「そちら」にいい顔しても意味ないぞ | 偕楽園血圧日記

「そちら」にいい顔しても意味ないぞ

 今年もあと一週間か……。


 ツイッターを見ていたら、


https://twitter.com/xAegvg0JipIY0hD/status/1474364286000861185

 こんなものが流れてきた。

 BSフジでやっているプライムタイムという番組の中で出されたグラフだということだが、(2021/10/12の記事、学校の勉強は大切だ)で取り上げた菅前総理の「明かりははっきりと見え始めている」が現実の数値として出ていたことが明らかにされたのだ。

 あの時、

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明かりなんて見えない。

ここまでの対策の良い点と悪い点を問われても良い点だけしか答えない。
オリパラの選手村を野戦病院に変える気はあるかと問われても答えない。
テレワークをお願いしている本人がテレワークの意味を理解してない。
時間の無駄とも思える会見で違和感しかなく、現実が見えてないリーダーがただ国民を不幸に導く会見だった。

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今日一回目のワクチンを打った人に効果がでるのは5週間後。今の感染爆発には効果なしです。家が火事なのに、消防車が完成するのは5週間後なのと同じことが、彼はわかっていません。平行して火を消す方策を打ち出せず、自宅療養者が彼の失政の犠牲になり死んでいく。飛びついた酸素ステーションは、息苦しさをやわらげるけど、肺の中でウイルスがどんどんふえていることに対する効果はゼロです。科学的理解力もなさすぎ。しかも専門家を軽視する。最悪なトップですね。その結果が横浜市長選なのにそれもわからない傲慢さ

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言葉のセンスが無さすぎ!
明かりが見えているのは自分周辺だけでは無いのか?
明かりが見えるようになるのは最善の策を十分に打ってからの話だ!
不十分だらけで今、パラリンピックやってて・・・
安全安心に続く誤報に聞こえます。

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誰が信じるか!

発言するなら責任とる覚悟をしていただきたい。
選挙のための世論形成だとしたら、全くの逆効果だと思います。

Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE 8/26(木) 5:50配信「デルタ株の猛威の中で「明かりは見え始めている」と語った菅首相」コメント欄より

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 と罵詈雑言を並べていた者たちは、自分がいかに理解力のない人間だったのかを反省するべきで、なにより投票権を持つ有権者としてそれは必須なのだが……こういう人間たちにそれを求めても無駄なのだろうな。
 それができるようならば、そもそも「ネットという公の空間」でこんなに汚い言葉を吐くことなどしないだろうし。

 だが、こういう人間たちを煽るようなことをいっていたマスメディアには、きっちりと反省してもらわなくては。
 上記エントリーでも、仮らは今までは口にもしていなかった「週累計」というものを持ち出して「感染者が減っていることが極力見えないように」とやっている。
 こういう行為は人心擾乱を狙った「工作活動」以外のなんだというのだろう。しかもそれを「報道」を名乗って行うなど。


 菅氏はどれだけそういう勢力に罵られようとも、ワクチン戦略を貫いた。
 一方岸田総理は、

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 首相、無料検査を4都府県で実施表明 オミクロン株市中感染

 岸田文雄首相は24日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の市中感染が東京都で確認されたことについて「オミクロン株の早期探知の徹底、濃厚接触者の宿泊施設での待機要請を柱とする封じ込め対策を実行していく」と述べた。東京に加え、市中感染が確認された大阪、京都、沖縄の4都府県については「全域で感染への不安のある方は誰でも無料で検査を受けられ>るようにする」とも語った。首相官邸で記者団に答えた。
(後略)
 産経新聞 12/24(金) 18:47

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 いったいなにをいっているのだろう。
 もうさんざん「検査は無感染の証明のためではない」ということが言われているのに、いまさらになってこういうことを言い出すというのは。
 それともこのデータを元にして感染経路潰しでもするつもりだろうか? そんなことはマイナンバープラス「いばらきアマビエちゃん」を流用したシステムでも組まなければ不可能だが。

