これが「上が黒といったら黒」というカルト思想 | 偕楽園血圧日記

これが「上が黒といったら黒」というカルト思想

 NHK教育で緒方貞子氏の特集をやっていたが、彼女を立派とたたえれば讃えるほど、今の「国連人権なんちゃら」のいい加減さが浮き彫りになる。


 そのNHK、昨晩テレビをつけていたら「処理水なんか信用できない」と明らかに理学知識の欠片も見せない素人がわめく絵を流し始めてげんなりした。
 以前から書いているが、この局にはまったく東日本大清さの被災地に対する風評被害を防ごうとする意思がない。それどころか「煽ってやろう」とばかりする。
 これが「公共放送」を名乗る? ふざけた話だ。


 Xことツイッターを見ていたら、



https://twitter.com/kamesan1959/status/1703254704606912570

 こんなものが流れてきた。

 共産党の地方支部が「汚染水煽り」をやっているというのである。

(2023/09/07の記事、お前たちに出番はない)などで何度も書いている「希釈」の考えが理解できずにツイ主の貼られている子供の「もう海に入れないの?」という画像を流し、批判されると右側の「地元の約束がー」というものに差し替えた。
「子供の言葉」という形をとっているはずが「当事者」だの「理解」だのといった単語が並ぶのだから呆れるが、この後さらに引用ツイートの鳥の画像のやつを流す。

 共産党では、

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 共産党の元福山市議が「汚染魚」と投稿、謝罪し削除 処理水放出巡り

 東京電力福島第1原発事故の処理水海洋放出を巡り、共産党の村井明美・元広島県福山市議(75)が8日、X(ツイッター)で日本近海で取れた魚を「汚染魚」と表現したことを謝罪し、投稿を削除した。
 村井氏は9日、毎日新聞の取材に「私が(汚染魚と)書いたことで、福島で努力されている方を非常に悲しませたし、憤らせた。努力を踏みにじる、浅はかな書き方だったと反省している」と述べた。
 村井氏は1991~2020年に福山市議を8期務め、次期衆院選では共産党の公認候補として広島7区から出馬を予定している。
(後略)
 毎日新聞 9/9(土) 16:51

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 こんなことをやった人間に「立候補させず」という処分を下したが、その時に幹部が、

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「『汚染魚』と『汚染水』は全く違うんです」 共産・小池氏が反論

 共産党の小池晃書記局長は13日の記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に絡み、「汚染魚」との表現を問題視しつつ、「汚染水」との表現は使い続けるという党の方針への疑問について、「『汚染魚』と『汚染水』は全く違う」と反論した。
 小池氏は会見で「汚染魚は科学的根拠がない。魚が汚染されているという科学的なデータはない。科学的根拠のないことを言うべきではない」と述べた。

 一方、「汚染水あるいはアルプス処理水という言い方をしているのには根拠がある。今、出されているアルプス処理水は解け落ちたデブリ(溶融核燃料)に接した水だから、トリチウム以外にもさまざまな核種が含まれている」と語った。
(後略)
 産経新聞 9/13(水) 16:58

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 こんなことを言っているので、この「トリチウム以外がどうたら」というのは党の見解として末端まで統一しているのだろう。
 まともに考えれば「汚染水」というならばそれにさらされた魚を「汚染魚」というのはまさに「科学的」思考というものだが、さすがは全体主義集団。「上が決めたことのみが正しい」というそのぶれない姿勢はさすがである。
 それが普通の人に受け入れられるか否かは別だが。

 そして不利になると「約束がどうたら」と「お気持ち話」にすり替えるのも、「左巻き仕草」そのもの。
 沖縄の反基地活動が「騒音が」といった具体的なものから「ブルドーザーと銃剣」という話になり、「差別差別」と騒ぐ運動会になっているものとまったく同じ流れである。

 やれやれ。

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 小泉進次郎氏、サーフィンに「パフォーマンスと言われても構わない」処理水批判は「科学的根拠のない…」


(写真、スポニチアネックスより。小泉進次郎氏公式インスタグラム(@shinjiro.koizumi)から)

 自民党の小泉進次郎衆議院議員(42)が、12日までに自身のインスタグラムを更新。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性について、自身の見解を述べた。

 今月3日、小泉氏は福島・南相馬市の海岸で開かれた子どものためのサーフィン教室に参加し、福島第一原発の処理水について安全性をアピールした。
 小泉氏はその時の様子を公開し、「福島県南相馬市の坂下海岸で地元の子どもたちとサーフィンをしました。処理水放出後、多くのサーファーは変わらずに地元の福島の海でサーフィンを楽しんでいます。今日のこどもたちの楽しそうな姿をみてください!」と呼びかけ。「福島県外・海外の一部の心ない、科学的根拠のない批判などとは別に、変わらぬ日常を貫くことで、言葉ではなく行動で“なにくそ!”“俺たちはこれからも福島の海とともに生きるんだ!”という強い想いを福島の方々から感じます」と、現地で感じた率直な思いを記した。
 続けて「地元の方々が今までどれだけ風評被害と戦ってきたか」とおもんぱかりつつ、「処理水放出後に政治家の私が福島で地元の方々とサーフィンをすることで、少しでも今まで頑張ってきた方々の発信の助けになればとの思いで、地元のお誘いもあり伺いました。パフォーマンスだと言われても構いません」と、“パフォーマンス”と揶揄されている現状についても言及。「ぜひ、全国のサーファーの皆さん、福島にサーフィンしにきてください。今日はサーフィンしながら近くでフグがいっぱい泳いでるのが見えるほど綺麗な海でした」と、その海の美しさをアピールした。
「私はこれからも福島でサーフィンします。サーフボードも福島で作ってもらいました」と宣言。17日にもサーフィンをするといい「処理水を放出した後にこそやる意味がある!と強い覚悟で準備してきた地元の方々がいます。自民党サーフィン議連としても応援しにいきます」と力強く主張。「処理水放出後のこれからも長く続く真の復興への歩みを私なりの関わり方で継続していきます。皆さんもそれぞれが続けられる形で福島のこれからに関わってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。
(後略)
 スポニチアネックス 9/12(火) 12:08


