「3み」に支配された社会は住みにくいぞー | 偕楽園血圧日記

「3み」に支配された社会は住みにくいぞー

 う~ん、どうにも体調がすぐれないなぁ。雨のせいだろうか?
 今日もちょっと簡単に。

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 歳費2割削減、臨時国会で 自・立

 自民党の高木毅、立憲民主党の馬淵澄夫両国対委員長は3日、国会内で会談し、国会議員の歳費を2割削減する歳費法改正案について、6日召集の臨時国会で成立を期すことで一致した。
 削減措置をめぐっては、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年5月から実施し10月末で期限が切れていた。新たな期限は来年7月末とする方向だ。 
 時事通信 12/3(金) 19:10

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 また議員たちがくだらないアピールごっこをやっている。

 元はといえば、

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<独自>維新が歳費2割減継続提案へ 衆院議員任期満了まで

 日本維新の会が、新型コロナウイルス禍で10月末まで実施した国会議員の歳費2割削減に関し、現在の衆院議員の任期満了までの継続を近く与党に提案することが25日、分かった。維新幹部は「国民と苦労を共有すべきだ」と話している。
 国会議員の給料に当たる歳費は、昨年5月から今年10月までの間、2割削減されていた。公明党も4日の中央幹事会で、当面の間、継続することを各党に提案すると決めている。
 産経新聞 11/25(木) 13:36

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「なんでも節約」維新が言い出していたことなのだが、なんだこの「国民と苦労を共有すべきだ」という馬鹿馬鹿しい話は?

 国民が苦しんでいると思っているのならば、その苦しみがなくなるような政策を提案しろよ!
 今の状況ならば、社会に金が回るような仕組みを考えて、それを実行するよう政府に迫れ。そのために必要な経費ならば、原価だの中抜きだのといっているような人間以外はみんな認める。

 維新ではいまだにこの政党を「自分の部下」だと思っているような人間が、

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 橋下徹氏、松井一郎市長の公務員ボーナス12月引き下げ表明を絶賛「このストイックさが支持を広げる」

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が25日までに自身のツイッターを更新。公務員ボーナス引き下げの12月実施を表明した日本維新の会代表で大阪市の松井一郎市長の姿勢を絶賛した。

 この日、政府が国家公務員のボーナスについて人事院の勧告どおり引き下げる一方、経済などへの影響を考慮する必要があるとして、この冬のボーナスには反映させず、来年6月まで引き下げを先送りする方針を決めたのに対し、12月実施を表明した松井市長のツイッターを貼り付けた橋下氏。
「このストイックさが支持を広げる」と評価すると、「政治活動全般に文通費を充てるのは当然だ、文通費を自分の政治団体に入れて自分宛にセルフ領収書を切っても何も問題ないという維新国会議員の感覚では支持を広げられない」と厳しい筆致で続けた。
 さらに連続ツイートすると、「維新誕生の原点は、政治行政のヌルいカネの使い方を改めること。納税者感覚を徹底すること。その実践で今がある。これをいまだに理解できていない足立議員は維新から退場すべき」と論争中の足立康史議員の名前を出してピシャリ。
(後略)
 スポーツ報知 11/25(木) 11:20

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 このコロナ禍でそれこそ身を削る思いで仕事をやってくれている公務員の報酬を削ることに「正当」という評価を与え、「それこそが支持を集める」と自画自賛している。

 橋下氏は「納税者感覚」と悦に入っているが、こんなものはただの「僻み、妬み、嫉み」の「3み」煽りでしかない。人に苦しい思いをさせることで留飲を下げて喜ぶ層を煽って同調を得ようというところでは、立民や共産と変わりがない。
 こんなことをやったところで「金を必要とする議員」は政治資金集めのパーティーを余計に開くようになるだけで、まったく何の意味もない。
 そして寄付に頼る政治家は、ますます寄付者の方を向くことになる。

