「憲法のために死ね!」は「お国のために死ね!」より意味がない | 偕楽園血圧日記

「憲法のために死ね!」は「お国のために死ね!」より意味がない

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 安倍政権批判の催しに中止要請 姫路市が謝罪へ

 兵庫県のJR姫路駅北側の広場で7月、安倍政権を批判する催しを行った団体に対し、広場を管理する姫路市が中止を求める問題があり、同市の石見利勝市長は5日、記者会見で「対応が適切ではなかった」と述べた。近く市が主催者に謝罪する。
 催しは7月24日、西播地域労働組合総連合(西播労連)が開いた「駅前文化祭」。市や西播労連によると、歌や和太鼓の演奏のほか、参加者が「アベ政治を許さない」と書いた看板を掲示し、「安倍政治にノーを」などとマイクで訴えた。
 広場の運営を同市から委託されている一般社団法人の職員が催しの中止を求め、西播労連側が途中で取りやめたが、「表現の自由に反する」などと抗議していた。
 同市は当初、中止を求めた理由を「事前に申請された『文化団体の活動の発表』と内容が違う上、他者を批判することはにぎわいをつくる広場の目的とも合わない。政治とは関係ない」としていた。
 だが、その後の検討結果として「『周囲に危険を及ぼす』などの中止要請の要件に該当しなかった。委託団体を含め認識不足だった」と釈明した。(山路 進)
 神戸新聞 08月05日 21:13


 福岡市、共産系「戦争展」の後援拒否 高島市長「ルールに従った判断」

 共産系市民団体が今月開催する「平和のための戦争展」について、福岡市が、特定の政治的立場に立っており市の後援基準に合致しない、などとして名義後援を承諾しなかった。平成24?26年までは後援を認めていた。高島宗一郎市長は6日の記者会見で「行政のルールに従った判断であり、問題ない」と強調した。(村上智博)
 戦争展の主催団体は、「『平和のための戦争展ふくおか』を成功させる会」といい、共産党系の原水爆禁止福岡市協議会などで構成する。18?23日、アクロス福岡(中央区)で、さきの大戦の関連文献や写真を展示し、日本の「加害と被害」の実態を伝える内容という。
 期間中の22日には、九州大大学院の吉岡斉教授が「混迷する原子力発電 復活政策の現状と行方」と題し、講演する。
 吉岡氏は脱原発を目指す有識者の団体「原子力市民委員会」の座長を務める。25年12月には、市内の意見交換会で「(原発は)人体実験とかナチスの行いと同種のものと捉えないといけない。原発は倫理的に許されない」などと発言した。
 成功させる会は2月、市に名義後援を申請した。市は企画書などを元に、「事業遂行能力」や「営利を目的としていない」など、10項目の基準に沿って、後援の可否を審査した。この結果、「特定の政治的立場に立脚していない」との基準に合致していないとして、6月に「不承諾」と返答した。
 市総務課によると、脱原発派の論客、吉岡氏の講演に加え、漫画家の西山進氏の展示作品に「原発再稼働反対」「消費増税反対」などの文言がある▽講演会を企画した「反核医師の会」(東京)のホームページに「安倍首相が用いている『積極的平和主義』というスローガンは戦争行使のためのものである」との記述がある―などを問題視したという。
 市の決定に、主催団体などは一斉に反発した。
 共産党福岡市議団は今月4日、高島氏に対し「市民団体が訴える内容を『検閲』し、憲法が保障する表現の自由を踏みにじるものだ。市は『不承諾』の決定を取り消し、主催団体に謝罪すべきだ」と書面で申し入れた。
 会の運営委員長、石村善治福岡大名誉教授は、憲法改正に反対する「九条の会」の福岡県連絡会の代表世話人を務める。そのほか、呼びかけ人には、慰安婦問題で日本政府に謝罪と賠償を求める「新日本婦人の会福岡県本部」の女性委員もいる。
 同会の事務局長、長能正義氏は産経新聞の取材に「私たちは特定の政治的立場には立っておらず、市の判断は誤りだ」と述べた。
 一方、高島氏は記者会見で「行政は政治的、宗教的に中立であることが求められ、後援すべきかはルールに従い、判断した。現場の判断にはそれなりの理由がある。個別の案件ごとにルールを変えているわけではない」と述べた。
 産経新聞 08月07日 09:02

