そんなに落とし物ばかりしているのか。大変だなぁ。 | 偕楽園血圧日記

そんなに落とし物ばかりしているのか。大変だなぁ。

 なんかむちゃくちゃ寒いんだけど。


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「停電どうする」 保険証廃止は天下の愚策 立憲・枝野前代表が批判

■立憲民主党・枝野幸男前代表(発言録)
(現在の健康保険証を2024年秋に廃止し、「マイナ保険証」としてマイナンバーカードに統一する政府方針について)保険証を無くすんだって。デジタル化はいいんですよ。マイナンバーそのものを有効活用するのはいいことだと思う。だけど、全員できます?
 保険証って、子供も乳幼児も持っている。認知症の高齢者から寝たきりの障害をお持ちの方だってみんな1枚持っているでしょ。子どもが持ち歩くんですか?
 保険証は見れば、保険の種類と番号が書いてある。でっかい銀行だって、キャッシュカードで金を下ろせなかったことがあるじゃないですか。大停電起こった時どうするんですか。マイナンバーカードのシステムが壊れたらどこの医療機関でも保険証を確認できない。こんな天下の愚策をやめさせるために頑張っていきたいと思っております。(さいたま市での講演会で)
 朝日新聞デジタル 10/22(土) 20:30

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 いやはや、もうマイナンバーカードの普及妨害をするためならば何でも「言い放題」だな。
 停電が起きている時には医療行為もかなり基本的なことしかできなくなるというところはおくとして、電子カルテが使えなくなったりするのは今の保険証でも同じことではないのか?

 そもそも、

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 今日、衆議院の内閣委員会で、個人番号(マイナンバー)制度関連法案が可決されました。
 再来週の本会議、そして、この国会における成立に目途が立ったということを、非常に嬉しく思っています。
 我々が与党だったときに、政府の中で検討を行い、国会に法案を提出、自民党、公明党とも協議をして、手直しをしたものがこの国会に出てきたわけです。
 基本的に、私たちの内閣のもとで作ったもので、成立することは非常に意義のあることだと思います。
(中略)
 これで、個人にとっても、いろいろな手間がよりかからなくなる。窓口までわざわざ行かなくてもよくなるというプラス。そして、行政にとっては、それだけ効率化し、コスト削減ができる。より重要な行政に力を振り向けることができる。そういうメリットがあります。
 また、個人だけではなく、法人にも番号を振ることにしていますので、例えば、社会保険、年金、医療、法人所得など、今までバラバラに管理されていたものが、一体的に管理することが可能になる。そういう意味でのプラスも極めて大きいと思います。

(衆議院議員 岡田かつやブログ「マイナンバー―民主党政権下で作った行政コスト削減の画期的法案」 2013.04.26より)

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 こんなことをいっていたのが民主党なのだから、その利用方法についてはそれなりの党内議論も行われていたのではないのか。
 岡田克也氏(現・立憲民主党幹事長)は9年前に「例えば、社会保険、年金、医療、法人所得など、今までバラバラに管理されていたものが、一体的に管理することが可能になる。そういう意味でのプラスも極めて大きいと思います」といっていたというのに、前代表が揚げ足取りにもなっていないいちゃもんをつけるというのは、どういうことなのだろう。

 枝野氏が言っている「持ち歩いて失くしてどうこう」というのも反対派がよくいうことだが、それは今の保険証などでも同じこと。保険証は絶対なくさないがマイナンバーカードは絶対なくすという前提で話をしたところでなんの意味もない。

 そういえば弁護士ドットコムが、

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 気になる報道も出ている。SmartFLASHの「マイナカード一体化に大量の反対署名…導入前の説明は『持ち歩き禁止』だったのに『紛失したらどうする?』の声」との見出しの記事が拡散し、Yahooニュースでは1500近いコメントがついた。
 記事をよく読むと、マイナンバーの通知カードを大切に保管するよう、当初言われていたことを説明しているが、見出しの影響もあってか、ヤフコメなどでは、マイナンバーカードについて「当初は国民に所持を強制することは無く、常時持ち歩くようなものでもないと明言していた」「自宅に厳重保管するものと記憶していました」と解釈している人も見受けられる。一方で「本当に持ち歩き禁止だったの?」と疑問視する声も。
 2016年から交付されたマイナカードの最初の運用ルールは「持ち歩き禁止」だったのか。総務省に聞いた。(ライター・国分瑠衣子)

●総務省「当初から持ち歩き禁止ではありません」
 総務省の担当者は「マイナンバーカードの運用は制度がスタートした2016年当時から変わっていません。カードは公的な本人確認書類として使えるので持ち歩き禁止ではありません。ただ、マイナンバーが書かれている裏面は安易に人に見られてはいけないという運用です」と話す。
(中略)
 マイナンバー法第19条では「マイナンバー法に書かれている場合にあたらないところでは、他人に特定個人情報を提供してはいけない」と定めている。自分の番号を他人に提供したり、カード画像をネットに載せるなど不特定多数の人の目に触れる行為は禁止されている。
 マイナカードのICチップには「電子証明書」があり、これで本人確認することもできる。ICチップはマイナポータルや、コンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書などを取る時に使う。

