犯罪者にはまず裁きを
いやはや。
「日本が貶されるとうれしい」メディアが「日本のGDPがドイツに抜かれた!」と大はしゃぎしている。
だがこんなものは(2023/11/01の記事、はしゃぐだけの「子供」は外で遊んでなさい)で書いたように「為替のマジック」でしかないのだから、真面目に相手にするのもばからしい。
ただ、このニュースで「個人消費の冷え込みがどうたら」と連呼していたNHKは許せない。
昨年からことあるごとに「物価高がー節約方法はー」と消費を抑えるように誘導する報道をしていたのは、いったいどこのテレビ局だ?
さて。そんなことより……。
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「拉致捨てるなら、首相の訪朝あり得る」 金与正氏が個人的見解
(写真、毎日新聞より。金与正・朝鮮労働党副部長=韓国・平昌五輪スタジアムで2018年2月、米村耕一氏撮影)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は15日の談話で、日朝関係をめぐり「既に解決された拉致問題を両国関係の障害物として捨てるのなら、両国が近づけないわけはない。岸田文雄首相が平壌を訪問する日が来るかもしれない」と述べた。同日夜、国営の朝鮮中央通信が報じた。
岸田氏はこれまで、拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談の実現に前向きな姿勢を示してきており、同問題を「解決済み」とするのは非現実的だ。
金与正氏は「過去ではなく、先を見通すことができる賢明さと戦略的な視点、そして政治的決断を下すことができる意志と実行力を持った政治家だけが機会をつかむことができ、歴史を変えることができる」とも述べた。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対して、対決姿勢を崩さず、日本との連携を深める。金与正氏の発言には、日韓の連携に揺さぶりをかける狙いもあるとみられる。
一方で、金与正氏は「国家指導部は、朝日関係改善のためのいかなる構想も持っていない。接触にも何の関心もない」とも述べ、あくまで「個人的な見解」としている。【ソウル坂口裕彦】
毎日新聞 2/15(木) 21:34
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北朝鮮の、以前は「No.2か?」といわれていたキム・ヨジョン氏がこんなことを言い出した。
林官房長官の、
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日朝会談へ「強い決意」 林官房長官、新潟知事に
林芳正官房長官は15日、北朝鮮による拉致問題について、新潟県の花角英世知事と首相官邸で面会した。
花角氏は岸田文雄首相が日朝首脳会談を早期に実施し、被害者の帰国を実現するよう要請。林氏は「首相自ら、強い決意であらゆるチャンネルを使って取り組んでいる」と説明した。花角氏が面会>後に記者団に明らかにした。
花角氏は拉致問題解決に向けた「知事の会」会長代行として、首相宛ての要望書を提出。国民に関心を持ち続けてもらうため、日朝交渉を念頭に「可能な限り情報提供」することなども求めた。
時事通信 2/15(木) 19:07
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この発言に「さっそく」反応したのだろうか。
面白い。あまりに素早いく斎のおかげで、「北朝鮮にとって日本がどれだけ大切な国か」が分かった。
とはいえふざけた物言いだ。「拉致を捨てるなら謁見してやる」?
何様のつもりだ?
北朝鮮は先代「首領様」が「拉致やりました」と認めたのだ。
ならばまずは日本の捜査当局の特定失踪事件全体の解明に協力する。話はそれから。
それが上から目線で「拉致を忘れろ」。
ヨジョン氏が表舞台に出た時、韓国の新聞はやたらと「顎を上げて斜め上から見下す視線」の写真をつけていたが、あのキャラをそのまま見事に演じている。
こんな「与正話」どころかただの「与太話」など相手にする必要もない。
ところがヤフコメには、
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たとえばイスラエル…
事情は全く違うが、人質解放のための話し合いには、取りあえず出席する。
折り合いがつかなければ席を蹴るものの、取り戻しに対しては、政府の代理人が体を動かす。
日本では、小泉元首相か謎とされた要人ぐらいで、それ以降、北朝鮮に対して、頑なに「取り戻す」のかけ声一辺倒だ。
日本国内で、いくら喚いても、
「犬の遠吠え…」
と、嘲られる始末で、進展など遠すぎる。
この機会に、騙されたつもりで、その程度の反応を示してみれば、思いもよらない何かが起こるかもしれないね。
もちろん、期待するようなことではないが…。
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日本は一活全員返還などと言った理想ばかり言ってもしかたない。
それでは何も動かない。
「拉致問題を捨てる」「問題としない」「責任を追及しない」という条件でめぐみさんを返す。という譲歩案でもとりあえずありなのではないか?
