= LOVE齊藤なぎさ"卒業"についての疑問 | 不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

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記事を投稿するにあたっては時間をかけて推敲しています。しかし、まちがったこと、書き忘れたことをあとから思い出して加筆修正しています。

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 先日、=LOVE齊藤なぎさの卒業が発表されましたね。

イコラブのことをよく知らない私が率直に思ったことは、はたしてイコラブは(個人優先で夢に向かって)卒業してもいいグループなのか、でした。

 

 

ある視点から見ると、世の中には、二種類のグループがありますよね。

 

まず、PerfumeやももいろクローバーZや東京女子流のように、辞めたいと言われたら、止められませんが、芸能活動を続ける以上は、原則、解散するまで、終身、メンバーでい続けるべきであるとみなされているグループ。そういうグループの場合、(たとえば有安杏果が)"卒業"という円満な表現を用いても、現実には、(ファンは"もうここまで来たら多少の不満はあっても解散までメンバー同士添い遂げればよかったんじゃないの"と思う)脱退ですよね。

 

もうひとつは、ハロー!プロジェクト、48グループ、坂道シリーズのように加入と卒業を繰り返していくグループ。

 

しかし、=LOVEは進度についていけずに脱落したり、活動内容に不満を覚えて脱退したりする以外の理由で辞めてもいいグループだったのでしょうか。別に48グループや坂道シリーズをまねしなくてもいいんですよ。というか、卒業と脱退を繰り返せば、48グループや坂道シリーズのコピーキャットに見られますよ。

 

(不人気メンと言われていた佐竹のん乃が芸能生活に見切りをつけて卒業したのと違って、)グループ内で十分厚遇されているであろうーーだってエースにぬけられたらブレイクするチャンスが遠のくからーーセンター、エースがグループがブレイクするまえに自分がブレイクするために辞める例はあまり見たことがありません。グループがブレイクしたあとに卒業したかつての後藤真希、安倍なつみ、前田敦子、大島優子、白石麻衣と違って、ブレイクするまえにグループの人気ナンバーワンが辞めるのは無責任なように思います。

齊藤さんは「演技の仕事」がしたいそうです。だからって劇団や演劇学校に通っても、俳優事務所に移籍しても、むだですよ。前田敦子、大島優子、白石麻衣、西野七瀬はアイドルとして知名度を上げまくってから、俳優に転職したおかげで、ふつうに俳優をしていたらありつけない大きな仕事、役柄をどれだけもらえたことか。今だって、坂道シリーズを卒業した有名人たちがまじめに演技一筋でやってきた俳優から役柄を奪い取っているように思います。芸能界は弱肉強食。その強さの一つが知名度。卒業して俳優業を始めてからタレントパワーが大きく上がったアイドルって川栄李奈ぐらいです。みんなアイドル時代に築いた知名度=財産を元手にして俳優として生きています。

 

ファンは=LOVE、齊藤なぎさ、指原莉乃のことを信頼し続けられるのでしょうか。ファンがかわいそうです。

 

卒業の時期についてはまだ触れていないようです。もしイコラブの紅白歌合戦出場が内定していて、紅白出演がイコラブを応援してきてくれたファンに達成感をもたらし、"なーたん、イコラブを紅白まで引っ張ってきてくれてありがとう"という感謝の気持ちを引き起こす最後の花道として用意されているのでないとしたら、ファンが離れて、齊藤なぎさとイコラブの共倒れを招く痛恨のプロデュース失敗ですね。

逆に、紅白に出られない情勢が固まったとします。今年もスタッフ、プロデューサーが紅白歌合戦出場を実現してあげられなかったから、グループの将来性(のなさ)と齊藤なぎさのこれまでの貢献度も考えて、齊藤なぎさを解放してやる、という考えかたもあるでしょう。が、やっぱり大将ーーいや、大将は指原莉乃だから、と反論されるかもしれませんーーは逃げずに最後まで戦わなきゃいけないと思うのですが、それは私が古い責任感を求めすぎなのかな。