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 いやはや、原子力発電が「(原発は)人体実験とかナチスの行いと同種のものと捉えないといけない」にはまったく開いた口がふさがらない。
「倫理」というのは人間が行う行為に対して求められるものだと思ったが、ただの物理現象を利用した技術を「悪魔」のような人称的存在に捉える「核と人類は共存できない」教信者には発電が人体実験に見えてしまうのだろうか。
 こういう人物を「論客」という福岡市もまたずいぶんなものだが、それにしても、
(2015/06/29の記事、無能な味方は敵より怖い) で取り上げた二件の話といい、どうして左巻きは「反権力・反国家」をいいながら行政に「後援してくれ」とか「便宜を図ってくれ」というのだろう? 彼らの主義主張に則るならば、逆に行政に尻を向けて「国や自治体の協力などいらない!」とするべきではないのか?
 それともこうやって「政治主張を織り込ませる」ことで中立を求められる行政から拒否をされる事を見越し、それをもって「弾圧!」と騒ぐことを目的としているのだろうか?
 こんなことをやっているから、彼らの活動には「親の金でバンドをやりながら『ロックだぜ~』とかやっている痛さ」に通じるものが感じられてならないのだ。

 まったく。どんな圧力がかかったのか知らないが、謝罪した姫路市は彼らの思惑にぴったりはまってしまったことになる。


 さて、そんな彼らの「親分」とでもいうべき政党だが、

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 <安保法案>共産、創価学会員と連携の意図

 共産党の山下芳生書記局長は3日の記者会見で、安全保障関連法案への対応で、「公明党支持者の皆さんの気持ちをしっかり酌んだ運動を発展させたい。圧倒的な反対世論で安倍政権を包囲することが参院での強行採決や衆院での再議決をさせない一番の力になる」と述べた。公明党支持母体の創価学会の会員に法案への反発が出ており、同会員との連携を強める意図がある。
 山下氏は一方で、「与党の一員として憲法9条を踏みにじる戦争法案を推進する公明党は、これまで標榜(ひょうぼう)してきた平和の党の看板を自ら投げ捨てることになると言わざるを得ない」と批判した。【田所柳子】
 毎日新聞 8月3日(月)19時3分

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「安保法案」で創価学会が揺れているとみて、こんなことを言い出している。

 おいおい、だ。
 共産党の存在意義は公明党を叩いて共倒れしてくれることだけだというのに、何を言い出してくれているのだろうか?

 まあ、

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 <公明代表>共産に不快感…「支持者の気持ち酌む」発言

 公明党の山口那津男代表は4日の記者会見で、安全保障関連法案を巡って共産党の山下芳生書記局長が「公明党支持者の気持ちを酌んだ運動を発展させたい」と述べたことに対し、「各政党の支持団体について他の政党が『運動に取り込む』という姿勢はいかがなものか」と述べ、不快感をあらわにした。
 そのうえで、「共産党は今の平和憲法制定時に『肯定される戦争がある』という立場で9条に唯一反対した政党だ。自らの主張をよく顧みてほしい」と語気を強めた。
 安保関連法案をめぐっては公明党の支持母体の創価学会で不満がくすぶっており、公明党幹部も神経をとがらせている。そんな中、山下氏の学会票の切り崩しを意図するような発言は許せなかったようだ。【横田愛】
 毎日新聞 8月4日(火)21時11分

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 公明党の方はそんな共産党に不快感を示しているということなので、両党のいがみ合いがますます激しくなってくれれば、それはそれで「見物」ともいえるのだが。

 一方、この「反安保」のリーダー株をすっかり奪われ、埋没している政党に「社民党」というのがあるのだが、そちらはまた見事なことに、

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 社民系組織メンバー「拉致より憲法だ」発言に家族会反発 秋田街頭で隣で活動中

