「お詫び」と口にできるだけましかな? | 偕楽園血圧日記

「お詫び」と口にできるだけましかな?

 右肩がとんでもなく痛い。静止していても痛い。横になっていても痛い。
 いつもの歯痛と合わせて放散痛だろうか。


 さて、

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 ホテル避難でブチギレのラサール石井が「誤情報」認め謝罪 「そんな金あるか」は「政府の対応に怒り」と説明

 タレントのラサール石井が14日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「誤情報」を流したことを謝罪した。石井は岸田文雄首相がホテルへの2次避難を促した今月11日のポストに対して、12日に「被災者にそんな金あるか。」などと投稿していた。

 14日の投稿では「正月以来政府の地震災害への対応に怒りを感じる連続だったので、二次避難の呟きにも即反応してしまい、ホテルや旅館が有料であるかのような誤情報を流す結果になりました。被災地の皆様にはただならぬご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びします。1日も早く平穏な日々が戻りますことを願っております。」とコメントした。「誤情報」をどのような形で入手したのといった経緯などは明かしていない。また、岸田首相、馳浩石川県知事についても言及していない。
(後略)
(よろず~ニュース編集部)
 よろず~ニュース 1/14(日) 15:42

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(2024/01/13の記事、なるほど都会は便利だよね)で「二次避難所で金取るのか!」ツイートをしていたラサール石井が「謝罪」した。

 まあ、どちらかというと「いいわけ」に近いものだが、「お詫びします」といっているだけ褒められるか。「謝ったら死ぬ」病の人間が「そっち系」の人間には集まっているのだし。

 ならば同エントリーで取り上げた「いい機会なので過疎地域の切り捨てを考えていこう」と提案した米山議員や、それに乗ったかのようにはしゃいでいた雑誌ライターたちにもなにか言ってもらわないと。

 岸田総理は、

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 岸田首相 2次避難所の移動 支援など丁寧に説明し促すよう指示

 能登半島地震を受けた対応をめぐり、岸田総理大臣は政府の対策本部で、被災地外の2次避難所でも同様に生活支援が受けられることなどを丁寧に説明し、移動を促すよう指示しました。また今月中にも被災者の生活再建などに向けた支援パッケージをまとめる方針を示しました。
 この中で岸田総理大臣は、被災地外への2次避難について「2次避難先での生活がわからず不安を覚える人もいる。被災地の避難所に避難されている方と同様に、衣食住の提供や被災者生活再建支援金の支給など、生活支援が適切に行えるよう徹底するとともに、自治体とも連携し、こうした情報を丁寧に伝えてほしい」と指示しました。
 また、仕事や学校、保育の事情などで避難をためらう人もいるとして、被災地の保育所に在籍したままでも2次避難先で保育サービスを受けられることや、雇用を守る取り組みを進めていることな>ど、十分な説明を尽くすよう求めました。
 さらに、被災地の声を反映した、
生活となりわいの再建に向けた支援パッケージを今月中にもまとめる方針を示した上で、近く関係閣僚と被災自治体の長が意見を交わす場を設ける意向を明らかにしました。
(後略)
 NHK NEWSWEB 2024年1月16日 13時02分

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 こういうことを言っていて、その背景には、

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 2次避難、わずか6% 古里離れる不安、被災地に9割 能登地震

 最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県の被災者をホテル・旅館に移す「2次避難」が15日現在で避難者全体の6%にとどまることが県のまとめで判明した。地震発生から15日で2週間。災害関連死を防ぐため、政府も2次避難の加速に力を入れているが、思うように進んでいないのが現状だ。
 被災地では今も6市町のほぼ全域で断水が続くなど、ライフラインの復旧が見通せない。厳しい寒さもあって避難生活が過酷になっており、生活環境の整ったホテル・旅館への2次避難に県が取り組んでいる。受け入れる宿泊施設の確保が進み、15日時点で県内外の計995施設で3万20人分に上る。避難所からの移動を支援するため、国土交通省も協力。業界団体に呼び掛けて5370人分のバスや最大770人分のタクシーが提供可能としている。

