まだやってる…… | 偕楽園血圧日記

まだやってる……

 気温はあまり高くないのだがものすごい湿度。
 すぐに汗だくになるが、まったく乾かないので辟易している。
 夜になって雨も降ってきた。
 西の方ではものすごい雨で、土砂崩れも起きているようで。
 皆さんお気を付けて。命が一番です。


「災害」といえば、ヤフージャパンのニュースで、

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 いまだに断水、牧草地の地割れ、余り続けるミルクも… 能登半島地震から半年の酪農界 廃業を決めた牧場も


(写真、withnewsより。能登半島地震から半年。酪農界も甚大な被害を受けましたが、珠洲市の松田牧場ではいまだに断水が続いているといいます=木村充慶撮影)

 能登半島地震から半年が経ちましたが、復興はまだまだ進んでいません。甚大な被害を受けた能登の牧場を訪れると、水道が使えなかったり被害を受けた建物がそのままだったり……。いまだに搾ったミルクの一部を泣く泣く廃棄しているという牧場も。被災地の酪農界には厳しい現状があります。(木村充慶)
(後略)
 withnews 7/13(土) 7:03

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「いまだに」こんな見出しの記事を配信している会社があった。

「おかしいな。石川の断水は山中の一軒家のようなところを除いて解消しているとニュースにあったが」と思いながら読み進めていくと、

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被災して「廃業」を決断した牧場も
能登半島地震から半年を前に、6月下旬、能登半島地震の被災エリアを訪ねました。

火事で延焼した輪島市の朝市通りは今も瓦礫が山のように積もった状態です。

現地の支援団体の人たちに聞くと「能登は復興どころか建物の復旧も進んでいない。1月1日のままだ」と指摘していました。

私は被災直後から珠洲市・能登町・穴水町にある牧場を訪れていました。

震災前、奥能登(七尾、志賀、穴水、能登、珠洲)には牧場が16戸が運営していましたが、今回の地震の影響で新たに2戸が廃業を決断したといいます。

全国的に酪農は高齢化が問題となっていますが、能登には若い酪農家がたくさんいました。しかし、今回の災害を受けて若い酪農家も廃業を考えているようです。

ここ数年、酪農業界はウクライナ危機や円安の影響で、牛のエサである穀物や燃料が高騰し、多くの牧場で赤字経営が続いていました。

そのような状況で被災し、かつ今後も地震が起きるかもしれないといわれるなか、牧場を続けられないと判断するのもよく理解できます。

しかし、この地から若い酪農家がいなくなってしまうのは残念でなりません。

能登町・西出牧場 建物は被災のまま、地割れも
能登町にある西出牧場は、被災直後は断水したり、井戸水のポンプが使えなくなったりして甚大な被害が出ました。

牛の飲み水や、牛舎や搾乳機器の洗浄用に大量の水が必要なため、一部は近くの川に取りに行きましたが、洗浄用の真水が確保できませんでした。

水道は4月中旬ごろに通水しましたが、建物の復旧はまだまだです。

 上記記事より (行明けは配信記事のまま)

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 と、冒頭に出てくる牧場は断水が解消されているとある。

 この記事はヤフージャパンでよく見かける「同一URL内に複数のページ」があるもので、アクセスが減るだろう2ページ目以降を見てみると、

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珠洲市・松田牧場 水道は今も断水のまま
今回の地震で特に大きな被害があった珠洲の「松田牧場」では、被災直後もミルクをしぼり続けていました。

牛はミルクを出し続けなければ乳房炎という病気になってしまうからです。

しかし、牛乳を集める集乳車が引き取りに来られず、松田徹郎さんはやむを得ずすべてのミルクを捨てていた悔しさを語ります。

「牛たちにエサを与え、ミルクを一生懸命しぼっているのに捨てなければいけませんでした。なんのためにやっているのかわからなくなりました」

【珠洲市の被害】断水・生乳の破棄…「乳牛は諦める」能登半島地震、牧場主の重い決断

集乳車は1ヶ月後には来てもらえるようになりましたが、水道は現在も断水したままです。

そのため、被災後に急遽購入したトラックで何度も湧き水を汲みに行き、牛の飲み水として毎日6トン以上の水を確保している状態です。

ただでさえ大変な牧場運営がある中で、毎日水を取りに行くのは骨の折れる作業だといいます。

 上記記事よlり (リンクっぽいがリンクのない表記も記事のまま)

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 と、別の牧場の話が出てくる。

 この牧場は、グーグルマップで調べてみると、


(画像、グーグルマップより)

 こんなところにあるようだ。
 近くに町もなく、500メートルほど離れたところに四十九ファームという施設が見える。

「断水」ねぇ。
 まさにここは「山中の一軒家」というやつではないか?
 というか、そもそも公営水道は通っているのだろうか? 農業用水道を利用しているとかではなく。

 なんだか表面的なところしか取材していない、素人が雰囲気で書いたような記事である。
 だがこれがYahoo!では記事の中に並び「いまだに断水」という表現だけが「ざっと見た」人の目につくことになる。
 記事の中には「朝市の焼け跡」という表現もあるので、それを狙っているのだろう。
 この「WITHNEWS」というサイトを調べてみると、運営会社として朝日新聞の名前が出てくる。
 なるほど、ハフポストやグローブ朝日のような朝日新聞の別動隊なのか。グローブ朝日は名前を隠していないが、この手の「覆面朝日」はネットに結構あるので注意が必要だろう。