 さっそくのように、

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 玉川徹氏、無料検査実施を表明した岸田首相を評価…「やっとこういうことを考える政治家が日本のトップに立ってくれた」

 テレビ朝日の玉川徹氏が24日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)に生出演した。
 番組では、岸田文雄首相が23日に新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への対策として、拡大が懸念される地域で、無症状者を含む希望者全員に無料検査を実施する方針を表明したことを報じた。
(中略)
 この方針に玉川氏は「やっと打ち出してくれたか、と」とした上で「これ早晩、東京でも感染者が現れるんだと思います。そうなると東京でも首都圏でもって、なっていく形になっていくと思うんです」と指摘した。
 さらに検査の意味を「ずっと言ってますけど、無症状で広がる部分が多いわけですから、無症状の人で見つかるとそこからの感染は止められるんですよね」などと解説した。その上で「検査の拡充はすごく重要なのでやっと打ち出してくれたか、と」とし、毎日新聞の記事で岸田首相が「危機の時は拙速、やり過ぎの方がましだ」などと述べたことを紹介し「やっとこういうことを考える政治家が日本のトップに立ってくれたか、と。2年かかりましたけど、やっと現れたか、と」などと繰り返し「僕は評価したいと思います」とコメントしていた。
 スポーツ報知 12/24(金) 9:22

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 こんな人物に称賛されているようだが「やっと」ではない、上でも書いたように「いまさら」なのだ。

 玉川氏は相変わらず「検査して、で、どうする?」というところに思いが至っていないが、こういう方針で行く時には、中国でやっている、

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 中国・西安で市中感染、1300万人の全市民ロックダウン

香港(CNN) 中国中部の陝西省西安で新型コロナウイルスの感染が拡大し、当局は推定1300万の全市民を対象に、自宅からの外出禁止など厳格なロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。
(中略)
 西安では今月9日、隔離ホテルで今回の集団感染に関連した初の症例が確認された。ウイルスに感染したホテルの従業員を通じて市中感染が起きたと思われる。21日には新規の症例が52例確認された。
(中略)
 当局は即座に対応し、学校を休校として市全体で集団検査を実施。それでも症例は増え続け、9日以来の症例は累計で206例になった。22日に確認された新規の市中感染の症例は、西安で今月最多の63例に上った。
 国営英字紙チャイナ・デイリーによると、22日正午までには陽性者と接触した可能性がある3万人以上が政府の隔離対象となった。同日から西安は全住民を対象とする厳格なロックダウンに入った。
 西安は、中国のロックダウン措置の中で2番目に厳格な「制限区域」に指定され、住民は救急医療が必要な場合などを除いて不要不急の外出を禁じられた。食品などの買い物は、各家庭ごとに指定された1人のみが2日に1回の外出を認められる。
 新たな規制が発表されると、住民はロックダウンが始まる前に日用品を蓄えようとスーパーマーケットに詰めかけたと、中国紙「環球時報」は伝えている。
 CNN.co.jp 12/24(金) 11:57

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 こういう「住民をほとんど軟禁状態にする」ことと合わせてやらなければ意味がない。しかも「検査して」ではない「まず軟禁」を先に、である。そうしなければ「検査帰りに感染」ということが普通に起きる。
 今回の中国の措置にしても、以前武漢でやった「突然の封鎖」ではなく「住民はロックダウンが始まる前に日用品を蓄えようとスーパーマーケットに詰めかけた」というような甘さを含んでいるようでは、全体主義国としては「ぬるい」。
(2020/01/27の記事、「君子危うきに近寄らず」は中国のことわざのはずだが……)で貼ったツイッターのようなのはさすがに大げさだが、実際にあれぐらいの「覚悟」でやらなくては、この「検査でなんたら」は機能しない。

 で、日本でそれほどの厳しい隔離政策などできたものだろうか?