 一方で、2次避難の進み方は鈍い。15日現在で2次避難した人は1083人(県内外26施設)。前日より303人増えたものの、避難者全体(1万8064人)に占める割合は6%に過ぎない。9割を超える1万6742人は今も被災地の避難所に身を寄せている。道路の寸断によって移動が難しいことに加え、古里を離れることへの住民の不安も背景にあるとみられる。避難者には、妊婦・高齢者向けの「1・5次避難所」(金沢市)に入っている人も239人いる。
 
馳浩知事は「必ず仮設住宅などで地元に戻れるようにするので、今は安全なところに身を置いてほしい」と2次避難を呼び掛けた。仮設住宅は能登町と穴水町でも新たに81戸分が着工し、計247戸分が確保されている。県は避難先の相談に対応するコールセンター(0120・266・755)も開設している。
(後略)
【深尾昭寛】
 毎日新聞 1/15(月) 20:44

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 こういう数字があるからで。

 この人たちが二次避難を「ためらう」要因としては、ラサール氏の「金取るのか!」デマよりも米山議員らの「切り捨てろ」提言の方が影響しているのではないだろうか。つまり「今私らがここを離れたらそのままにされる」という不安。それを煽っているのがこの手の「インフラ整備はもういい」論だと。

 ここでも「ムダムダ身の丈」論が国を縮ませる方向に圧力をかけている。
 それが今「貧弱な道路」という形で国民生活に実害を及ぼしているということを見ていかなくては。
 この「論」が幅を利かせた先には、「田舎の話だから」といってはいられない未来が待っている。


 ところで、「ツィッターデマ」といえば、しばらく前から「スポーツ紙のプリンス」となっている、

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 青汁王子・三崎優太さん、能登半島地震の被災者に最大20万円貸付との報道に「外国には湯水のように支援して…もはや笑える」と憤る


(写真、中日スポーツ紙より。三崎優太さん(本人のXより))

「青汁王子」の愛称を持つ実業家の三崎優太さんが11日、X(旧ツイッター)を更新。1日に発生した能登半島地震の被災者に政府が最大20万円を貸し付けるとの報道に「外国には湯水のように支援して、窮地に立たされている国民には貸付とかバカですか?」などと憤った。

 厚生労働省が10日までに都道府県に通知したのは、緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった人に生活費を貸し付ける「緊急小口資金」の対象に能登半島地震の被災世帯を加えたこと。貸付は最大20万円で、申請は各地の社会福祉協議会が窓口となって受け付ける。所得などの要件は設けない。
 報道を添付した三崎さんは「政府が被災者に20万円の貸付をするって言ってるけど、もはや笑えるね。家が崩壊したり、甚大な被害にあった人に、たった20万円じゃ足りないし、さらに被害にあった人から取り立てるの。非常時にこそ税金使えよ」と厳しく指摘。

 フォロワーからは「これとは別に(全壊の場合)300万円までの災害給付金(被災者生活再建支援制度)も用意されています」「それぞれの程度で支援金が決まります。それでも家は立て直せませんが、ほぼ無利子、保証人不要の住宅ローンが組めるはず」などと説明する反応もあがった。それでも「なぜ? 貸付なんですかね? 給付でもよいと思うし」「今ほしいのはお金じゃなくて、暖かく安心して過ごせる場所だと思います」などの声も寄せられた。
 中日スポーツ 1/11(木) 22:14

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 この、やたらナルシーな写真で自己アピールしている男の「デマ」もなんとかするべきではないのか?

 この手の「外国にばら撒くのに国民には~」はヤフコメなどでもやたらと出てくる。もう散々「外国への資金は外貨準備が使われたり円借款とかだから」といわれているのに何度も同じデマを繰り返す。
 そもそも資金教諭はその外国の国民への「金」ではなく外国政府に渡すものなのに、それすらわからない。

 そして珍しく中日スポーツが「まともな指摘」を併記しているが、この「20万」というのは以前からある「緊急小口融資制度」の話であり、それはコロナ禍でも行われたこと。「貸し付け」といっても返済が難しければ猶予や免除もある。

 それとは別に、今回の被災者には、

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 富山県氷見市に支援法適用 能登地震

 内閣府は9日、能登半島地震を受け、富山県が同県氷見市に被災者生活再建支援法を適用すると発表した。
 住宅が全半壊した世帯に、被害の程度や住宅の再建方法に応じて最大300万円が支給される。今回の地震では石川県が6日、県全域を対象に同法を適用している。 
 時事通信 1/9(火) 17:20