 橋下氏には「政治家は利害調整者である」という視点がないようだが、そんな人間に称賛される維新も情けない。
 総選挙で議席を伸ばしたから無碍にはできないと与党も思っているのだろうが、維新の主張は基本として「ムダムダ身の丈」の市民団体と同じなのだから、彼らの顔色を窺っているようでは経済の成長は望めない
 一応「疑惑疑惑」で騒がないだけ国会での議論ができるのだから、立民や共産などを全部取っ払って維新(や国民民主党)だけが質問できる野党として存在してくれればいいが、今の「ケチケチ政党」ではしょせんその程度のポジションで終わることになるだろう。


 おまけ。

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 トヨタ労組、「組合員平均」の賃上げ要求廃止へ 職種や職位ごとに

 トヨタ自動車労働組合が2022年春闘で、全組合員平均で賃上げを要求する方式を廃止する執行部案を固めたことがわかった。職種や職位ごとに標準的な賃上げの要求額を示す方向に転換する。組合員に賃上げ水準をわかりやすく示す狙いだが、外部からトヨタ春闘の動向がいっそう見えにくくなる可能性がある。
 執行部案では、事務職や技能職などの職種や職位ごとに、ベースアップや定期昇給を含んだ標準的な賃上げ要求額を示す。具体的な要求額は今後詰め、来年2月に正式決定する。
 トヨタ労使は18年春闘から、経営側が具体的なベースアップ額の公表をやめるなど、春闘相場のリード役から離れる流れが強まっていた。トヨタ労組も21年春闘で「1人平均9200円」を要求する一方で、要求額にベアを含んでいるかどうかについて組合内外に非開示とした。
 トヨタ労組は今回の見直しで「(要求水準が)分かりやすくなり、組合員一人ひとりが当事者意識を持ちやすくなる」と説明する。ただ、平均での要求をやめると、過去の要求との比較ができなくなる。国内最大手の製造業として注目されるトヨタの春闘の動向が、より不透明になりそうだ。(近藤郷平)
 朝日新聞デジタル 12/1(水) 21:00

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ほほう、これは(2012/01/03の記事、転換できるかな?)の頃に上がっていた「職務給」の話をようやく労組の方が受け入れたと考えていいのかな?
 この流れで「賃金の上がりやすいところから上がっていく」ようになれば、デフレ思考も完全に脱却できるようにもなるのだろうが……。

 ただ、日本の企業の場合「上がりやすいところから挙げて、他もそれにひっはられる」という流れが非常に起こりにくい風土になっているから、けっきょく「話に出ただけ、一部だけ」で終わってしまいそうな気もしてならない。
「仕事に関係なく昇給」という環境に浸りきっている「トヨタの春闘の動向が、より不透明になりそうだ」といっているような勢力が足を引っ張るだろうし。


 本日の収穫。

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 県庁で特産レモン収穫 広島〔地域〕


(写真、時事通信より。レモンを収穫する広島県の湯崎英彦知事=3日、広島市中区)

 広島県庁敷地に植えられている特産のレモンの木が収穫期を迎え、湯崎英彦知事らが3日、摘み取った。県内の優秀な若手料理人を発掘、育成するためのコンクールや県庁内保育施設の給食で食材として使用する。
 広島県はレモンの生産量が全国一。ブランド化を進める上で、身近に見てもらえるようにと2013年に植樹した。この日は、コンクール関係者や同保育施設の園児らも収穫に参加した。
 湯崎知事は、広島のレモンが今では全国で知られるようになり、「需要が増えて生産が追い付かないような状況」と説明。レモンをはじめ県産農産物の生産からそれを使った料理までを「一体的に食文化として振興したい」と述べた。 
 時事通信 12/6(月) 10:42

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 へぇ~、広島県庁は県の特産品を敷地で作っているのか。
 これは茨城県庁も納豆室を……いや、それは水戸市役所がやるべきかな?

 広島レモンといえば、ネットで知った「レモスコ」という調味料が結構気に入っている。
 唐辛子入りなので製品には「2、3滴で」と書いてあるが、山ほどかけて食べてもそれほどではなく、さっぱりとした辛さが揚げ物や焼き物にとてもよく合う。
 水戸市内でもいくつか置いてある店があるので、全国展開しているのだろう。
 ぜひ一度お試しあれ。