君らが住むのはどの「世界」? | 偕楽園血圧日記

君らが住むのはどの「世界」?

 朝の雨はなんだったのかというぐらい昼はいい天気になった。


 昨日のエントリーを上げた後にニュースをチェックしていたら、

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 習氏「1ミリも領土は譲らない」 尖閣諸島の闘争強化を指示

 中国の習近平国家主席が11月下旬、軍指揮下の海警局に対し、沖縄県・尖閣諸島について「1ミリたりとも領土は譲らない。釣魚島(尖閣の中国名)の主権を守る闘争を不断に強化しなければならない」と述べ、領有権主張の活動増強を指示したことが30日、分かった。これを受け海警局が、2024年は毎日必ず尖閣周辺に艦船を派遣し、必要時には日本の漁船に立ち入り検査する計画を策定し>たことも判明した。
 岸田文雄首相が11月中旬の日中首脳会談で習氏に、尖閣を含む東シナ海情勢への「深刻な懸念」を直接伝えたばかり。中国側がこの指摘を顧みず、実際の行動によって領有権主張を強める方針であることが浮き彫りになった。

 中国が日本漁船の立ち入り検査計画を策定したことが明らかになるのは初めて。実際に検査を行おうとすれば、海上保安庁の船舶との摩擦拡大は必至で、偶発的な衝突が起きる懸念がさらに高まりそうだ。
 習氏は上海で11月29日、海警局の東シナ海海区指揮部を視察した。関係筋によると習氏は尖閣について「前進のみ。引くことはできない」と言明した。
 共同通信 12/30(土) 21:10

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 こんな記事があった。

 日本嫌いの共同通信ですら「実際の行動によって領有権主張を強める方針であることが浮き彫りになった」と書くこの事態。つまるところは侵略宣言なのだが、さて、「南西諸島の防衛強化に警戒」という沖縄県知事は、この発言を聞いてもまだ同じことを言うのだろうか。

 何度も書いているように、支那大陸の王朝・政府が尖閣諸島をその領土としたことは歴史上一度もない。
(2012/08/01の記事、お祭り気分はもう終わりに)で引用した記事にあるように、明の時代の上奏文には「あそこは琉球王国領」という記述があるし、中華民国時代には遭難した自国民救助に感謝して「沖縄県八重山尖閣」の記載のある感状も出している。
 ちょっと見つからないのだが、いつだったか時事通信が中共内部で「尖閣は日本領だと認めた上」で話をしていたという内部文書を見つけてきたこともあった。
 中国はずっと「あそこは自国ではない」と考えてきたのだ。
 そういうことをきちんと調査したうえで、日本は近代法に則って1895年(明治28年)1月に領有宣言を行っている。
 当時は日清戦争の最中であったのに、大陸側からこれに対する抗議活動や「反撃のための占領作戦」などは行われず、その後は日本人が鰹節工場を作るなどして一時は経済活動が行われることになる。
 1970年代になってこの付近に天然資源があるという調査報告が出たあたりから、中国側が「わが領土」といい始め、野田政権での国有化以来「固有の領土」といって周辺での嫌がらせを強化した。

 この流れで、「中国がもし台湾を攻めても沖縄にはなにもしてこない」と思うなら、その人はよほどのお人よしか「精神中国人」かのどちらかだろう。


 上で書いた「かつては中共の内部文書を暴く」ことをやってくれた時事通信が、今では、

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 岸田首相、すき焼き店で家族と食事

 岸田文雄首相は30日夜、東京都内のすき焼き店で裕子夫人ら家族と食事をした。
 首相は29日から年末年始の休暇に入っている。苦しい政権運営が続く中、つかの間の息抜きとなったようだ。周辺によると、政務担当の首相秘書官を6月1日付で辞職した長男の翔太郎氏も同席したという。 
 時事通信 12/30(土) 20:17

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 こんな記事を書くようになっている。
 まったくどうでもいいことで、一国の総理大臣がすき焼きを食べたからといってなにが問題なのか。

