「否決」はされてないよね? | 偕楽園血圧日記

「否決」はされてないよね?

 湿度が高いなぁ。
 なんか目玉がぐるぐるする感じがする。
 左手の腫れも少し引いてきたので、簡単に。


 他県のことなので口を出すのは憚られるのだが、

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 川勝・静岡県知事に不信任決議案も否決

 静岡県議会の最大会派、自民改革会議は12日、川勝平太知事の給料返上問題を受け、知事不信任決議案を提出した。
 決議案は同日午後10時半過ぎに提出され、その後の採決で賛成50票、反対18票となり、可決に必要な出席議員の4分の3にあたる51票に届かず、否決された。

 川勝知事は令和3年11月に静岡県御殿場市を「コシヒカリしかない」などと揶揄(やゆ)した不適切な発言について、「自分へのペナルティー」として給料やボーナスなど約440万円を返>上する考えを示していた。
 知事が給料などを返上するためには新たな条例が必要となるが、該当する条例案を議会に提出せず、12日の議会では言行不一致が指摘されていた。
産経新聞 7/13(木) 7:01

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 静岡県で知事の不信任案が出されて「否決」になったというのだが……この場合賛成票が圧倒的で反対票が少なく、だが成立に必要な票に足りなかっただけというのだから「不成立」と表現すべきではないのだろうか。
「否決」ではまるで反対票が多かったようにとられてしまう。
 それとも議会用語で「そういう言い方をする」ようにしているのだろうか?

 この案件、産経の記事が軽く触れているが、元はといえば(2021/11/08の記事、「報道しない自由」が社会を歪める)で取り上げた「あちら(御殿場)はコシヒカリしかない。飯だけ食ってそれで農業だと思っている」発言に対する謝罪として「報酬を返上する」といっていたものが、

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「コシヒカリ発言」の川勝・静岡知事、給与・ボーナス返上しないまま

 静岡県の川勝平太知事が自身の不規則発言をめぐる辞職勧告決議を受け、「責任を取って返上する」とした給料や期末手当の一部計約450万円を受け取っていることが明らかになった。5日に4期目の任期を折り返した節目に、一連の対応が批判を浴びている。
(中略)
 だが、公選法の規定で一度受け取った給料の返上は公務員の寄付行為にあたるとして認められず、県条例の改正が必要になる。川勝氏は、改正案を提案するとしたが、議会側と十分な調整をしなかった。12月の支給時期に間に合わず、満額を受け取った後も提案を見送り、今月3日に公開された所得等報告書によると、給料や期末手当を受け取り続けたままになっている。先月30日に>は約311万円の期末手当が支給された。

 県によると、川勝氏は報道陣を前に「議会側に提案が受け入れられない」「職責を果たすことでけじめをつける」などと発言。返上する意向を示さず、提案の準備をしていないという。川勝氏をめぐっては、09年の知事選で「退職金ゼロ」を公約したが、その後は2期、3期目の退職金としてそれぞれ約4060万円を受け取っている。
 朝日新聞デジタル 7/5(水) 19:30

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 そのまま受け取っていたというところで出てきたわけで。

 今回反対に回った18人はそのまま知事与党の「ふじのくに県民クラブ」所属の18人だといわれている。
 調べてみると御殿場の方に所属議員はいないようなので、ここで反対したところで「痛くもかゆくもない」のかもしれないが、メディアが今までさんざん「妬み、僻み、嫉み」煽りをしてきたことを甘く見ない方がいいのではないだろうか。
 不信任を出した自民会派にしたところで、ここで本当に川勝知事が辞任しても選挙の用意はできていないから、そこは「織り込み済み」。「次の選挙を見てのキャンペーン」という目論見なのだろう。

 まあ、そのあたりは静岡県民の意思を尊重するとして、この一件で(2022/09/24の記事、限界なのは左翼的「身の丈思想」だよ)で書いたように「とにかく難癖付けてリニアの足を引っ張る」ことに力を注いでいる川勝知事の態度に変化が出るか否か。他県の人間としてはそれが気になる。