●「マイナカードを紛失して他人に見られても、悪用は困難」
 ではマイナンバーを第三者に見られるとどうなのか。悪用が心配だが総務省は「マイナンバーカードの紛失などで他人に見られたからといって個人情報が漏洩したり悪用されたりといったこと>は困難です」と説明する。
 国の説明によると、例えば
カードを落としてしまった場合、カードを拾った第三者が悪用しようとしても、顔写真入りのためなりすましはできない。ネットでのアクセスはどうか。ICチップの電子証明書には複数の暗証番号を入力する必要があり、一定回数間違うとロックされる仕組みで破ることは難しい。
 マイナンバーの役割は、国や自治体がマイナンバーから生成された符号をもとに情報を検索・管理する「検索キー」のようなイメージだ。例えば税務署や自治体はこの符号を用いて個人の収入などを確認できる。ただし、マイナンバーを使える事務は「社会保障、税、災害対策」の3分野に限定されていて、何の事務にもマイナンバーを使えるというわけではない。

 マイナンバーカードは制度開始当初からなかなか普及しなかった。国は高額のポイント還元などの〝バラマキ作戦〟でカードを普及させようとしてきたが、それでも勢いは鈍い。交付開始から約6年がたった2022年10月にようやく交付率50%を超えたばかりだ。
 任意から義務化という政府の突然の方針転換に対し、「マイナンバーカード持ち歩き禁止」という誤った情報がネット上で拡散してしまうほど、国民の反発感情は高まっていると言えそうだ。
 弁護士ドットコムニュース 10/22(土) 8:58配信「マイナンバーカードは当初「持ち歩き禁止」だったって本当? 総務省に聞いた」より

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 という記事を書いていて、「持ち歩き禁止なんて聞いたことがない。逆にそんなことになつていたら活用もできないのでは? 誰がいったいそんなデマを流しているのだろう?」とおもっていたら、なるほど、

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別な視点から。
最初マイナンバー通知カードが発送されたころを思い出してほしい。
企業の総務領域では、取扱規則を作成し、漏洩しないように鍵のかかるところに保管し、閲覧履歴を記すようにされました。マイナンバー通知カードや、本カードは持ち歩くものではないものとして、国民は理解したと思う。
今回、健康保険証の機能を持たせるだの、androidスマホに取り込むだのに変更になった。
持ち歩かない、から、持ち歩くものになったのは、制度の大きな変更だと思う。それを十分な説明がなされずに行われたことは、マイナンバーカード制度が如何様にも、政府の鶴の一声で運用変更ができる証左でもある。
国民の同意を必要としない制度なら、ポイントをいくら配ったとこでも普及は難しいと思う。

 JBpress10/22(土) 17:56配信「マイナンバーカードと健康保険証の一体化、今のままでは大惨事が起きかねない」コメント欄より


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見切り発車感が否めない制度
健康保険証のような命に直結する制度を気楽に考え過ぎる

マイナンバーカードやりたいのなら
まずは手始めに政治家だけで始めたらよい
文通費問題を解決するために政治献金や選挙費用は
マイナンバーカードで決済できるようにしてください
そして使った明細は、WEBで公開すれば良い

5年程やって見て安心安全だったら
国民も少しはセキュティを信じるのではないだろうか

しかし、マイナンバーカードの個人情報を覗き見みする輩が
必ず出てきます
北欧みたいにその対策が取られない限りは
マイナンバーカードは信用できません

まぁその覗き見みする輩が政府って気がするのは
私だけだろうか


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もうなんかぐだぐだで意味不明。
マイナカードそんなに必要ですか?
紛失したら超絶大打撃カードを何故そんなに持ち歩かせたがるのでしょうか?
大切な情報が書いてあるカードだから持ち歩かないで、大切な番号だから他人に見せないで教えないでと言ってたのはなんだったのか?

保険証は提示する機会が多いです。
一本化は危険だと思わないのですか?
保険証は残すべきです。
持ち歩かせるなら全口座の紐付けなんてもっての外。
そもそもカードなんて必要ない。
番号だけ行政で管理すればいいだけだと思います。
カード作成の事務費用もかからない。
免許証がない人様に顔写真付きの身分証が必要なら希望する人のみ様に国が認めた顔写真付き身分証カードを別で作れば良いと思います。免許証と同様名前と住所と生年月日付きの。
作るのは義務だと急変の必死の沙汰を見ると、どこかと何かしらの忖度があるようにしか思えない。