 以前メディアが「世界一貧しい大統領」といってベネズエラのムヒカ氏を持ち上げていた。
「報酬の大部分を寄付」が美談だというのならばトランプ前アメリカ大統領も報酬を寄付して月給一ドルで働いていたのだが、メディアがそれを誉めることはなかったのだから呆れるが、彼らは岸田総理が牛丼屋で食事でもしていれば満足なのだろうか。

 この記事には、

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呑気なものですね。

国民は貧困でお正月どころでは無い。
物価高でも、何の対策もしなかった
お金が無い、食べるものがない。
どれだけの国民がヒモじい思いをして居る事か。
こんな世の中、少子化対策など何の意味も無さない。
生時子供を産めば、こんな世の中
子供が幸せになれるか、疑問で有る。
子ども食堂に通わなければ成らない。
貧困者の支援の列に並び、物資を貰わなければ成らない現実
こんな世にしたモノが、ヌクヌクと家族と
食事をして居る。
そんなバカな事はない。
国民ほったらかしで、いい気なモノ!!
国民の幸せは、首相の良し悪しで決まります。

 上記記事コメント欄より

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 とか、

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庶民は肉なんて食べられないのに増税しまくって、海外に寄付をバラ撒いて高級を得られるなんて総理大臣てお気楽でいいですね。
そんな好き勝手なことしててのほほんと居座っていられるのもどうかと思うが、そんな仕事しか出来なくても勤まるならぜひ私にもやらせていただきたいものです。

 上記記事コメント欄より

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 といった「僻み全開」のコメントがつけられている。

 こういうものをスポーツ紙や「トラッシュ」雑誌はピックアップして「~非難の声が並んだ」というこたつ記事に仕立て上げて世論を煽ろうとするのだが、実のところ上記の「呑気なものですね」コメントには、

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そんなに貧乏ならここにコメントしないで、何か生活が良くなる行動をすればよいのでは?ヤフコメなんて政治家は見ませんよ。
政府批判をすれば気が済むんですか?それで済むなら良いですが、どうせ何も生まないでしょう。十分に稼げなかったとして、今までの人生は最善を尽くしてきたんですか?
貧困というほどに貧困なんでしょうか。好きなもの食って、好きな物買って。身近な幸せを感じることは、大切ですよ。

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生活困窮してるのは本人の責任であって政府では無いと思いますよ ちゃんとした所に就職しないのが悪いし まぁこれから老人がさらに増えて増税されまくる世の中になると思うけど 自分の生活を良くするのも悪くするのも自分自身の努力

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岸田憎しなんでしょうが、プライベートの食事でここまで叩かれるなんて総理大臣も因果な商売ですね。これが「岸田総理がスーパーでめざしを購入し、息子さんと一緒にカップ酒で晩酌しています」とか報道されても、こんどは庶民ぶりやがってと批判するのでしょうに。

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年末に家族ですき焼きくらい食わせてやれよ。総理も人なんだから、、、
国を動かすのに政治家の力が必要なのは当然ですが、何でも人のせい、他力本願ではダメですよ。
こんな世の中でも努力で幸せをや安定した生活を手に入れるものは大勢いる。子供が欲しいなら稼げばよいし、日本が嫌なら海外に行けば良い。何でも己の行動あるのみです。

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岸田総理には色々思うところはあるが、年末に家族ですき焼き食べただけでそこまで言われる筋合いはないだろうよ。お前みたいな上手くいかないのは全部他人のせいみたいな奴は、誰がトップに立とうと生活は何も変わらないよ。

******首相だって、正月休みくらいあるでしょう。周りが休んでいる中で何もできないって。休みの日の事まで報道される。結構、大変な立場なんだよな。

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いいじゃねぇか、家族で食事したって。
そんな時もあんだろうよ。

