いじめ、かっこ悪い | 偕楽園血圧日記

いじめ、かっこ悪い

 梅雨入り後の日曜は一日雨。
 おかげで気温は上がらないが、これが続くと湿度は増えていくのだろうなぁ。

 今年は(今年も?)六月から冷房が活躍。(2024/06/14の記事、30℃超えたよ……)で「岸田総理、ガスはいいから、電気代の補助だけでも復活させる決断してくれないかなぁ」と書いたのだが、

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 電気・ガス代支援再開、低所得世帯に給付金も 岸田首相が表明

 岸田文雄首相は21日、事実上の通常国会閉会を受けて首相官邸で記者会見した。物価水準の高止まりで家計の負担が大きいとして、2段構えの経済対策を実施すると表明した。第1弾として、5月分で終了した電気・ガス代の負担軽減策を8~10月に限って再開し、ガソリン代の補助も年内いっぱいは継続する。第2弾として、秋の経済対策の一環で年金生活者や低所得世帯への給付金などを検討する。
(後略)
 毎日新聞 6/21(金) 21:21

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 おお、やってくれたよ。

 ただ、財務省を「ねじ伏せる」のに手間がかかったのか、八月からか。
 ここはもう一息頑張って七月からにしてほしかったな。今の気候では七月から全国に設置されているクーラーがフル稼働することになりそうだし。

 で、批判をするならばそういうところとか「電力供給の安定確保」などですべきなのに、「トラッシュメディア」は相変わらず、

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「恩着せメガネ発動!」8月から3カ月間、電気料金補助復活方針の岸田首相にSNSは厳しい声

「物価高対策」というワードが21日、インターネット上のトレンドワードになった。政府が、物価高に苦しむ国民への対策として、5月使用分を最後に終了していた電気、ガス料金の軽減策を、8月から3カ月間復活させる方向で最終調整していると報じられたことを受けたもの。
(中略)
 SNSには「やる時はやる漢。それがキッシーです」と評価する声があるものの、厳しい声が大半だ。「恩着せメガネ発動!」「『電気代補助を再開しました』と言いたいがために、電気代の値上げをさせて電気代補助を再開するという露骨なパフォーマンス。物価高対策の表明より辞任の表明を心待ちしております」「まず手を付けるべきは消費税だろ 一体いつまでトボける気なの?」「『>人気取り以外には絶対にやりたくないんだけどね』とか考えてそう 全ては国民のためではなく保身のため」などのコメントは相次いだ。
 3カ月と期間が区切られていることを念頭に「やらないよりマシだが、岸田の頭だと冬は寒いけど暖房は我慢してってことね」というコメントも。今年は5月からすでに暑い日が続いており、猛暑が予想される7月は「適用外」であることへの疑問の声も出ている。
 日刊スポーツ 6/21(金) 18:08

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 こんな記事を書いている。

 なにが「恩着せ」だろうか。いつも「国民の負担がーなんとかしろー!」と喚いているのは誰なのだ?

 メディアがこんなクズ意見を「社会の声」であるかのように伝えるから、

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やらなければ「何故やらないのか」と批判され。
やったら「恩着せがましい」「パフォーマンスだ」と批判される。
政治家って本当に大変ね。
岸田総理の思惑はさておき、今回の施策についてはやってくれたことを評価してもいいのでは。

 ヤフージャパン配信上記記事、コメント欄より

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 こういうまともな書き込みに対して、

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>やらなければ「何故やらないのか」と批判され。 やったら「恩着せがましい」「パフォーマンスだ」と批判される。 政治家って本当に大変ね。
 岸田総理の思惑はさておき、今回の施策についてはやってくれたことを評価してもいいのでは。

これで評価できる要素がどこにあるの?これは元々私たちが払った税金を電力会社にばらまくことで、補完してるんだから、こっちは恩を言う筋合いなんてないんだよ。ただでさえ増税岸田のせいでたくさん取られてるんだから。

そうじゃなくて、最初から減税して私たちの負担減らすなら、流石に評価してもいいけどね。まぁ利権を手放すなんて自民は絶対にやらないから無理だね。

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>やらなければ「何故やらないのか」と批判され。
やったら「恩着せがましい」「パフォーマンスだ」と批判される。
政治家って本当に大変ね。
岸田総理の思惑はさておき、今回の施策についてはやってくれたことを評価してもいいのでは。

