11月25日『武藤十夢 29th Birthday Party』で起きた景品表示法違反の怖れ | 不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理な経験について記します。その逆も書こうかな。
「アイドル最高評議会」とは「ジェダイ最高評議会」のパロディ。
記事を投稿するにあたっては時間をかけて推敲しています。しかし、まちがったこと、書き忘れたことをあとから思い出して加筆修正しています。

こんにちは。

 

今回は、このブログを開設した本来の目的である、不正を告発するという原点に立ち返って、記事を書きます。

 

2023年11月25日に行われた『武藤十夢 29th Birthday Party』の第一回、昼の部でとても重大な違反が起きました。

それは、主催者が商品の条件、内容のひとつとして「三列目以内保証」と書いているプレミアチケットを実際には四列目ーー1列につき19席設けられていたーーまで売ってしまったことです。いわゆる景品表示法違反が疑われる事件です。

「武藤十夢公式ファンクラブ」運営会社ANYLANDはこの件を公式には隠して謝罪しないまま、処理しようとし、実はそのことが原因となってオンライントーク会のチケット販売で会員のみなさまに混乱を生じています。そのため、私がこの記事を書いてほかの会員のみなさまに真実をお伝えすることにしました。この記事が女性アイドル業界内の不祥事の例を書き残した記事としてながらく存在すればいいと思います。

 

 

まず、この件については、もしプレイガイドのTicket Villageの過失に端を発していたとしても、そして事務所の生島企画室が本気で止めようと思えば止められるたとしても、しかし、武藤十夢や所属事務所ではなく、ファンクラブ運営会社のANYLANDに全責任があります。

 

運営会社が公式にこの事件を発表していないのに、なぜ私が知っているのか。私は一回目で三列目に座っていたので、スタッフらしき男性が私のひとつ後ろの四列目に座る対象者に開演前にひそかに謝罪しているのを見たし、聞いたからです。プレミアム・チケットの枚数を増やすに当たって、事務所からの合意は取りつけたそうです。おそらく前方に座っている観客が知り合いを介してこの件を知って憤慨しているのも見ました。

 

ほんとにバカですね。ただですら、三列目を保証してもらっても、三列目の一番端っこなら、角度、距離を考えると、四列目の中央よりも悪い席だと言えます。そうすると、良心的に販売するなら、一列目から三列目までの端っこをプレミアム・チケットのゾーンから切り捨てて、「三列目以内中央ブロック保証」にすべきなんです。でも、「三列目以内保証」とした時点で、購入者に対して少しあこぎになっても、販売者は自分たちに有利なようにルールを設定している。それでもさらに自分たちに甘くして、まちがいを犯すなんて、あきれ返ります。

 

私の知るかぎり、夜の公演では、プレミアムチケットの濫発販売はなかったと思いますが、しかし、昼の公演だけまちがってしまうのも変なので、夜の公演でもあったのかもしれません。

 

以下に書くそのあとの展開は、秘密主義を採る運営は隠したままなので、完全には把握できませんが、しかし、もろもろの状況から合理的に判断した私の推測にもとづくものです。

まず、おそらくANYLANDはなるべく早く景品表示法違反の罪を逃れる対策を打とうと考えました。すなわち、おそらく、四列と三列以内保証との違いを補償するために、武藤十夢オンライントーク会を2023年12月24日に開催することを決めました。オンライントーク会の申し込みページでは、コインではなく、コード入力式のチケットで申し込める「イベントお詫び」枠が通常枠とともに表示されていました。これまでにアプリ側の不具合で消化できなかったオンライントーク会のスケジュールがあるなんて聞いたことがありません。もしオンライントーク会でのこの「イベントお詫び」がバースデイ・パーティのプレミアム・チケット販売での景品表示法違反、不当表示とは関係がないのなら、武藤十夢オフィシャルファンクラブのスタッフはこれ以外にも補償が必要で「お詫び」しなくてはならないことを何件もヤラカシていることになります。ですから、過去のオンライントーク会のお詫びをする必要はなく、この「イベントお詫び」枠はバースデーイヴェントでのプレミアチケット過剰販売の件を指しているとしか考えられません。この件について、オンライントーク会のチケット販売前に、できるかぎり景品表示法違反を隠ぺいしたいANYLANDによる説明は一切ありませんでした。

しかし、ANYLANDはせこい会社なんでしょうね、一般参加者用のトーク会、通常枠と「イベントお詫び」トーク会とを同時開催しました。その結果、通常枠のスケジュールがお詫び枠のスケジュールに大きく奪われてしまい、先着販売開始後、数分で通常枠が売り切れてしまい、まったく通常枠を買えない人が多数現れました。コード入力式のチケットで申し込める「イベントお詫び」枠を購入しようとしても対象者ではないのでできず、混乱したまま、売り切れを迎えた会員がいることはアプリ内のチャットで私も知りました。