政治家は国民の奴隷ではない。

でも、国民が政治家の奴隷のような社会になっているから、たかだか、家族で食事に出かけただけで、やいやい言われることになる。

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何でもかんでも人のせいかよ。
こりゃいつまでも行動しないで他責思考のままグダグダ言って時間浪費してるんだろうな。
自ら行動して環境を変えようとしない限り、チャンスなんて中々巡ってこないしな。
仮に巡ってきたとしても知らぬ間にスルーして呆気なく終わり。
良い反面教師だね。

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一般国民ですが、すき焼き食いました。
スーパー行ってみ?いっぱい食材買ってる国民ばかり。
国民の幸せは、首相の良し悪しで決まりますて…
首相が悪くても幸せそうな国民はいっぱいいますよ。当て付けで国民性落とさないでくれよ!

 上記記事コメント欄より

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 こんなリプがつけられているし、「庶民は肉なんて食べられない」の方にも、

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”庶民”を何に置き換えても愚痴や怨嗟ならいくらでも吐ける。
愚痴言う程度の努力や力量で総理が務まるなら誰でも務まる。
そんな訳ゃない。
そもそもやる気もないのにやらせていただきたいなどと、それで共感を得られること自体が極めて浅ましい。
肉が食べられないのは薦められようが何されようが買わないだけのこと。その手の愚痴は政治と無関係に行動すれば済む話。何でも結び付けて悦に入る話ではない。不支持なら不支持で、選挙の投票で済むこと。

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お肉はスーパーに行けば売ってますよ!
今の夜遅い時間なら割引シール貼ってるかも!

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逆に聞くけど、一国の行政府の長たる総理大臣ともあろう人が、家族とすき焼き屋に入れる甲斐性すらなくて良いの?
そもそも何の為の記事だ?これ。

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庶民ですけど、お肉ぐらい食べれますよ。
子供にも食べさせてます。

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庶民を馬鹿にしているんですか?日本では、肉ぐらい誰でも食べることができます。

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肉が食べられない庶民て・・・
ここは北ですか?
すき焼くらい日本人ならたまにはたべるでしょう。

 上記記事コメント欄より

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 というものが並び、はじめに「肉も食べられない」と書いた人間は、

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tob********
比喩も理解できない、想像も出来ない輩がたくさん書き込んでるね(笑)

 上記記事コメント欄より

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 と顔を真っ赤にして「自分が比喩の意味すら理解していない人間だ」と自白する羽目になっている。
 いやいや、こんなもの比喩にもなっていないただの「デマ」なのだが。

(2023/08/01の記事、メディアの劣化がシャレにならない)で自民党女性部の海外視察に向かって、かつての「壊し屋」小沢一郎議員が「国民は海外旅行も気軽に行けないのに」といって貶していた。
 だが実際には同エントリーの時期でもハワイ便は増発される状況であったし、今もまた、

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 年末年始は海外で「ゆっくり過ごしたい」…福岡空港で出国ラッシュ、コロナ禍前の水準に戻る


(写真、読売新聞オンラインより。正月を海外で過ごす人たちで混雑する福岡空港国際線ターミナル(29日午後、福岡市博多区で)=長野浩一氏撮影)

 年末年始を海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎え、福岡空港(福岡市)では29日、スーツケースを手にした若者や家族連れらで混み合った。
 福岡空港を運営する「福岡国際空港」によると、年末年始(28日~来年1月3日)に、同空港から海外へ出発する出国者数は推計約8万人で、コロナ禍前の水準に戻っているという。主な渡航先は、韓国、台湾、香港など。
 国際線ターミナルでは、航空会社のカウンターや保安検査場の前に長い列ができていた。家族とグアムで正月を迎えるという広島市の医師(45)は「ビーチで泳いだり、イルカを見たりしながらゆっくり過ごし、家族の思い出を作りたい」と話していた。
(後略)
 読売新聞オンライン 12/30(土) 15:12

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 とても「生活にあえぐ国民」という雑誌ライターお気に入りの枕詞とは違った様子が見られている。