 令和六年能登半島地震は、「そっち系」によって政権叩きの道具にされている

 今月初めには、「形がそのまま残っている」輪島市の倒壊ビルを出して「ショック」を与えようとするX(旧ツイッター)のポストがいくつもあった。

 今は、


https://x.com/shirochichi0707/status/1807924113073459567

「消して逃げて」いるようだが、


(画像、X(旧ツイッター)より)

 指摘されているように「倒壊原因解明のために現状保存」がされているビルをして「解体が進んでいない」というなど、悪質な歪曲にもほどがある。

(2024/07/07の記事、夏休み子供工作会で電ノコ振りかざしていきってるやつ、かっこ悪いよね)で取り上げた水戸の「プラネタリウム・ビル」の外壁が東日本大震災で壊れそうになっていた時も、「誰が始末するか」だ何年ももめた。
 結局市の権限でなんとかすることになったのだが、その後も「ではビル本体はどうするのか」、震災関係なく権利関係ででもめているぐらいなのだ。被災で混乱しているような地域ならばなおさらそういう問題も起きるだろう。

 それを無視して、外部の人間がただ「刺激的な画像」を使って政権叩きを楽しんでいるなど、醜悪極まりない。

 彼らが叩いている政権は、彼らよりも、

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 能登復興へ150人常駐 岸田首相が発足式視察 「復興割」は補助率7割へ


(写真、産経新聞より。和倉温泉「あえの風」の視察に訪れ、関係者らから説明を受ける岸田文雄首相(左端)=1日午後、石川県七尾市(鴨志田拓海氏撮影))

 岸田文雄首相は能登半島地震の発災から半年となる1日、石川県内の被災地を視察した。省庁横断型の支援拠点「能登創造的復興タスクフォース(TF)」の発足式に出席し、記者団に「現場が抱える課題を速やかに把握し、省庁にまたがる課題にオール霞が関で対応する」と語った。能登地域を対象とした観光支援策「復興応援割」に関し、旅行費用の7割を補助する方針も示した。

 TFは能登空港(同県輪島市)内に設置。関係省庁の職員150人を常駐させ、被災地の課題として残る上下水道の復旧や倒壊家屋の解体、撤去などへの対応に当たる。発足式で首相は「復興の隘路となる課題を霞が関が一体となって解決する」と述べた。
 また、震災で甚大な被害を受けた伝統工芸、輪島塗の支援策も示した。今年10月に再開予定の県立輪島漆芸技術研修所に対し「文化復興に向けて国として追加支援を行う」と語った。
 首相は七尾湾に面した同県屈指の観光地、和倉温泉(同県七尾市)も視察し、周辺の護岸の復旧工事について「国としても前面に出て対応したい」と表明した。能登地域を対象とした復興応援割の補助率を7割とする方針も示して「復興次第、直ちに開始できるよう具体化を進めたい」と語った。
 首相の被災地入りは2月24日以来で3回目。
 産経新聞 7/1(月) 15:31

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 よほど現地の問題解消に汗をかいている。

 そういえばいま岸田総理が外遊していることをして「NATOよりもNOTOに行け」と書いて悦に入っている者たちがヤフコメにはやたらといるが、彼らはこの7/1の総理の能登訪問のニュースすら見ていないのだろうな。ただ「罵倒を書き込むためのツールとしてのヤフーニュース」としか思っていないから。

 そんなものは世論でもなんでもない。


 本日の通信。

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 オンラインでボッチャ対戦 一緒に楽しみ交流広がる


(写真、福祉新聞より。会場にあるコントローラーでランプを動かし狙いを定めた)

 どこでも誰でも一緒に楽しめる「オンラインボッチャ大会」が6月30日に開かれた。会場の東洋大赤羽台キャンパス(東京都北区)とオンラインで重度障害児・者や家族、大学生ら6チーム計18人が参加し、2時間を超える熱戦を繰り広げた。
 オンラインボッチャは会場に置かれた遠隔操作ができる装置を付けたランプ(レール)を、離れた場所からタブレットなどで操作する。選手はランプの最上部と会場のカメラ数台をZOOM越しに見な>がら投球する。
 脳性まひの息子がいる大川秀治オンラインボッチャ協会代表理事とロボット開発者らが2020年6月に取り組み始めた。大川代表理事は「障害児・者がサポートを受けることなく、自分でコントロールし、頑張った喜びを感じられる。一般の人と交流の機会にもなる」と話す。自宅で口や視線でタブレットを操作してボッチャを楽しむ障害児・者もいる。
 同日、オンラインで参加した足立区大谷田就労支援センター(社会福祉法人あいのわ福祉会)の利用者3人は経験者で、初対面の人と関係の輪が広がり、声援も送りながら楽しんだという。
 大会の主催は東洋大。大学生らが装置の改良や福祉施設での活用などに協力してきた。同大の志村健一教授は「会場に行かなくてもできるバリアフリーを進化させたスポーツだ」と言う。
 協会は月数回の練習会や全国大会も行っている。問い合わせは協会ウェブサイトで。
 福祉新聞 7/11(木) 16:30

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 オンラインでボッチャ。未来的だな。

 ただオンラインでき「会場の雰囲気」というものをどう伝えるか。
 あれがあるおかげで穿ってしまう選手とか、逆に力を発揮する選手とかも出るわけだし。

 ゲームセンターとかに置くのはどうだろうか。


 ところで先ごろ迄ウインブルドン大会をやっていたのだが、この頃テニスで導入されている「チャレンジからのCG再現」でのライン判定、あれ本当に正しいのだろうか?
 サッカーのボール1判定と違って「バウンドした時の形」でインアウトを判定しているが、あれはボールスピードでも変わるんじゃないだろうか?
 いつも同じ形の「影」のように見えるがなぁ。