 小泉進次郎氏のサーフボードには「福島」の英訳ロゴ「復興の最後まで取り組む」あらためて決意



(写真、日刊スポーツより。会場に掲げられる小泉進次郎元環境相が福島で作ったサーフボード(撮影・中山知子氏))

 自民党の小泉進次郎元環境相は17日、幹事長を務める同党サーフィン議連の議員らとともに、国内有数のサーフスポットで知られる福島県南相馬市の北泉海岸を訪れ、サーフィンの大会や復興支援イベントを視察した。
(中略)
 進次郎氏が南相馬の海を訪れるのは今月2度目。9月3日には、同市の坂下海岸で行われた子どもたちのサーフィン教室に参加し、自らも学生時代から親しんできたサーフィンを披露。波に乗る映像などを自身のSNSに投稿し、話題と共感を呼んだ。
>この日は視察がメインで波には乗らず、Tシャツにデニム、ビーチサンダル姿で海岸の清掃活動を行ったほか、サーフィンに親しむ子どもたちと波打ち際でふれあった。また、近海で水揚げされた「常磐もの」のヒラメの刺し身などを試食。ヒラメをおいしいそうにほおばると「肉厚だけど、厚みを感じない柔らかさ」と絶賛し、自ら、イベント来場者や報道陣にも、刺し身を振る舞った。
 大会実行委員長を務める福島県サーフィン連盟の室原真二理事長は「(処理水海洋放出を機に)この地域に目が向けられているという実感がある。こういうことを続けていくという使命感、やらなくてはならないという思いがある」と、語った。室原氏は「福島」を意味する「HAPPY ISLAND」の白抜きロゴが入ったブルーのサーフボードを、進次郎氏に製作。会場内に展示された。

 進次郎氏は「今は(処理水海洋放出が)注目されていても、間違いなく注目度は減っていく。しかし処理水放出は何十年と続く。継続して地域の皆さんの声を聞き、廃炉、復興の最後まで取り組み続けることが大事」と述べ、関心を持ち続け支援を続けることの必要性をあらためて訴えた。【中山知子】
 日刊スポーツ 9/18(月) 5:00

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 小泉元環境相が福島を訪れ、共産党が「もう入れないの?」と書く海でサーフィンをした。

「しょうもない」といってしまえばそれまでだが、福島に「穢れ」のレッテルを貼って政府バッシングに利用しようとする差別集団よりは何京倍もましな行為である。

 冒頭取り上げたNHKの番組は、あまりにひどいのですぐに消してしまったが、発言の後間髪入れずにそれを否定する意見を流しただろうか?

 ああ、まったく。
(2023/08/27の記事、隣の芝生が確かに青い)


 本日の大鍋。

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 あつあつ山形、ホクホク秋味 6.5m大鍋で日本一の芋煮会フェス


(写真、毎日新聞より。直径6・5メートルの大鍋とショベルカーを使って大胆に調理される芋煮=山形市で2023年9月17日午前10時38分、神崎修一氏撮影)

 直径6・5メートルの大鍋で煮込んだ芋煮を振る舞う「第35回日本一の芋煮会フェスティバル」が17日、山形市の馬見ケ崎(まみがさき)川河川敷で開かれ、約3万食の芋煮が提供された。午前中から気温が30度を超える中、県内外から訪れた多くの人たちは、河川敷に座って、山形の秋の味を楽しんだ。
 会場には、里芋3・2トン、山形牛1・2トン、こんにゃく4000枚、長ネギ3500本など山形県産の食材が用意され、大鍋「3代目鍋太郎」で調理された。ショベルカーで配食用の鍋に移し替えた後、熱々の状態で来場者に提供され、河川敷にはしょうゆや砂糖の甘い香りが広がった。
 フェスティバルは、新型コロナウイルス感染拡大で2020年と21年は中止、昨年は飲食エリアが制限されたが、今年は4年ぶりに通常開催された。大場康平実行委員長は「天候に恵まれ、多くの人が来場した。コロナ禍前のにぎわいが戻った」と話した。【神崎修一】
 毎日新聞 9/17(日) 13:59

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 コロナ前には毎年紙面をにぎわすニュースだった山形の「大鍋芋煮会」、今年は久々に「フル規格」で行われたという。

 が、「秋の~」が頭につくはずの大会に今年の気温は高すぎだろう。今日も水戸は33度を超えて真夏のようだったし。山形も似たようにものだろうし。
 この暑さで笠間の栗がまだ青いという話もあったし、市内の農家の里芋畑もまだ収穫がされていない。

「鎌倉殿の13人」の中に芋を食べるシーンが何度かあったが、里芋は保存性がよくないので、昔は「季節もの」だった。
 山形ではこの芋煮会に間に合わせるためわざわざ早く収穫できる品種を開発したと以前紹介されていたが、素直に大会を後ずらしした方がいいのではないかなぁ。
 10月には元体育の日である「晴れの特異日」もあるのだし。