 一方大陸の方では「不動産バブルの崩壊」で、

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 購入したマンションの建設中断、給料カット……「中国の経済低迷」映す夫婦の試練に国民が共感

ファン・ワン(シンガポール)、BBCニュース
 中国でマンションを所有しようと奮闘する若い夫婦が、国中の人たちの心をとらえている。2人が直面する困難は、停滞する中国経済を浮き彫りにしている。

 張艺亮さんと妻の董麗君さんはともに30代で、この2年間の生活を、マンションを購入した瞬間から記録してきた。2人のアカウント「Liangliang Lijun couple」は、動画アプリTikTok(ティック>トック)の中国版「抖音(ドウイン)」で40万人以上のフォロワーを獲得している。
(中略)
 小さな町の出身で、大都市での夢を描くこの夫婦の体験は、中国で大勢の一般市民の共感を呼んでいるようだ。経済が低迷し、不動産危機に陥る中国で自分たちが経験してきた困難や打ち砕かれた希望を映し出していると感じているのだろう。
「あなたたちが投稿している内容は、まさに現実の生活で起きていることです」と、抖音ユーザーの1人は投稿した。「実際、ほとんどの若者にとって人生はつらいものになっています。毎晩のよ>うにパーティーがあるわけでもない」。「私たちとまるで同じ状況だから、彼らのストーリーに共感する」のだと、別の人は書いた。このコメントは何百もの「いいね」を集めている。
(中略)
 張さんたちの感情は激しく変化してきた。その中心にあったのは、2021年に購入したマンションだ。2人は2021年11月に、マンションを購入したことについて初めて抖音に投稿した。
 夫婦は大喜びで、「これらのすべての明かりの中に、自分たちのためだけの明かりも加わることになる」と、動画と共に投稿した。
 夫婦はマンションの建設状況を絶えず投稿し、ほぼ毎月現場に足を運んでいた。
 1カ月後、董さんが悪い知らせを持って帰宅した。月給がわずか2000元(約4万1000円)までの減給を強制的に受け入れさせられたのだと訴えた。動画には、夫に泣きながら伝えている董さんの姿が映っている。「私たちの給料はすでに底辺なのに(中略)どうしたらいいの?」。
 この動画は、失業率が上昇する中国全土で起きている同様の出来事を思い起こさせたようだ。「彼らの動画を見て泣いているのは私だけではないはずだ」というコメントを寄せる人もいた。
 しかし、この若い夫婦にとっての最悪の事態は、この先に待ち構えていた。

 2022年5月、不動産開発企業の融創中国控股有限公司(サナック・チャイナ・ホールディングス)は、期限内に債券の利払いができず、財務上に問題があることを認めた。
 この時期は、中国の不動産開発大手、中国恒大集団(エバーグランデ)などほかの不動産開発業者が債務不履行や住宅の引き渡しに苦しんでいたころと重なる。それでも、張さんと董さんはまだ楽観的だった。不動産開発企業の発表から数日後、張さんはこう投稿した。「自分たちはサナックを選んだのだから、彼らを信頼すべきです。企業として責任ある行動をとり、プロジェクトを遂行してくれると信じています」。
 ところがこの2カ月後、工事は中断してしまった。その後の数カ月間、会社側に建設を再開するよう要請し続けた結果、2023年に入って建設が再び始まった。この間に、夫婦は娘を授かった。
 生活は再び軌道に乗ったかのように見えた。しかし夫婦は、会社側にはまだ2万元を払い戻す義務があると何カ月も前から訴えている。
 2人は11月15日、サナック主催のイベントに出向き、その様子をライブストリーミングした。この日以降、2人の抖音アカウントの投稿は止まっている。

