それはあんたの金じゃない | 偕楽園血圧日記

それはあんたの金じゃない

 昨日が34.2℃で、今日が31℃。
 土日も暑く日曜がとんでもなくなるとか。やれやれ。
(2024/06/23の記事、いじめ、かっこ悪い)で書いたように、7月からもう冷房全開の日が続きそうだ。
 やっぱり岸田総理には7月から電気代補助を復活させてほしかったが、さすがに6月末に「来月から」というのは難しいから無理か。

 それに、

+++++++++++++
 電力7社と都市ガス4社、7月分から値下がり…燃料価格の低下で

 電力大手10社と都市ガス大手4社は27日、7月使用分(8月請求分)の料金を発表した。燃料価格の低下を受け、電力7社と都市ガス4社で値下がりとなる。
 契約者が多い「規制料金」は、東京電力が一般的な家庭で前月より57円安い8873円、中部電は78円安い8613円となる。関西電と北海道電は前月と同じ料金で、離島が多い九州電は2円>高くなる。
 都市ガス(東京、大阪、東邦、西部ガス)は48~62円の値下がりで、東京ガスは61円安くなる。
(後略)
 読売新聞オンライン 6/27(木) 21:30

+++++++++++++

 こういう話もある。

「雀の涙」程度とはいえ、こういうデータも入っていたのだろう。「庶民目線」とか「主婦感覚」で政治はできないという証でもある。のだが……テレビで、

+++++++++++++
 玉川徹氏「人の金だと思って…」岸田首相表明の電気・ガス補助復活「自分が総理でいるために」

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は24日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、岸田文雄首相が21日の記者会見で、暑い夏を乗り切るための「緊急支援」として、8月から3カ月間、電気とガス料金の補助金を再開すると発表したことの思惑について厳しく指摘した。
(中略)
 玉川氏は「週末に世論調査が行われているが、6月からの定額減税への評価について『有効と思わない』がだいたい7割。
岸田総理がもともと、解散のタイミングで定額減税をという思惑があったとしたら、ぜんぜん効いていない」と、指摘。その上で「今回の電気、ガス料金の補助も、自民党総裁選再選のためにやっているなら(有権者に)見透かされる。むしろ逆効果ではないか」と指摘した。
 解説で出演した政治ジャーナリスト田崎史郎氏が「僕もそう思います。実際に官邸サイドは、たたかれることを覚悟でやっている」と述べると、玉川氏は、電気・ガス料金の補助金復活について「ましてや始まるのは8月。準備が間に合わないからというのもあるが、10月で切れてしまう。秋は1年の中でいちばん(電気代が)かからず、むしろ11月からが(暖房費で)つらい」と指摘。「なぜその前の
10月でやめるのか。この時に自民党総裁選があって、そのまま選挙に行くのかなと感じちゃう」と述べ、岸田首相の再選出馬が是非となる9月の自民党総裁選や、総裁選の結果次第でその後行われる可能性がある衆院解散と連動させたのでは、との疑念を示した。
 政治日程に合わせたかのような日程感に、玉川氏は「税金を人の金だと思って、自分が総理でいるためにこんな使い方をするのか、と思われますよね」と述べ、「
選挙目当て」という狙いが見透かされているとの認識を示した。
 日刊スポーツ 6/24(月) 11:47

+++++++++++++

 こんなくだらない当てこすりをやっていた者たちがいた。

人の金」? いや国の金はあんたの金ではない
 そして国が国民のために金を使うことを否定して、ではどういう税金の使い方をしろというのだろう?

+++++++++++++
 アフガン麻薬対策に15億円 政府、国連機関に資金協力

 上川陽子外相は4日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)のワーリー事務局長と外務省で会談した。
 アフガニスタンでの麻薬対策を支援するため、UNODCに約15億円の無償資金協力を実施することで合意した。同国への人道支援が目的。
 アフガンはかつてアヘンやヘロインといった麻薬の世界最大の供給地として知られ、原料となるケシの栽培が盛んに行われている。資金は小麦などの代替作物の生産促進などに利用される。 
 時事通信 7/4(木) 16:52

+++++++++++++

 こうやって「世界の安定のため」に使っても、それが税金が原資ではないということすらわからずに、

+++++++++++++
*****
またバラマキですか。麻薬対策は重要ですが、日本の過疎地ではヒグマ駆除のハンターの日当すら雇うカネが無く、増え続けるヒグマが野放しの恐ろしい状況。住民の安全は地方自治体の財力次第という日本で、アフガンに15億ばらまくなら、国内で身の危険に怯える地方の熊対策予算に回すべき。

*****
海外支援するなとは言わないが、今は海外に15億円も資金協力してる場合じゃないだろ日本は。
しかもアフガンの麻薬関連?
外務大臣の実績の為に血税を
払っている訳では無い。

*****
外国にばら撒く金は誰が決めるの?
このての金は、国会の予算委員会を通して決めるのが本当なのでは?
自民党の大臣等が勝手に決めるのは可笑しいいし止めて欲しい。
税金は、納税している国民の為に使ってこそ生きる金。
死銭を払う国民はたまったものでは無い。
強く発言する。
自民党は狂っている。