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 こういう給付金も送られるわけで。

 これは富山の話だが、他地域でも同じような措置が取られることぐらいは容易にわかるはず。なぜかこの給付についての記事はやたらと少ないようだが、

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 能登半島地震を激甚災害に指定 特定非常災害にも 閣議決定

 政府は11日、能登半島地震による災害を「激甚災害」と「特定非常災害」に指定することを持ち回り閣議で決定した。岸田文雄首相が同日、首相官邸で開かれた非常災害対策本部会議で明らかにし、「暮らしの再建に向けて、被災自治体をしっかりと支援していく」と述べた。
 激甚災害に指定されると、自治体が実施する復旧事業に対する国庫補助がかさ上げされるなどの財政援助が受けられる。特定非常災害は被災者の負担軽減を目的とし、運転免許証の有効期限延長などの特例措置が受けられる。
(後略)
【池田直】
 毎日新聞 1/11(木) 11:36


 立民の泉代表、激甚指定「遅い」 地震後、初めて石川訪問

 立憲民主党の泉健太代表は11日、能登半島地震後初めて石川県を訪問し「激甚災害の指定が遅れた」と政府対応を批判した。金沢市で記者団に「指定は震災の規模を全国に発信する意味を持つ。各自治体の不安を減らすためにも早期にするべきだった」と指摘した。
 想定以上に能登半島のインフラは寸断し避難者の生活が困難だとして「さらに危機感を高め、命と暮らしを守るために全力を尽くすよう政府に訴えたい」と述べた。

 泉氏はこれに先立ち石川県庁を訪れ、県災害対策本部で被災状況や要望を聞いた。現地の交通状況を踏まえ、被害の甚大な能登半島は視察しなかった。
 共同通信 1/11(木) 16:36

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 相変わらず「馬鹿でもいえる。『遅い遅い』」ばかり言っている人間が出てくる「激甚災害指定」も決定されているし、

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 2024年度予備費を1兆円に倍増、16日に再び閣議決定…能登半島地震の復旧・復興に対応

 政府は能登半島地震の復旧・復興を進めるため、2024年度予算案に計上された予備費を5000億円から1兆円に倍増する方針を固めた。16日に閣議決定する。
 政府は9日、被災地からの要請を待たずに物資を届ける「プッシュ型支援」の費用に充てるため、23年度予算の予備費から47億3790万円の支出を決めた。年度替わりを見据え、岸田首相が>5日、「切れ目ない対応が欠かせない」として、予備費増額を鈴木財務相に指示していた。
 24年度予算案は昨年12月22日に閣議決定された。修正して閣議決定し直すのは異例だ。
 読売新聞オンライン 1/10(水) 10:55

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 来年度の予備費増額という「持続性の担保」も行っているのだから、「素人がたまたま目にした数字で政権叩きをして遊ぶ」ものではない。

 そういう騒ぎで「俺たちはもうダメだ」と落胆する被災者が出たらどうするつもりなのだろうか。
 それとも、それが目的なのか? それをもってまた政権叩き遊びをするために?


(2024/01/14の記事、今の総理は安倍ちゃんほど優しくないぞ)で「台湾総裁選で民進党候補を攻撃するバナーに大陸で使われる簡体字のものが見受けられた」というNHKのニュースを引用した。

 韓国でも、

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 嘉泉大学警察安保学科のユン・ミンウ教授の研究チームはこのほど、ネイバーが配信するニュースに対するコメントをビッグデータ分析手法であるクローリング(定期的にウェブサイトを巡回し、情報を取得・保存する技術)で確認した結果、中国側の組織的なコメント活動と疑われる動きが多数見つかったことを明らかにした。研究チームは中国優越主義、韓国卑下、韓米・韓日関係批判のコメントを大量に書き込んでいる約50のアカウントを発見した。彼らは昨年9~11月だけで3万件を超えるコメントを残していた。「本物のたい焼き」というアカウントからはこの期間に1日平均130件余りのコメントがあった。10分に1件のコメントを残した計算だ。
 研究チームが発見したこれらアカウントは、米国務省のグローバル・エンゲージメント・センター(GEC)と欧州連合(EU)対外行動局(EAS)が公表した中国のコメント工作と推定されるアカウントと同様の特徴を示した。アカウント名に「Chen Yang」など中国式の発音表記や語法が使われたケースが多く、
コメントに韓国語の綴りの誤りがあった
 ユン教授は「
海外で確認された中国のコメント工作活動とほとんど同じ内容がハングルで作成されて拡散されるなど、組織的介入としか考えられない」と話した。これらのアカウントは互いをフォローし、ネットワークを形成していたという。彼らがお互いのコメントに「いいね!」を押せばコメントは記事上位に表示されることになる。