 それから間もなく、ライブストリーミング中に夫婦が殴打されていたという内容の投稿やコメントがソーシャルメディアに浮上し、騒然となった。ライブストリーミング動画は現在は視聴できなくなっている。複数のユーザーが共有したライブストリーミングのスクリーンショットには、張さんが病院を訪れたように見える一連の投稿も写っている。11月18日に董さんの個人アカウントに投稿された別の動画では、張さんが「この社会には私たちが従わなければならないルールがたくさんあります。私たちの動画が規制されたり、消えたりするのはめずらしいことではありません」と話している。
 夫婦はすぐに警察に通報したとしている。地元警察は「南方都市報」に対し、襲撃した複数の人物を「処罰」したとし、この事案について追及していくと述べた。サナック・チャイナはBBCの質問に答えなかった。
 この出来事はオンライン上でも、中国メディアからも大きな注目を集めた。微博のトピックチャートで1位になったほか、何万ものコメントや投稿が寄せられた。夫婦の言い分を疑う声もあったが、多くは共感を示す内容だった。
「市民は殴られて声を上げることも許されない。彼らはまだ生きることを許されているのだろうか」とのコメントには、多数の「いいね」が集まった。「私たちに彼らを、そしてこの社会を、救う>ことはできるのだろうか」と、別の微博ユーザーは問いかけた。
(後略)
(英語記事 A young couple's ordeal captivates Chinese internet)
 BBC News 12/4(月) 17:58

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 こんなことも起きているというのだが……「貧困と社会不安にあえぐ国民」というネット投稿をしている人間は、いったいどこの国に住んでいるのだろう?


 と、いうところで最後に、本日の「和をもって……」。

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 聖徳太子が定めた「十七条憲法」、法隆寺のおみくじに…書き下し文と現代語訳を併記


(写真、読売新聞オンラインより。十七条憲法の教えを紹介するおみくじ(斑鳩町で))

 奈良県斑鳩町の法隆寺で、寺を創建したと伝わる聖徳太子が定めた「十七条憲法」の教えを記したオリジナルのおみくじが登場、授与されている。
 日本最古の成文法とされる十七条憲法は、「和をもって貴(とうと)しとなし、忤(さから)うことなきを宗(むね)とせよ」(第1条)をはじめ、貴族や官僚など政治に関わる人々の心構えを漢文体で記した17の条文からなる。
 おみくじでは、各条文の冒頭の書き下し文と現代語訳を併記した17種類の文面があり、「和をもって――」は「人々が上も下も和らぎむつまじく話し合いができれば、成しとげられないことはない」、「人の違(たが)うを怒(いか)らざれ」(第10条)は「他人が自分の意見と違っても腹を立てず、多くの人々の意見を尊重する」との訳が添えられている。
(中略)
 発案した法隆寺僧侶の間中定潤(けんちゅうじょうじゅん)さんは「おみくじを通じて、災いや紛争が絶えない現在にも通じる太子の教えを知ってほしい。学校で習った修学旅行生らにも親しんでもらいたい」と話している。
 十二支をかたどった陶器製の置物の中におみくじの紙が納められている。新年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ金色の竜もあり、裏面には運勢も記される。一つ500円で、大宝蔵院出口にある東茶所売店で授与している。問い合わせは法隆寺(0745・75・2555)。
 読売新聞オンライン 12/30(土) 23:46

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 面白い試みだ。

 多くの人は「和をもって貴しとなす」ぐらいしか知らないこの「十七条憲法」の「別の条文」を知らしめる。
 修学旅行の生徒たちが何人かで「お前のなんて書いてある?」とかやってくれたらいいなぁ。

 記事にもある「十に曰く、忿(こころのいかり)を絶ちて、瞋(おもてのいかり)を棄(す)て、人の違うことを怒らざれ。」などは、ルサンチマンを煽る「3み」報道に明け暮れている「トラッシュ」メディアに言い聞かせてやりたい。
「三に曰く、詔を承りては必ず謹(つつし)め、君をば天(あめ)とす、臣をば地(つち)とす」などは「教育勅語がー」で頭沸騰させているような者たちをさらにエキサイトさせることだろうけど(笑)。


 それでは皆さんも初詣で引くおみくじを楽しみに。
 よいお年を。