*****
また、金を撒くのかよ。
誰の金だと思っているんだよ。
日本国民を馬鹿にしている日本政府。
外務大臣仕事しろよ。

*****
税金を実績作る為の小遣いと勘違いするな。

*****
直ぐに取り消せ。
オレ達から盗み取った税金を勝手にばら撒く権利は、アンタには無い。

 ヤフージャパン配信 時事通信 7/4(木) 16:52「アフガン麻薬対策に15億円 政府、国連機関に資金協力」コメント欄より

+++++++++++++

 と罵詈雑言を喚く者がぞろぞろ出てくるというのに。

 元々「総裁選前の解散総選挙」というメディアが勝手に作ったシナリオで「選挙目当て選挙目当て」といっていたものが大外れしたら、いつの間にか「選挙というのは総裁選挙のこと」とすり替えられているし。
 馬鹿らしい。自民党の総裁選挙など公的なものではないため公選法に縛られなないのだから、「選挙目当て」ならば党員や議員たちの間の根回しの方に「金と手間」を使う方がよほど効果がある。

「国民ほったらかし」と騒ぎながら、国民のためになにかをやっても罵倒の嵐。それで政治家に向かって「誠実さがどうたら」と求めて。
 誰がそんなやつらに対して誠意を尽くそうなどと思うだろうか。

 政策評価が属人的な非難、いやもう誹謗レベルになっている今の「ジャーナリズム」界は異常である。
 そんな「ジャーナリズム」に引っ張られて政治家を憂さ晴らしの対象にして楽しんでいる人たちは、少し頭を冷やそう。


 本日の「こいつ、動くぞ」。

+++++++++++++
 見せてもらおうか、博多祇園のガンダム山笠を ファンの人形師制作


(写真、毎日新聞より。νガンダムとサザビーの戦いが飾られた八番山笠・上川端通の飾り山笠に足を止める人たち=福岡市博多区で2024年7月1日午前10時21分、金澤稔氏撮影)

 ν(ニュー)ガンダムが、サザビーが、福岡・博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」に見参--。人気アニメシリーズ「ガンダム」をモチーフにした八番山笠・上川端通の飾り山笠(やま)「ガンダム 博多迅雷伝」が1日午前、福岡市博多区の上川端商店街でお披露目された。ガンダムファンの博多人形師が熟練の技を注ぎ込んだ「ガンダム愛」にあふれた山笠だ。
 山笠にガンダムが登場するのは初。商業施設「ららぽーと福岡」(同区)に全国で2体しかない実物大の立像「RX―93ffνガンダム」が展示されていることや、シリーズ第1作「機動戦士ガンダム」が2024年で放送開始45周年を迎えることから実現した。
(中略)
 上川端通の見送り(背面)の標題である「ガンダム 博多迅雷伝」は立像のベースでもあり、地球連邦軍のパイロット、アムロ・レイが駆る「RX―93νガンダム」が登場する映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)がテーマ。νガンダムとネオ・ジオンの総帥で「赤い彗星(すいせい)」ことシャア・アズナブルの赤いモビルスーツ「サザビー」が、雷鳴のごとく激しい戦いを繰り広げる戦闘シーンが表現されている。
 手掛けたのは、40年以上にわたって山笠の人形制作に携わってきた博多人形師・田中勇さん(52)=同市早良区=だ。自身もガンダムのファンという田中さんは制作依頼を受け、すぐに「ぜひ、やりたい」と快諾したという。
 ららぽーと福岡の実物大νガンダムの設計図面や過去のガンダムシリーズを参考に、4月から制作を開始。山笠人形の胴体は衣装から見える頭と手足の部位を制作するのが通常なのに対し、今回のガンダムとサザビーはパーツの数が通常の5、6倍に上った。「足だけでも20ぐらいのパーツを組み合わせて作っている」と田中さんが明かす。
 最も苦労したのはνガンダムの顔だ。「『目』が奥まっていて瞳もなく、枠線と陰のみで表情をあらわすのが難しかった」からだ。
 νガンダムの目の書き直しやマスクの長さの修正など数十回以上、改良を重ねた。サザビーの「モノアイ」(目)やビームトマホーク、νガンダムの目はLED(発光ダイオード)電球で点灯する工夫をこらした。
 6月29日にあった飾り付けでは、計1時間以上かけてνガンダムやサザビーの取り付け位置や角度を調整。田中さんは「まだまだやり足りない。作っているのが楽しかったので『終わっちゃった』という感じです。見た人から『かっこいい』と言ってもらえたらうれしい」と笑った。
(中略)
 山笠でのガンダム登場に、バンダイナムコフィルムワークスのガンダム事業部の担当者は「伝統ある神事のモチーフとしてガンダムを飾っていただけるのは大変光栄。完成予想図を見た時、非常に風情があると感じ、人形一つ一つも緻密に再現され、大切に作っていただいていると感じた。地元で愛されるシンボルになってもらえたら」と期待を寄せた。【栗栖由喜】
 毎日新聞 7/1(月) 11:07

+++++++++++++

「ガンダム山笠」か、面白い。

 ガンダムは甲冑がモチーフになっているから、「武者姿」がよく使われるこの手のものとの相性もいいだろう。
「目」が光るというのは、今風だが(笑)。
 そのうちファンネルが飛び出すように……はちょっと危ないから無理か。

(2023/09/06の記事、「のび太の地球創世記」じゃないんだから)で取り上げた熊本県山郡町の八朔祭りには、モンキーに乗ったくまモンの山車が出た。
 何度か書いているように、大洗町では戦車の山車が出る。
 同町では昔「宇宙戦艦ヤマト」の山車が出たこともあるというから、「筋金入り」だ。

 こういう山車もまた時間の流れの中で「伝統」になっていったら楽しいな。
 もちろん、今まで続いてきたものもそのまま続けていって。