品性がないからそうなるのか、そうなったから品性がなくなったのか…… | 偕楽園血圧日記

品性がないからそうなるのか、そうなったから品性がなくなったのか……

 久しぶりに、胸にブラックホールが入り込んだような感じに襲われている。

 国会が「ほっといても三月中に予算が自然成立する」からと野党議員の遊び場になっている。
 呆れるほどに「モリカケの再演」に興じているのだが、そのことを書く前に、あまりにひどいツイートを見たので、「そういうやつらが騒いでいる」ことを知るため簡単に。


 私は落語は詳しくないので「立川流」といえば談志と志の輔、後はツイッターで「アベガー」やっていた談四楼ぐらいしか知らないのだが、その流派を名乗る落語家が、「俺も続くぞ」とばかりに、


https://twitter.com/tatekawaunsui/status/1634723857956474883

 こんなツイートをしていた。

 普通に考えればその「組んだ手に触れたのかな?」ぐらいに思うところを、変に曲解して「嘘つき嘘つき」と高市大臣を罵っているのだが、そもそも「手を握り返してきた」という話は、

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これは昨年の記事です。

 安倍元首相に頬ずり号泣…妻・昭恵さん「手を握り返してくれたような気がした」

 参院選の街頭演説中に銃撃され、67歳で死去した安倍晋三元首相の葬儀が12日、東京・芝公園の増上寺で営まれた。妻の昭恵さん(60)が喪主を務め、凶弾に倒れた夫が搬送された奈良県内の病院で対面した際「手を握り返してくれたような気がした」と語った。葬儀の後には棺を乗せた車が国会周辺を回り、長年政治活動の舞台としたゆかりの地に別れを告げた。後日、東京と地元>の山口でお別れの会を開く。

 昭恵夫人は喪主あいさつで「まだ夢を見ているようです。政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごし種をいっぱいまいた。それが芽吹くことでしょう」と涙ながらに話した。関係者によると、安倍氏が心肺停止状態で搬送された奈良県立医大で対面を果たした際についても触れ「手を握ったら握り返してくれたような気がした」と振り返っ>た。
(後略)
 スポニチアネックス
2022/7/13(水) 5:08


「昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いした」高市早苗氏、病院との連絡役を務めたと明かす

 自民党の高市早苗氏が12日に自身のツイッターを更新。8日に銃撃され死去した安倍晋三元首相を悼んだ。
 ツイッターに「安倍晋三元総理の御葬儀が終わりました。先週金曜日の事件発生以来、殆ど眠れず、食事も吐いてしまい、両親を亡くした時にも経験しなかった心身衰弱状態でした。今日からは懸命に働かないと、安倍元総理に申し訳ない」とつづり悼んだ。
 続けて「金曜日は九州出張を取り止め、翌朝まで、安倍元総理が搬送された奈良県立医大との連絡役を続けました。昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いしたことが正しかったのか否かと苦しみ抜きましたが、御葬儀で昭恵夫人の喪主挨拶を伺い、救われました。元総理が最期に手を握り返したと」と明かした。
(後略)
 スポーツ報知
2022/7/13(水) 9:21
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 昨年襲撃後の病院に駆け付けた昭恵夫人が語ったことで、高市氏はそれを聞いたといっているだけ。
 それとも今になって高市氏が「自分の経験」としてどこかで語ったとでもいうのだろうか? そんなニュースはついぞ見ないが。

 臨終の間際のことなので、晋三氏の手を昭恵氏が握ったとしても何の不思議もない。その時に「元気に生きているかのように握り返してきたような気がした」とは、遺族としていったいどれほどの心情が込められているだろう。
 だが「アベガー」をやっている人間たちににとってみれば、それすらただバッシングの材料でしかないのだ

 市井の一般人でも「ひどい」こんなことを、名前を売るのが仕事の芸人がいってしまう。
 リプの中でも「これは昭恵氏が話したことですよ」と指摘するものもいくつかあるというのに、集まってきているのはこの落語家に同調して高市氏を口汚く罵っているようなものが大半。
 まったくどこまで「アベガー」というのは下品なのだろう。


 高市氏といえば、一昔半ほど前には(2006/04/13の記事、甘えた自由)で引用した記事にあるように、新聞の特殊指定を守るための法整備を訴えるような「新聞族議員」であった。
 それが今ではバッシングの対象になっている。

 なにがあったのか。
 それとも「つまりアベガーとは『見境のないほど』そういう集団」ということなのかな?


 本日の降臨。

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 来たぞわれらのウルトラセブン ドローン500機、神戸の夜空に


(写真、朝日新聞デジタルより。ドローンを使い、神戸の空にウルトラマンが登場した=2023年3月11日午後、神戸市中央区、林敏行氏撮影)

 神戸市中央区のメリケンパークで11日、LEDライトを搭載した約500機のドローンを同時に飛ばし、ウルトラマン作品のシーンを原寸大で再現するイルミネーションが披露された。
 午後8時に始まり、約10分間続いたショーでは、電飾を使った高さ約40メートルのウルトラセブンが登場。1968年にテレビ放映された、ウルトラセブンと怪獣キングジョーが神戸で戦うシーンも再現された。
 主催した日本イルミネーション協会は「原寸大の迫力を、今の子どもたちにも体験して欲しいです」。
 12日も実施予定で、午後7時と同8時半からの2回、ドローンショーがある。地上では、東日本大震災の復興を願うイベント「神戸イルミナージュ」のイルミネーション作品が展示されている。
 1回目のショーではドローンを制御する回線に混雑が生じ、主催者が会場周辺に集まった人たちのスマホを機内モードにするよう、呼びかけた。多くの人が協力したとみられ、予定から1時間遅れで実施にこぎ着けた。
 ドローンによるショーは、1824機を使った2021年の東京五輪開会式が知られる。(林敏行)
 朝日新聞デジタル 3/11(土) 22:30

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 ほう、実際に40メートルの巨人が目の前にいると、こんな風な見かけになるのか。
 ウルトラマンの方で「ニセマン」が暴れているときに科特隊の面々が驚いていたけど、このサイズでは目の形が違うなんてことは分からないよなぁ。

 私の中ではウルトラ一族はタンパク質ベースではない「光エネルギー生命」という設定にしてある(笑)ので、この「ドローンの光で描いた姿」というのはほとんどエネルギー切れ寸前の彼らの姿そのものともいえるな。密度が荒くなってしまってきているという。

 面白いなぁ。将来的には「場」を使って光を「固め」た「光の巨人」を現出できるようになったらいいなぁ。