 川勝知事の「いちゃもん」は、

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 山梨県知事、静岡県のリニア・ボーリング調査で「司法的な対応あり得る」

 山梨県の長崎幸太郎知事は13日の定例会見で、同日山梨県庁を訪れた静岡県の森貴志副知事らと、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事のボーリング調査について、意見交換したことを明らかにした。この中で長崎氏は山梨県側でのボーリングで流出する地下水を「(静岡県が問題視する)山梨の水か、静岡の水かという議論は受け入れられない」との認識を改めて示し、さらに議論が進まない場合、「司法的な対応、救済もあり得る」と、訴訟の可能性も示唆した。

 長崎氏は9日の記者会見で「静岡の水とは何か、法的な根拠を示さなければ議論に意味はない」と、静岡県の川勝平太知事がJR東海に対し、ボーリング調査を進めないように求めていることに関連し批判した。これに対し、静岡県側から長崎氏に説明したいと申し入れがあり、今回の意見交換となった。
 13日の会見で長崎氏は、山梨県側ででた水を、静岡の水とした場合に、それが山梨県内の経済活動の将来に懸念をもたらすと警戒したという。そのうえで、ボーリング調査で静岡側の受忍限度を超えるような事態となった場合は、「山梨県側の責務として(JR東海に)是正を求める。山梨県を信用してほしい」と説明。それでもどちらの水かの議論を続けるなら司法判断に委ねる>ことも必要という姿勢だ。
 これに対し、「(意見交換で)静岡県側も理解いただき、川勝知事に報告すると話した」と説明した。
(後略)
 産経新聞 6/13(火) 16:10

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 隣県との軋轢まで生み出してしまっているのだし。

 朝鮮半島を「韓半島」と呼び、まるでどこかの国理ために日本の事業を足止めしているかのような川勝氏の言動が。


 本日の断線。

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 液体金属で「断線しないケーブル」。e☆イヤホンがポタフェス展示


(写真、AV Watchより)

 7月8日、東京・秋葉原で国内最大級のポータブルオーディオ展示試聴イベント「ポタフェス 2023」が開幕した。8日~9日の2日間の開催で、入場は無料、事前登録なしのフリー入退場となっている。会場はベルサール秋葉原のB1F~2F。B1Fにブースを構えるe☆イヤホン・ラボでは「断線しないケーブル」試作1号機が展示されていた。

「断線しないミニミニケーブル」として展示。導体に、水銀ではない常温液体金属を採用している。線材を使用していないため、断線という概念がないという。発案したe☆イヤホン・ラボ事業部のがっきー氏によれば、以前から構想していたもので、「ポタフェスというお祭りに合わせて」具現化したとのこと。
 ブースに展示されているケーブルは試聴も可能。SNSで紹介したところ、「抵抗が大きすぎてボリュームが取りにくいのでは?」という意見もあったというが、「銀や銅を使ったケーブルと比較して、抵抗が何十倍もあるわけではない」とのこと。実際にブースに展示されているe☆イヤホン・ラボ製ポータブルアンプと組み合わせて試聴してみても、一般的なケーブルと比べて極端にボリュームを上げないといけないということはなかった。
 なお、展示されているケーブルは、液漏れしないよう何重にも仕組みを取り入れているが、被膜が破れると液体金属が流れ出てしまう可能性があるため、プラグ部を持って脱着するよう案内さ>れている。
 気になる商品化については「問題が山積しているため未定の未定」とのことだが、がっきー氏は次回のポタフェスに「ヘッドフォンで使えるようなロングケーブルを用意できれば」と語った。
 AV Watch 7/8(土) 13:24

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 面白いこと考えるな。

 ただこういうものが断線するのはたいていが接続金具のところなので、そこの処理がどうなっているか。
 そこまで液体金属で作ることができるのならば、逆にその部分だけ液体にして「断線レス」にすることができるかもしれない。それならば中間部が長くなっても抵抗が大きくならないだろう。被膜破れのリスクも減るし。