勿論手の内としてそれが完全な最終形としなくても良い。
時間がない。総理は何とか訪朝の方法を考えてほしい。
毎日新聞2/15(木) 21:34配信「『拉致捨てるなら、首相の訪朝あり得る』 金与正氏が個人的見解」コメント欄より
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「日本政府次第では対話は可能」という声明を引き出した点は、交渉の成果だと見ることもできる。北朝鮮政府が解決済だとの立場をとっている以上、それを全否定しては交渉も進まない。総理が未解決家族を連れて行って、面会だけでもできるならという姿勢で臨めば、思わぬ進展が見られる可能性もある。折角のチャンスなので、政府には今後の交渉と行動を慎重に行ってもらいたい。
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実際に首脳会談が実現すれば、意外な結果が得られる可能性も考えられる。しかし、工作員に関係した任務を任された方の帰国は厳しいだろう。実際に被害に遭われた方がどれだけ居るかわからないが、少なくともめぐみさんがご健在で帰国出来る事を願っている。
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入念に下交渉をしているはずなので日本政府は明確に拒否することはせず前向きな姿勢をある程度示すも受け流すのではないか。
日朝の接近は韓国の焦燥感を煽るだろう。
そうなれば韓国政府への批判も盛り上がるだろうから短期的には韓国の総選挙を睨んだ動きの一つだと思った。
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拉致問題なんて安倍や菅が自己のパフォーマンスの為のオモチャでしかったと拉致被害者家族も言っていた。日本には他に苦しむ人が沢山いる。ご家族にはお気の毒だが、実効性の無いこの問題にコストを掛け過ぎ。
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どんな理由であれ何も進まないよりも何か変化を利用できるのなら風穴をこじ開けに行ってもいいのではないか?
読売新聞オンライン2/15(木) 21:30配信「金与正氏『日本が敵対意識捨てれば未来開く』…拉致問題抜きなら岸田首相の平壌訪問の可能性示す」コメント欄より
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と。「『拉致を捨てろ』という相手の言葉に乗れ」という意見が並ぶのだ。
なんなのだろう、こういうことをいうやつらは。
今現在続いている犯罪を「チャラ」にするのも「一つの策」だなどと、これが自分の家族の身に起こっていても言えるのだろうか、彼らは?
ヤフコメでは、
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政府、アフリカ洪水支援で15億円
外務省は6日、昨年発生した洪水による被害が大きいエチオピア、ソマリア、ケニアに1000万ドル(約15億円)の緊急無償資金協力を実施すると発表した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じて一時的避難施設の提供、水や衛生分野の支援を行う。
時事通信 2/6(火) 20:50
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こういうニュースがあるとお決まりのように、
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海外への貢献が必要なのはわかるよ。
でも、子育て支援のために現役世代を含めて
国民一人当たり\500/月を取り立てる、
ってよくわからん事を言ったそばから、
遠くアフリカに税金から15億円ポンッと出せるって感覚がわからん。
日本国民だって溺れそうで助けてくれってずっと叫んでるんだよ。
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昨年、各地で洪水にみまわれたが、国民には何もない。納税者をバカにしているのか!!
能登以外にも、仮設住宅暮らしや生活困窮者がどれほどいるのかわからない。
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能登に金を使えよ。あと子育てに。日本第1主義を掲げろ。
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被災地の方が先だろ!!
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もう自民全とっかえで。
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世界の現金自動払い機。
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災害に手を差し伸べるなとは言いませんが、それならば自国民に手を差し伸べるところから始めて下さい。
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害務省は仕事辞めたら?