それが「時期」や「状況」に応じてたならともかく、全部「言葉や発表方法だけ大々的」で実際の中身が「じゃあこの前やった事は何だったんだ!ただの無駄なひと手間じゃないか!」「それじゃ意味が無い事は少し考えれば分かるだろ!」というレベルだからです。
それも経済対策だけでなく自民党の人事についても同じ事をするからです。

要するに「朝令暮改」と「羊頭狗肉」を繰り返し過ぎて国民は既に岸田のことを評価したくても評価できないレベルにまで信用できなくなってるんです。

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電気代の補助金の期間は選挙前まで。
定額減税や電気代の補助金は選挙前までのパフォーマンスでしかない。
後で増税して取り返されるのは分かってる。
補助金と言っても国民から徴収された税金が当てられているだけなので、減税すれば済む話。
岸田はこの期に及んで浮かせた税金を裏金として懐に入れる事ばかり考えているから、パッとしない減税や補助金になる。

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電気代補助は選挙のための出来レースやろ
8月くらいから再開するのはみんな分かってたわ
総理になりたいマンの夢は叶ったんやからもうええやん
今度は中国行って国家主席目指してくれ

 ヤフージャパン配信上記記事、コメント欄より

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 筋をひん曲げてもいちゃもんをつける意見が出てくることになる。

それが『時期』や『状況』に応じてたならともかく」といいうピント外れのレッテル貼りとか、(2024/06/17の記事、被災地を政治利用しているのは誰だ?)で引用したヤフコメにもあった「選挙がどうの」と書いている者もいてわけがわからないのだが、「そうじゃなくて、最初から減税して私たちの負担減らすなら、流石に評価してもいいけどね」というのならば、やったではないか、「定額減税」
 以前書いたように岸田内閣は「財務省内閣」であるというのに、その財務省が何より嫌がる「減税」という単語を認めさせたというところは、私は素直に評価する。

 ところがこの時も、

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 手間増える、選挙対策… SNSに怒りの声 定額減税明記義務化

 6月から始まる所得税などの定額減税について、政府が給与明細に所得税の減税額を明記するよう企業などに求めていることに対し、インターネット上では21日、怒りをあらわにする投稿が相次いだ。政府にとっては減税効果を実感してもらうための方策だったが、多くの人々には政権浮揚を目的に事業者に多大な負担を強いる「愚策」だと映ったようだ。
「たった一回の減税のために、全国の事業者を巻き込んで苦しめるこのしょーもない制度がなぜ成立したか、誰が立案したのかを(NHKの)プロジェクトXで取り上げてほしい」「やってる感創出のために、企業の手間を増やすのはやめてもらえませんかね」――。X(ツイッター)では一時、「定額減税」や「給与明細」といった言葉がトレンド入りし、こうした書き込みが続出した。

 定額減税は1人当たり所得税3万円、住民税1万円。岸田政権が物価高対策の一環として打ち出した政策で、所得税の場合は、年収2000万円以下の納税者と扶養家族が対象となる。
(後略)
【宮島寛】
 毎日新聞 5/21(火) 20:58

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「給与職者の明細にきちんと書くように」と政府がいったからと、「手間手間」と新聞などが大騒ぎ。

 テレビで、

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「怒りメガネ」岸博幸氏 定額減税を給与明細明記に怒り心頭「増税メガネを払拭したいだけ」

 元経産省官僚の岸博幸氏が26日、TBS系「サンデージャポン」で、岸田文雄総理が、定額減税を給与明細に記すように指示していることに怒り心頭。爆笑問題・太田光から「怒りメガネ」と紹介され苦笑した。

 番組では6月から始まる定額減税について特集。政府は減税額については、「源泉徴収義務者において、給与明細に明記していただく」としているが、岸氏は「増税メガネを払拭したいだけ。岸田総理はある意味豪腕」と嫌みを込めて、コメントした。
(中略)
 さらに、その減税分を給与明細に記すことにも怒り心頭。「国民の負担が見えるようにするのはいいことだが、ならば健康保険に子育て給付金がのっかる、そういう負担増も書こうよと。そっちは義務づけしないのはアンフェア」と、負担増は明記しないことを指摘。そして「政治資金も透明化しましょうよ。都合いいことだけ出して、後は見えないようにするのはおかしい」と訴えていた。
 デイリースポーツ 5/26(日) 11:56

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 元官僚がほとんどデマのような話をすれば、新聞も、

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 岸田文雄首相の新たなあだ名爆誕!『増税メガネ』の次は『恩着せメガネ』、国民に減税を実感させるのが狙いも…批判殺到

