長く、異なるlive version)
 
バンドメンバー紹介 Earth, Wind & Fireの"Let's Groove"などを演奏。
 
9.巴里のおてんば娘
(ごく短い)MC
 
10.プロヴァンスで夜更かし
 
MC 着替えないし、時間がもったいないので、退場せずにアンコールしてもいいよね
 
En 1.東の島にネコがいた Vol.3
En 2.DING DONG DASH
エンディングでは撮影許可が下りました。以下がそれを収めた映像です。

 

 

 私の経験をもとに類推すると、ビルボードは一回のステージの公演時間が80分に決められているはずです。とすると、ビルボードライブ東京公演では、セット・リストが削られたのかもしれません。ほかでの公演を見ていないので、私にはわかりません。


・感想~CD、スタジオ録音ではフレンチ・ポップであるのに対して、ライヴ・パフォーマンスではオルタナティヴ・ロック

 

CDを聴いていると、歌詞から言っても、黒猫同盟の音楽はアンビエントやヒーリングをも指向した日本のフレンチ・ポップだと言えます。しかし、今回ライヴでの演奏を聴くと、とても力強くて、編曲がオルタナティヴ・ロックでした。読書のお供に聴くようなスタジオ録音をライヴで再現しようとすることは非現実的であるととらえて、ライヴでは観客に向けて力強い編曲で、生演奏をする。「7.ムーランルージュの黒猫」はスタジオ・テイクでもすでにオルタナティヴ・ロックでしたが、演奏に負けないように「En 1.東の島にネコがいた Vol.3」、「En 2.DING DONG DASH」で自分のなかの計測器の針が振り切れる地点まで声を張り上げていこうとする小泉今日子の歌唱が鮮烈に印象に残りました。

 

4月からはTBSラジオで『サステバ』もYouTubeで『東京VintAge Girls』も始まりましたが、小泉さんは無休で働き続けていたそうで、このあと、5月はしばらく休むのでしょう。そのあとの活動も楽しみですね。

 

 

 

 

 

それでは、また。