 秋田市で4日に行われた北朝鮮による拉致被害者家族会の街頭活動中、隣で活動していた安全保障関連法案に反対する社民党系組織のメンバーが「拉致より憲法だ」と発言し、家族会が反発する一幕があった。増元るみ子さん(61)=拉致当時(24)=の弟で、家族会元事務局長の照明さん(59)は「拉致被害者や家族の実情を考えてほしい」と話している。
 家族会の街頭活動は、秋田竿燈(かんとう)まつりに訪れた観光客らに被害者救出を訴えるため、照明さんのほか、田口八重子さん(59)=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(77)、松本京子さん(66)=同(29)=の兄の孟(はじめ)さん(68)や秋田県内の特定失踪者家族が参加してJR秋田駅前で行われた。
 すぐ隣で、社民党支持者が中心の「秋田・戦争をさせない1000人委員会」(代表・山縣稔県教組委員長)が街頭活動を始めたため、救う会秋田メンバーの男性が1000人委員会メンバーの男性に署名を求めたところ、「拉致より憲法だ」と拒否されたという。
 話を聞いた照明さんは「旧社会党、社民党は拉致問題解決の障害になり、被害者家族の思いを踏みにじってきた」と演説。1000人委員会側に抗議する救う会秋田幹部もいた。
 照明さんはその後の県庁での記者会見で「被害者家族の多くは安保法案の議論に違和感を覚えている。約40年前に日本人が北朝鮮に拉致された時点で戦争が始まっている。戦っている被害者を放置している状況が平和なのか」と訴えた。
 飯塚さんは「国民にとって重要な問題なのに、署名活動をしても、横目でちらっと見て通り過ぎる人がいるのが気になる。だが、政府と北朝鮮に対するメッセージとして活動を続けていきたい」と述べた。
 家族会の反発について、1000人委員会の山縣代表は「拉致問題について、会としての見解はない。それぞれのメンバーの考えで対応している」と話している。
 産経新聞 8月4日(火)20時56分

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こんな「日本国民のことなどどうでもいいから憲法九条」という教条主義を晒してくれているのだから世話はない。(これを産経以外の新聞がまったく伝えないのが我が国のマスコミのおかしなところである)
 社民党の前身である社会党は、北朝鮮による拉致が明らかになっても「でっちあげ」といっていた政党である。その血脈は今でも受け継がれているということだ。

 この手の話は、
(行橋市市会議員 小坪しんや 公式サイト「【拉致問題】保守議員の街宣活動に対し、中指を立てた者 」) でも綾瀬市市議会議員笠間昇氏の話として、

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 写真を見て欲しいのだが、どうでしょう?
 本日の『北朝鮮による日本人拉致問題』を解決しよう!!
 と、話している横で、中指立てる人がいる。
 私は『怒り』を通り越して、呆れましたよ!Σ(×_×;)!
 今回は9条や原発関係無いし、国民を返せ!!っと街頭しているのに
 謎の中指?
 そんなに北朝鮮LOVEなのか?拉致問題に触れては困るのか?
 まぁ、正解は『訳も分からず反対』なのでしょう。
 で、なければ、日本人じゃありません!!

演説

 笠間昇氏のフェイスブックより。写真も。

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 ということが紹介されている。

 ここで笠間市議に中指を立てて「罵り」をやっている人間がどこの政党支持者かは分からないが、後ろに立っている人間が「九条壊すな!」という、国会前でデモをやっている人間たちと同じ主張のアジビラを掲げていることは注目すべきだろう。
 社民党の姿勢といい、この「中指立てている人物」といい、今回の「安保法案」を「戦争法案」とレッテル貼りをして騒いでいる勢力は、日本国民が拉致されたという犯罪、それが現状回復されていないという現実などどうでもいいから「憲法守れ!」といっているような人間で構成されていると考えるべきだということだ。


 先日取り上げた平野氏の岩手県知事立候補断念で、

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 自民“選挙に影響ないよう安保法案の理解を”

 岩手県知事選挙に、自民党などの支援を受けて立候補を予定していた、平野元復興大臣が、安全保障関連法案の影響などを理由に、7日、立候補を断念しました。
 自民党は、安全保障関連法案が今後の選挙に影響しないよう、来年夏の参議院選挙も見据えて、理解を深めてもらうための活動を強化する方針です。
(中略)
 自民党は、今後、安全保障関連法案を巡る攻防が激しさを増すことも予想されるとして、今後の選挙に影響しないよう、来年夏の参議院選挙も見据えて、理解を深めてもらうための活動を強化する方針です。
 NHKニュース 8月8日 4時05分

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 自民党がこんなことをいっているという。

 が、「安保法案は『戦争法案』ではない」という理解を進めていくのは当たり前として、「選挙」については、「大きく影響する」ようにしてもらいたいと私は考える。

 今「戦争法案!」とレッテル貼りをして安倍叩きを楽しんでいる勢力や、彼らが応援する政党はこのように「日本人の生命など歯牙にもかけていない」ということを知らしめて、国政にかかわり、その足を引っ張る力を無くすために!