 岸田総理には、菅氏がやってくれた功績の上にいるから助かっていることをしっかり自覚した上で、「テレビに何をいわれても自分の考えを貫く」という前任者を見習って欲しいものだ。


 本日のゲッターロボ。

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 さじ投げる前に、斧投げてみて 「非日常性が体験」スポーツゲーム


(写真、毎日新聞より。下半身と上半身を連動させ、まっすぐ斧を1回転だけさせる投げ方を実演する河東誠社長=東京都豊島区東池袋1のREEAST ROOMで)

 行き詰まってさじを投げたくなることはだれでもあるだろうが、代わりに斧(おの)を投げたら前向きになれるだろうか――。米国やカナダにはAXE THROWING(アックススローイング)というダーツ感覚のスポーツゲームがあり、「非日常性が体験できる」として評判だという。米国に旅する気分で、東京・池袋のアミューズメントスポット「REEAST ROOM(リーストルーム)」で斧投げに挑戦してみた。【岩嶋悟】

◇ダーツゲーム感覚で
 このゲームは、ダーツの要領で斧を的に投げて得点を競う。一見、危険そうだが、米国で人気になった理由について、同店を運営する「Brick Wall」の河東(かとう)誠社長(27)が説明する。
>「2018年ごろから米スポーツ専門放送局、ESPNで(ゲームの様子が)放送されて一気に斧投げの文化が広がりました」
 同社のコンセプトは、物を壊すなど「やってはいけないこと」を楽しむストレス解消型の娯楽サービスの提供だ。これに合わせまず19年オープンの浅草の姉妹店で斧投げを取り入れたという。

 投げる斧は、刃渡り約10センチ、重さが約900グラムでずっしりと重く、キャンプのまき割りにも使える。ただ、トライする前には、河東社長が設立した一般社団法人「日本アックススローイング協会」認定のスタッフが注意事項や投げ方のコツを説明してくれるので安心だ。
 的は約3・65メートル先にあり、中心に刺さると6点、中心から離れるごとに1点ずつ減点していく。一人10回投げて得点を競う。
(中略)
 河東社長は「非日常的な体験ができるエンタメ性と、ルールがあって競争できるスポーツ性を併せ持つ魅力を発信したい」と話す。

◇家電の破壊や落書きも
 訪れたREEAST ROOMには斧投げ以外にも「やってはいけないこと」が楽しめ、1階と地下1階には物を壊せる「ブレイクルーム」がある。2008年に米国で始まり、国内では同店が初めて導入した。
 安全に楽しめるよう、服の上から専用のつなぎを着て、ヘルメットとグローブも装着する。そして、鉄バットやバール、ハンマーで、皿やビン、ラジカセや電子レンジなど小型家電を壊すことができる。もったいないと思いきや、いずれも不用品回収業者から壊される予定のものを仕入れているという。利用者が持ち込んだ不要な小型家電も壊すことができる。
 料金は皿やビンのみを壊す「ワレモノコース」が4人1組1人4080円、食器などに小型家電1台までの「スタンダードコース」は4人1組で1人4180円。また、屋上の「フリーアートウォール」は、制限時間15分間で水性塗料などで好きなだけ壁に落書きができる(有料)。

◇メモ
 REEAST ROOM(東京都豊島区東池袋1の44の17)へは、池袋駅東口から徒歩5分。営業時間は平日午後3時~10時半、土日祝日午前10時~午後10時半。斧投げは、30分投げ放題1人2480円、60分投げ放題1人2980円。1ドリンク、ピザ、軽食付きのグループプラン(1時間半)は、1人4980円。斧は大小4種類。有料オプションで、手裏剣、ナイフ、トランプも投げられる。問い合わせは03・5924・6990
 毎日新聞 12/14(火) 11:14

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 これはなんともすごい「スポーツ」だな。
 オリンピックでやっているやり投げやハンマー投げも、元はといえばこういうものだったろうから、いずれは……。

「ブレイクルーム」の話を読むと、「ウソップランド」の一場面を思い出してしまうな(笑)。
 ああいう「変な番組」も地上波では見なくなって久しい。
 だから正義の味方ぶっている「クレーマー」なんかに流されていてはダメなんだ。