しかも、さらにANYLANDはボケをかましていて、これまでオンライントーク会では一人最大二枠までしか買えなかったのに、このときは一人最大三枠まで購入できるように設定しました。ANYLANDが手間をかけずにあり合わせの資源を使って「イベントお詫び」を拙劣なかたちで行ったがために、別のお客さんたちにまた新たに迷惑がかかったのです。

「あるお客さんたちに迷惑をかけたから」という理由で実行した補償でさらに別のお客さんたちに迷惑をかける。あなたたちはバカなの?もうめちゃくちゃ。

「イベントお詫び」ということばの意味が何が何やらわからないうちに12月24日のオンライントーク会のチケットが売り切れて買えなかった武藤十夢公式ファンクラブの会員は、私がうえに書いた顛末を初めて知ったかたがほとんどではないでしょうか。

対象者に個別に連絡して補償を行うだけだったとしても、この件が起きるまでは、ANYLANDがやっていることは不祥事の隠ぺいには相当しないと思います。しかし、「あるお客さんたちに迷惑をかけたから」という理由で実行した補償でさらに別のお客さんたちに迷惑をかけるというバカをやらかした以上、ANYLANDには、新たにかけた迷惑(景品表示法違反に関係のない会員が補償枠のせいでオンライントーク会のチケットを入手するのがいつもにもまして困難になったこと)に関して、最初にかけた迷惑(景品表示法違反をやらかしたこと)にさかのぼって、ファンクラブ会員全員に詳しく説明する責任が生じた、と言えるでしょう。しかし、ANYLANDはそれをせずに逃げています。法律違反の迷惑と法律違反には問えない迷惑とを分けて、会員に後者の迷惑をかけたぐらいなら、堂々と居直って知らんぷりで通すつもりなのでしょう。

 

今日に至るまでANYLAND、「武藤十夢公式ファンクラブ」はこの件については公式には釈明していません。不祥事を隠ぺいする体質が明らかなので、「武藤十夢公式ファンクラブ」そのほかAKB48の卒業メンバー、現役メンバーの公式ファンクラブを運営する会社「ANYLAND」を信用してはいけません。入会するかどうか、迷っているのなら、やめましょう。

ANYLANDがファンクラブの運営を開始したのは、一年前、千葉恵里オフィシャルファンクラブでです。そのため、まだまだ実績不足でファンクラブ運営会社の体を成していないところがあります。"入って一年程度の研究生"です。

一年会員申し込みの特典のリアル会員証の送付も遅かったです。そして、これまでのオンライン・トーク会での説明不足はいくつもありました。先日柏木由紀のファンクラブを開設したことにも表れているように、ANYLANDはミスが起きない運営体制を確立するよりも、ファンクラブの数を増やしたがっていることは明らかです。数えたところ、48グループ(AKB48、STU23)関連だけで23もファンクラブを抱えています。

ファンクラブをもつほど華もファンの数もない芸能人なのに、ANYLANDがファンクラブの数を多くして、薄利多売でやっていけば、利益は出ます、という考えかたでやっているのでしょう。でも、おそらく一人の社員が微妙に内容が異なるファンクラブをいくつも抱えているなかでは、それぞれのファンに対して適切にサーヴィスを提供できていないのが現状であり、それは将来も変わらないのではないでしょうか。

ANYLANDはアイドル業界のやりかたを踏襲して、法律に違反しそうになっても、できるだけそれを認めないし、法律に違反した場合しか、ほかの会員にはその違反を隠蔽しつつ、謝罪、補償しないでしょう。

 

加えて、四列目をプレミアムチケットとして売ってしまったことに対する補償として、いくら本人稼働の接触であるとはいえ、三千円出せば権利を買えるオンライントーク会のチケットという既製品を充てるのは、補償として誠実もしくは適切なのでしょうか。たとえば、たった写真一枚でも、グッズの生写真用に撮られたけれど、ボツになった非売品の写真を贈るなどの方法は考えられなかったのでしょうか。まちがいを犯しておきながら、どこまでも自分たちに都合がよく、最小限の努力で済むリカヴァリーしか行いません。オンライントーク会を補償にも活用しようとしたその結果、不当表示の件を知らない会員たちの券売に混乱を生じてしまいました。