「減税の恩恵を国民に実感いただくことが重要―」。こんな岸田文雄首相の発言を発端に、「増税メガネ」「検討使」などに続いて新たに、「恩着せメガネ」なる首相をやゆするワードがネット上で話題になっている。
(中略)
 X(旧ツイッター)上では、「新しいあだ名が爆誕」「増税メガネの次は恩着せメガネはおもろいて」「またいいあだ名ができたな」「ワロタ」などと話題に上がった。
「『恩恵』ってなんだ笑 元はこっちが払った税金じゃねえのか? さすがにこれは勘違いクソメガネやろ」「4万円1回で偉そうにするな」「おどれらが裏金でどれほど脱税したのかを国民の皆さまに実感して頂きたいのでさっさと記載した文書公開しろや」「迷惑メガネで企業の給与担当部署は、激怒だぞ」という怒りのコメントも目立った。
「増税クソメガネに恩着せメガネか。なんかメガネが気の毒になってきた」との書き込みもあった。
 中日スポーツ 5/24(金) 16:04

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 いつものトラッシュメディアがその本領大発揮。

 すると野党が便乗して、

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「減税はアピール、増税はステルス」 辻元氏、明細明記で岸田首相追及

 6月から始まる定額減税を巡り、立憲民主党の辻元清美代表代行は22日の参院予算委員会で、給与明細への明記を義務化する政府方針に触れ、「増税の時も(企業に)書かせるのか。減税はアピール、増税はステルスだ」と批判した。
 岸田文雄首相は「経済的な効果を周知させるものだ」と反論。辻元氏は納得せず、「6月に照準を当てた選挙対策とも言われている。下心ありありだ」と断じた。
 時事通信 5/22(水) 17:33


「増税時に明細なんてなかった」 立憲・安住氏、定額減税めぐり批判

■立憲民主党・安住淳国会対策委員長(発言録)
 来月からの定額減税を給与明細に(政府が)明記しろという。これで企業や自治体は事務作業が大変になる。しかし、考えてみてほしい。私もサラリーマンをしていたが、増税したときの明細なんて一切なかった。なぜ今回(の減税)だけなのか。あたかも国民にありがたみを感じるようにと言わんばかりの態度だ。税金を使った選挙の買収運動と言われても仕方ないではないか。こういう政>治のやり方に対して、いかがわしいというよりも、いやらしさを感じている。(党会合で)
 朝日新聞デジタル 5/22(水) 17:47


 明細への減税額明記 立憲・岡田氏「選挙運動と言われても仕方ない」

 立憲民主党の岡田克也幹事長は21日の記者会見で、6月から始まる所得税などの定額減税について、政府が企業などに対し給与明細に所得税の減税額を明記するよう求めていることに関し、事務作業が企業の負担となることを踏まえ「選挙運動だと言われても仕方ない。そこまでやるかと思う」と批判した。
(中略)
 岡田氏は会見で「政権がこれだけ減税してあげたと国民に知ってもらう。そのことが政権浮揚につながるということかと思う。あまりに節操がない」と述べた。【田辺佑介】
 毎日新聞 5/21(火) 17:48


 岸田首相は「ズレまくり」国民・玉木代表、定額減税の給与明細記載義務化の政府方針に失笑批判

 国民民主党の玉木雄一郎代表は21日の定例会見で、政府が、今年6月から始める1人当たり計4万円の所得税と住民税の定額減税について、各企業に所得税の減税額を給与明細に記載するよう義務付ける方針としたことへの感想を問われ「やめた方がいい。考えることがことごとくズレまくっている」と、失笑をまじえて批判した。「政権のアピール」とも指摘した。
(中略)
 玉木氏も、明細書への記載を企業側に求めるのは、企業にとって大きな負担になると指摘。「ただでさえ定額減税で現場の経理の方や、自治体の方は本当に事務負担が膨大になっている。システムを入れているところは簡単かもしれないが、昔ながらの手書きでやっているようなところはどうするのか」と疑問を示し、国民目線の対応ではないとの認識を表明。「政権の政策のアピールのため>に、余計な負担を増やすのは絶対にやめたほうがいい。これは明言したい」と断言し、「総理が(内容を)きちんと説明すればいい」と、首相が会見などで説明すればすむ話との認識も示した。
「給与明細を見たから『減税されて良かった』『消費しよう』なんて思わない。考えることがことごとく、ズレまくっている」と酷評を続け、「だったら(今回の対応で)かかる経費を使って、追>加の減税をしてもらいたい」と提案。政府の対応を批判した。
 日刊スポーツ 5/21(火) 19:32