 おまけ。

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 参院特別委が紛糾=防衛省内部資料めぐり

 参院平和安全法制特別委員会は11日、防衛省の内部資料に基づき質問した共産党が中谷元防衛相の答弁を不服として紛糾し、質問時間を残したまま鴻池祥肇委員長(自民)が散会を宣言した。
 共産党の小池晃氏は、防衛省統合幕僚監部が5月末に作成したとみられる内部資料で、7日に期間延長が閣議決定された南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣に関し、年明けの安全保障関連法施行を前提とした部隊運用などのスケジュールが明記されていると指摘。「軍部の独走だ」と追及した。
 これに対し、防衛相は「(内部資料の)真贋(しんがん)や位置付けを即答するのは困難だ」と答弁を避け、審議が中断。防衛相は再開後、資料の存在を認め、「審議中に法案の中身を先取りすることは控えなければならない」と釈明したが、小池氏は納得せず、法案の撤回を要求した。
 時事通信 8月11日(火)17時42分

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 また国会での「安保法案」審議が、野党のボイコットで中断した。

 自衛隊が「安保法案」が成立した時のことを考えて運用計画を立てていたから、なんだというのだろう?
 法案ができればどういうことを命じられるかを考え、計画を立てておくのは軍が「思い付きで動ける組織ではない」以上当たり前のことである。法案ができればその計画書を見て、シビリアンコントロールに則り内閣が方針を建て、指示を行う。法案が成立しなければ、その計画は没になる、それだけのことである。問題というならば、こんな資料がホイホイ外に出てきてしまうというところだけ。

「安保法案」が成立していないのに自衛隊が法案に沿って実戦部隊を動かしたというわけでなし。これを「軍部の独走」という小池議員は、「軍隊とは官僚組織である」という基本認識すらできていない。
 そんな「素人の妄想」で審議を中断させているのだから、もし時間がなくなって「みなし否決からの衆院再可決」になっても、共産党は文句など得ない。
 きっと彼らは「立憲主義が独裁が」と騒ぐだろうが、さぼった人間の自己正当化ほど見苦しいものはない。


 本日の光臨。

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 目撃!│夕暮れに謎の光線

ウルトラマン出現
(写真、ウェザーニューズより。東京都中野区から届いた光線のリポート│08-05 18:48)

 関東エリアでは5日(水)の夕暮れ時の空に、淡い光線が広がる現象が各地で目撃され、多くのウェザーニュース会員からリポートが届きました。
 この現象、薄明光線といいます。
 薄明光線には、「天使の梯子」とも呼ばれる雲の底から光線が広がる場合と、今回のように、雲の上から光線が広がる場合があります。
 今回のタイプの薄明光線は、太陽と観測者の間に大きな雲があって、太陽を隠してしまう時に見られます。

 なぜみえた?
 今日の関東地方は、高気圧のほぼ真下に位置したため、平地では大気の状態が安定し、上空の空気も乾いていたので、雲が発生しにくい状態でした。
 ただ、山沿いでは午後になってモクモクと雲が発生。この雲が“ついたて”となって、太陽の姿を隠したことで、薄明光線が見られました。
 ちなみに“ついたて”となったこの雲の下では…激しい雷雨となっていました。皆さんが見ていた光線の元となる雲は群馬と埼玉の県境で発達していた雲だったんです。
 ゲリラ雷雨をもたらす雷雲が関東平野にもたらした光線。
 夏ならではの空の現象を多くの人が共有した瞬間でした。
 ウェザーニューズ 08月05日 21:24

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 えっ? これって八王子の方にウルトラマンが出現した光ではないのか? この頃の地震を起こしている怪獣を退治するために(笑)。