 共同通信 10/24(月) 12:51配信「マイナンバーカード不保持も配慮 首相、健康保険証の廃止で」コメント欄より

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 こういう人間たちか。

 昔「通知カードをなくしたら警察に紛失届を出さなくてはならないから持ち歩かない」といわれていたところから曲解して「マイナカードは持ち歩き禁止」というデマに練り上げているのか。
 本当に「なりふり構わず」だ。
 
 相変わらず「なくしたら個人情報がー」と勘違いしている人もいるが、(2022/10/15の記事、「透明人間」には社会活動ができない)などで書いたように、カードに乗る個人情報は住所氏名生年月日といった懸賞応募レベルのもので、例えば今回保険証関係で騒がれているカルテ情報などは医院が持ったまま。すでに税務関係でマイナンバーは使われているが、その納税情報がカードに書き込まれることもない。
「のぞき見」もなにも、そんな情報など官庁は持っている。特定個人の検索がマイナンバーでできないというだけで、名前を使った検索でいくらでも「見る」ことはできる。
 そのあたりは弁護士ドットコムも、「マイナンバーの役割は、国や自治体がマイナンバーから生成された符号をもとに情報を検索・管理する『検索キー』のようなイメージ」と書いている通り。
 そこまで書きながら「任意から義務化という政府の突然の方針転換に対し、『マイナンバーカード持ち歩き禁止』という誤った情報がネット上で拡散してしまうほど、国民の反発感情は高まっていると言えそうだ。」で記事を〆る同紙も同紙。こういうことをやってまで「反対の機運」を高めようというのは、とくに保険証の話が出てくるようになってから野党やマスメディアの様子を見ると、やはり「保険証の本人確認が厳密になる」からなのだろうか。

 その結果として(2022/10/15の記事、「透明人間」には社会活動ができない)で書いた行政のデジタル利用が進まなくなってしまうというのならば、そのコストは彼らに払ってもらうべきだ。

 岸田総理はあまりに反対派が騒ぐからと、

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 マイナンバーカード不保持も配慮 首相、健康保険証の廃止で

 岸田文雄首相は24日の衆院予算委員会で、健康保険証とマイナンバーカードの一体化について、カードを持たない人も保険診療を受けられるよう配慮する考えを示した。「保険料を納めている人が保険診療を受けられる制度を用意する」と述べた。政府は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、保険証機能のある「マイナ保険証」に原則切り替える方針。
 首相は、カードを取得していない人に関し「(医療機関の窓口で医療費を)全額負担することなく、保険診療を受けられることは当然のことだ。そのための準備を進めている」と語った。
 首相は「資格証明書ではない制度を用意する」と述べた。
 共同通信 10/24(月) 12:51

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 こんなことをいいだしているが、その「別仕立て」の保険証とそれを取り扱うために必要になるコストは、当然「そっちを選ぶ」人間の手数料として徴収していただけるのだろう。

 馬鹿らしい。
 こんな頓珍漢な「反国家」ごっこで遊んでいる者たちの騒ぎのおかげで、本来質していくべき「マイナンバーカードの電子証明書の更新関係の話がまるで議論の俎上に載せられない。
 保険証統合の場合この電子照明の更新とを保険証の更新の時期がずれていたらどうするのかとか、企業保険の場合はどうするのかとか。
 その更新もまたいちいち役所に行かなければならないのか。それをネット接続でできるようにするのか。あるいはいま自治体が配置するようになっている出張所のようなところでできるようにするのかといった話がすっかりおざなりにされていることの方がよほど問題だ。
 なにしろ今カードの普及の足かせになっている一番大きな理由が「いちいち本庁に平日の昼間に行かなくてはならない」なのだから。


 本日の競争。

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 パンダの着ぐるみ姿で走る人たち…参加者「一体感が出て、気分上々です」


(写真、読売新聞オンラインより。パンダの着ぐるみで走る参加者(和歌山市で))

 パンダの仮装を楽しみながら走る「第6回わかやまリレーマラソン~パンダRUN~」が和歌山市毛見の紀三井寺公園で行われ、市民ランナーなど約1400人が参加した。
 陸上競技場トラックに公園内の通路を加えた長さ1・4キロのコースを1周するファミリーのほか、周回するハーフ(21キロ)、フル(42・195キロ)の3部門で16日に開催。爽やかな秋空の下、参加者はパンダグッズを身につけたり、着ぐるみ姿や顔を白黒でペイントしたりするなど、思い思いの格好をし、笑顔でたすきをつないだ。
 社会人サークルの仲間6人とハーフに参加した大阪市中央区の男性会社員(42)は「一体感が出て、気分上々です。いいタイムで気持ちよく走れました」と話していた。
 読売新聞オンライン 10/23(日) 6:11

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「着ぐるみ」?

 う~ん。(2022/09/26の記事、下品なふるまいは嫌われるものだよ)で取り上げた「ティラノサウルスレース」と比べるとずいぶん「着ぐるみ度」が甘いなぁ。
 パンダ体形で全身コーディをしなければ、それはただの「帽子」のようなもの。応援している観覧者にアピールできないよ。