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 政権叩きをやっているが、なにをいっているのだろう。所得に対する控除を支給の明細に書くのは当たり前のことではないか。
 逆に「内容不明」の金額分がいつの間にか乗せられているほうが気味が悪い。というか、法的に問題になる。それこそ「裏金か?」と。

 家に届いた水戸市の住民税通知書にもきちんと控除の中に定額減税の項目が設けられていたが、税務関係の書類というのはそういうものである。どのみち年末調整や確定申告の書類には定額減税を含めて除額の全額が明記されるのだし。これを「手間手間」という人間は自分で税務関係の作業をしたことがないのだろう。
 そういう人間ほど平気で「消費税なくせ」というのだから呆れた話である。
「給付金にすればこんな手間かからない」という人間は、給付金は給付金で別の手間がかかることが分からないのだろうか。

減税はアピール、増税はステルス」といっている辻元議員。とりあえずは自分の税金通知を見てみなさい。「増税」である森林税はきちんと表示されているから。
増税時に明細なんてなかった」といっている安住立民国対さん。
 調べてみると昭和60年から平成5年までNHKの政治部記者をやっていたようで。NHKの記者を「サラリーマン」というのはどうかとも思うが、「増税したときの明細なんて一切なかった」というならば、


(図、財務省「税率・税負担等に関する資料」より)

 あなたが「サラリーマン」をやっていた期間に所得税の増税などなかったのだから、書かれていないのも当たり前。なにを適当なことをいっているのだろうか?
 ああそれとも、「累進税率が大きく変わるほど昇給したのに税率が書かれていなかった」といっているのだろうか? 記者ならばそれぐらい調べてみたらいいのに。所得が上がって税率が変わることを「増税」とは言わないがな。

 そして「選挙運動」といっている岡田立民幹事長。
 なるほど、彼らがこういう認識だからヤフコメでやたらと「選挙選挙」と書く者が現れるわけか。関係性が見えるようだ。

 普通に当たり前のことをやっている相手にいちゃ年付けて貶して正義ぶる。
 メディアや政治がこんな「世論煽り」をやっているのだから、子供の世界から「いじめ」が無くなるはずもない


 本日のクーリング。

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 触るとひんやり冷たい「冷感紙」 壁紙やタオルなどに加工検討


(写真、毎日新聞より。左手を冷感紙、右手を普通の紙の上に置いた際の熱分布画像。赤いほうが温度が高い=愛媛県紙産業技術センター提供)

 愛媛県の紙産業技術センター(四国中央市)と繊維産業技術センター(今治市)は、触るとひんやりと冷たさを感じる新素材の紙「冷感紙」を開発した。地球温暖化の影響で夏の猛暑が続く中、マスクや寝具などで「冷感商品」が好調なことを受け、新たにティッシュペーパーや壁紙などにも生かす。冷感紙を細く切って糸状にし、ひんやりした感触のタオルなど織物製品に加工することも検討する。
 >冷感紙とその加工技術は、繊維産業技術センターで6、7日に開かれた研究成果展示会で発表された。両センターによると、触って冷たく感じる素材は熱伝導率、熱拡散率が高く、肌から生地に瞬間>的に熱が移動することで冷感が得られる。そこで、冷感性能に特化して既に商品化された冷感繊維(高密度ポリエチレン繊維)とパルプを混合してすき込んだ紙「冷感紙」を試作した。詳しい混合比を示すことはできないが、冷感繊維は数十%の割合という。
 繊維製品の接触冷感性の評価方法はJIS規格で定められており、数値が高いほど冷たい。通常、冷たく感じる目安の数値は0・2とされる。パルプ100%の紙は0・2であるのに対し、今回開発した冷感紙は0・3で、「ひんやり感」は1・5倍だった。
 国内の紙需要は縮小する傾向にあり、新たな市場開発が急がれる。両センターは知恵を絞りながら「冷たい紙製品」の開拓を目指す。【松倉展人】
 毎日新聞 6/13(木) 14:02

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「冷感紙」面白いなぁ。

 熱伝導率が高いということだが、どういう理屈だろう? 記事ではポリエチレン繊維がそれを受け持っているということだが、PET樹脂はそんなに熱伝導よくないよなぁ。繊維状にすると変わるのだろうか。

(2015/04/10の記事、敬虔な気持ちをなくしてはいけない)などで書いたように、我が国にはもともと「夏涼しくて冬温かい」という紙の糸で作った「紙布」を使った衣服があった。
 この「冷感紙」でまたそういう伝統にも日が当たるといいな。