 研究チームは、中国のコメント工作を内容によって大きく8つに分類した。親中的内容、中国の見解による国際関係分析、
韓国文化・国民に対する卑下、親中派支持および反中政治家中傷、反米・反日扇動などだった。研究チームは、問題のアカウント50個余りのうち、ネットワークハブの役割をしている3個を選び、彼らがネイバーのニュースページに残したコメントを全数調査した。2019年5月から今年9月までこの3つのアカウントが残したコメントは2万6207件だった。
 その結果、中国が21年から22年の大統領選と地方選挙で国民の力の候補に対するさまざまなネガティブコメントを残していた事実が確認された。逆に民主党候補には支持のコメントを付けた。また、類似する内容を一部書き改め、さまざまな関連ニュースに繰り返し書き込んだ。

 朝鮮日報日本語版 1/15(月) 17:05配信「中国が韓国の選挙に介入、組織的な情報工作を多数確認…ネイバーニュースのコメント欄を分析(上)』より

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 こんな分析が行われている。

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 コメント活動を行った人々は、保守系与党である国民の力の候補を批判し、革新系野党である共に民主党の候補は支持した。昨年の大統領選挙を控え、当時の国民の力から出馬した尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補を「ルームサロンアッパーカット」と呼び、「(大統領が)尹錫悦になれば国が滅び、戦争になる」と主張した。

 朝鮮日報日本語版 1/15(月) 17:05配信「中国が韓国の選挙に介入、組織的な情報工作を多数確認…ネイバーニュースのコメント欄を分析(上)』より

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 など、まるで我が国のSNSで見たもののようで。
綴りの誤りがあった」などヤフコメでもよく見かけるし、私が「『~思う』構文」と呼んでいる「同じような文体」のものもあるし。

 わが国の場合は「そういうもの」をスポーツ新聞や雑誌が取り上げてポータルサイトで拡散してくれるのだから、韓国よりもよほど「やりやすい」のではないか?


 本日の流行。

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 昭和の子どもはみんなで「シェー!!」をした 宇治でレトロな企画展


(写真、朝日新聞デジタルより。企画展で並べられた写真とおもちゃ。「シェー!!」の子どもに目が行ってしまう=2023年12月8日、京都府宇治市、北川学氏撮影)

 京都府宇治市の歴史資料館(折居台1丁目)で、レトロ感満載の企画展が開かれている。写真やおもちゃなどで振り返る「ちょっと昔の街と暮らし 昭和の子どもたち」。当時を知る人は懐かしく、知らない人は新鮮に感じるかも。2月4日まで。
 大きなカラー写真に写った4人の子ども。うち2人は「シェー!!」の格好をして笑っている。赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」のキャラクター、出っ歯のイヤミのポーズだ。1960年代に全国で大流行した。
 今はなき「おとぎ電車」の写真もある。50〜60年に現在の天ケ瀬ダム付近の宇治川沿いを走っていた観光用だ。
 ボードゲーム、メンコ、ままごとのおもちゃなども並ぶ。担当学芸員の藤岡琢矢さんは「世代を超えて、わいわい話しながら楽しんで」。観覧無料。休館は月曜、祝日。(北川学)
 朝日新聞デジタル 2024/01/13 10:30

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 懐かしいなぁ。
 私の子供の頃の写真もこの「シェー」ポーズのものが結構ある。なんと陛下もこのポーズをされたことあられたし(笑)。

「ちょっと昔の暮らし」は茨城県立歴史館でもほぼ常設になっているが、こういう文化的なものは展示がしにくいのかあまりない。ビデオ上映しているコーナーがあるぐらいか。
 映像は貴重だが、時間を取られるせいかあまり足を止める人がいないのが難点だ。

 写真を展示して、「動き」は見た人の脳内で補完してもらう方がいいのかなぁ。