納税者をナメるにも程があるわ。
上記記事コメント欄より
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この手の「国内にばら撒け」というものがずらずらと並ぶ。
だが、
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UNRWA資金拠出停止「撤回を」 支援団体、人道危機に懸念
日本政府が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出停止を発表したことを受け、パレスチナ支援のNPO法人や研究者らは1日、東京都内で記者会見し、「(パレスチナ自治区)ガザの人道危機をさらに悪化させる」として撤回を求めた。
同日までに外務省へ要望書も提出した。
「パレスチナ子どものキャンペーン」の中村哲也さんは、UNRWAと連携して支援を行うガザの現地スタッフについて「ただでさえ彼らは未来が見えず、無力感を抱えながら必死に活動している。拠出停止はガザ市民の生きる手段を奪うことだ」と強調。「日本国際ボランティアセンター」の今井高樹さんは「日本は独自の中東外交の立場を守り、停止を撤回するべきだ」と訴えた。
時事通信 2/1(木) 19:10
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こういう記事に「日本よくやった。ガザより国内に金をばら撒け」というコメントはほとんどつかない。それどころか「パレスチナ人の土地を奪ったユダヤの味方をする日本!」という罵倒が並ぶ。
確かにイスラエルは少しやり過ぎに見えるが、それでも彼らの「拉致を許さない」という姿勢は正しいのだ。
「とりあえず北のいうことに乗れ」というような者たちは、(2015/08/12の記事、「憲法のために死ね!」は「お国のために死ね!」より意味がない)で取り上げた「拉致解決を訴える市会議員に中指を立てている」ようなイデオロギー論者でなければ、「結局拉致は他人事」でいるのだろうな。
それとも、昨日書いたような……。
本日の誕生日。
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池で「発見」から10年 勤労河童ガジロウの生誕祝い200人集う
(写真、朝日新聞デジタルより。ガジロウの生誕10周年を記念して、お笑いコンビ「アルミカン」が花束を贈った=2024年2月14日、兵庫県福崎町西田原、雨宮徹氏撮影)
妖怪でまちおこしに取り組む兵庫県福崎町で14日、「河童(かっぱ)のガジロウ」の生誕10周年を祝う催しが開かれた。ガジロウの絵を自由に描いたコンテストの表彰式もあり、約200人が参加してにぎにぎしい雰囲気に包まれた。
ガジロウは2014年2月14日、町内にある辻川山公園の池で「発見」され、その後に町から「辻川山に来る人を驚かして欲しい」との命を受け、活動を始めたという。河童や天狗(てんぐ)をモチーフにした「妖怪ベンチ」の設置など、まちおこしの流れにつながり、年間の観光客は以前の約2・6倍に上っ ている。
町辻川観光交流センターで開かれた記念生誕祭には、町ふるさと大使を務めるお笑いコンビ「アルミカン」の赤阪侑子さんらが駆けつけ、ガジロウに花束を贈った。「ガジロウの絵コンテスト」で、昭和の特撮映画のポスターを模した作品で最優秀賞に選ばれた神戸市の高橋俊司さん(51)ら受賞者も出席。記 念品や賞金が贈られた。高橋さんは「コロナ前から妖怪ベンチなどを見に来ていた。賞金は福崎町のグッズに使いたい」と話した。
コンテストには302点の応募があった。全作品が2月いっぱい、同センターで展示される。
ガジロウは式典後、報道陣の取材に「毎日、観光客をいっぱい驚かして、やりがいのある10年だった。これからは他の妖怪たちの模範になるような河童になりたい」と話した。分刻みで働く勤勉さが売りだが、なかなか休めないのが悩みという。「みんなに期待され、その責任感が重圧に。そんな責任を感じる キャラじゃないが、これからが踏ん張りどころ」と、背筋を伸ばしていた。(雨宮徹)
朝日新聞デジタル 2024/02/15 10:30
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うん、まあカッパだしな。
記事にもあるように「発見」されただけで、本当のところ何年生きているのかはわからないのが「妖怪」だし。
「他の妖怪たちの模範になるような河童」か。ダイモンが出てくる方の「妖怪大戦争」の映画をとりあえず見てみようか(笑)。
ああそういえば、(2022/08/31の記事、「自分で決められない」知事なんて)で取り上げた「ガジロウプラモ」、買い忘れていたな。
そろそろ「可動タイプ」とか出てくれないだろうか。S.H.フィギュアーツサイズで。