ANYLANDが不祥事に対して隠蔽主義を採るので、最低19人はいるらしい不当表示の対象者と補償について交渉して、はたして全員と和解が成立したのかどうかについても不明です。ポーンと、オンライントーク会への参加権だけを対象者に投げ出して「これしか出せん。受け取れよ」という、対象者にとっては屈辱的で高圧的な態度で一方的に補償しようとしたのかもしれません。被害者は不服ならば、遠慮なく消費者生活センターに訴え出てもいいでしょう。

 

このあと、谷口めぐのファンクラブ・イヴェントが行われましたが、しかし、ANYLANDは価格、おまけなどの価値は武藤十夢のイヴェントからほとんど変えずに「前方三列目保証」だけを「前方保証」に書き換えるというたいへん自分たちに甘い変更、反省で済ませました。こういうふうにあいまいに表現すれば、会場の真ん中よりも前方の列であれば、何列目をプレミアム・チケットとして売っても、景品表示法違反には問われないでしょう。「9列目なのに前方っておかしい?合計20列なので、前方と後方とに二分すれば、前方です」、と。次からはこれまでの規則を厳守するのではなく、ほとんど違反することがありえないよえに規則を緩くすることによって、再発防止策を自分たちに甘くするものにしかしないことにあきれ返ります。

 

ちなみに、アイドル業界では、お正月に「おぎゆかアイドルフェスティバル」で二列目も最前列として売ってしまう事件も発生したようです。客の猛抗議の末にこちらは運営「JAPAN IDOL SUPER LIVE」が公式に過失を認めて、対象者に個別に連絡しているようです。Xの「JAPAN IDOL SUPER LIVE」(@JAPANIDOLSUPER)のアカウントなどを調べてみてください。

https://x.com/JAPANIDOLSUPER/status/1744399687527129574?s=20

 

内容などに創意工夫をせずに「~列目以内保証、確定」といろんな口実を設けてこれまで無料だった領域を有料化しようとしたり、料金を上乗せしようとしたりするだけで稼ごうとするが、しかし、不祥事が生じてもファンには知らさずに隠ぺいするアイドルの卑しい運営。近くで女性アイドルを見て接触するしか楽しみがない多数の中高年男性ドルヲタ。そして結局自分の利害のことしか考えずに他人が被害を被っても無関心の態度を貫いて事務所や運営会社に抗議しないその他大勢のおたく。この三つが存在するかぎり、運営がプレミアムチケットへの多数の応募に欲をかいてただただお金ほしさにプレミアムチケットを最初の設定枚数、設定枠を超えて乱発しすぎて起きるこういう事件は絶えることはないですが、あまり被害者以外に知られることはないでしょう。仮に被害の存在を知っても、そして何度プレミアムチケット内のクソ席が来ても、人間はおろかですから、自分は被害に遭わずに(次はは)いい席が当たると信じてギャンブルを続ける中高年男性ドルヲタの数が減ることはなく、すぐにプレミアムチケットの定員が埋まって抽選になるでしょう。

 

今回の件でも、私よりも事情に詳しい対象者がいるはずなのに、ファンクラブサイト内で卑怯な運営に代わって事情を説明することなく、だんまりを決め込んでいます。なぜ「プレミアムチケットとして四列目を売られたことは腹立たしい。補償は何らかのかたちで受けたい。しかし、ほかの会員に迷惑がかかるこういうかたちでの補償はしないでほしかった」とほかの会員のために言わないのでしょうか。

 

ただし、「JAPAN IDOL SUPER LIVE」が自らの失策を公の場で認めたのと比較して、「ANYLAND」が被害者だけに謝って補償すればいいでしょうという態度でいながら、拙劣な後始末でさらに新たな被害を生んだ、というほかの会員も知っておきたい情報を隠蔽していることは非難されるべきです。

 

この記事では、ANYLANDが犯した不当表示、隠蔽、度重なる失敗について書きました。しかし、それだけではありません。

この『武藤十夢 29th Birthday Party』では、多くの人は気づかないか、気づいて違和感を覚えても受け流したでしょうが、誰よりも武藤十夢自身が犯した、小さいように見えても、大きな過失もありました。そもそも、アイドルの運営なんて、かわいいアイドルを人質にとって、ファンからぼったくることを厭わず、ほかの世界でなら、常識的な価格設定を守って仕事ができないような卑しい人間が務めるものですから、今回のような不当表示は日常茶飯事でしょう。しかし、アイドル自身が、たとえ一部のファンであれ、ファンの権利を侵害してしまうことはまれであり、あってはならないことです。この件については武藤十夢オフィシャルファンクラブカスタマーサポートに何通ものメールを送って抗議しましたが、サポートからは何の謝罪も何の再発防止の確約もありません。これも企業やアイドルの姿勢をユーザー、消費者に告発、周知するものとして公益性を有する情報なので、記事を改めて書きます。