『僕は明日、昨日の君とデートする』
本当はとても泣ける作品なんです。
ただ、この作品は原作を知っているからなかなか感情移入できなくて…
本当に原作は大好きでありきたりなストーリーなのかもしれないけど、映像では表現しきれない伏線探し。
福士蒼汰くんは好きなんだけど、違うんだよなあ…と思ってしまって、映画が上映されてる時見に行きたかったけど、なんだか見に行かなくても良かったかなって思いました。
ただ、映画には映画の良さもあります。
私が偶々原作派だっただけで、back numberのエンディング曲もしっくり来ていました。
そして、原作の小説を読むと、原作だけではあまりに悲し過ぎるので、合わせて別の方が続編を描いていまして、それを読むとこの物語の本来の結末を見た気がして納得いきます。
原作だけだと、本当に数日恋をする為に出逢った、切なすぎて涙が止まらなくなってしまうのです。
この物語は、パラレルワールドがない前提の物語なので全て未来で本人に聞いた情報を元になぞられるようにエミが過去を（エミにとっての未来）表現しています。
そこの頭の中での整理が上手くいかなくて映画だと混乱してしまうんです。
ただ、タカトシとしての『始めて』は
エミにとっての『最後』
そこだけを押さえれば、本来は泣ける映画です。
こんな感想でごめんなさい。
是非、映画にしっくり来なかった方は原作の小説と、合わせてネットで公開されている別の作者が描いた続編を呼んでください。
2人の数奇な人生がようやく交わる時が、ちゃんと来るんです。
私のなかでは、その続編が本当のエンディングだと思っています。
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