「第一段階、完了!」というわけだ | 偕楽園血圧日記

「第一段階、完了!」というわけだ

 昨日偕楽園公園のもみじ谷に行ったとき、隣接する護国神社も参拝してみくじを引いてきた。

 教えとして、

「心豊かな人は感謝をもち
 心貧しい人は不平を云う。

 とあった。
 なるほど。


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 立民・枝野代表が辞任表明 特別国会後に代表選

 立憲民主党の枝野幸男代表は2日午後の党執行役員会で、衆院選で公示前の110議席を下回る96議席に終わった結果の責任を取り、代表職を辞任する考えを表明した。衆院選を受けた首相指名選挙を行う特別国会が10日に召集される見通し。枝野氏は国会閉会日に辞任し、同党は速やかに代表選の手続きに入る。

 立民は全選挙区の7割以上にあたる213選挙区で共産党などと野党候補を一本化した。選挙区は公示前の48議席から57議席に増えたが、比例代表は公示前の62議席から39議席まで減らした。来年夏には参院選が控えており、党内では代表を含めた執行部の刷新を求める声が強まっていた。
 福山哲郎幹事長も引責辞任する意向で、平成29年10月に枝野氏が旧立民を立ち上げて以来、4年間続いた枝野代表-福山幹事長の体制は幕を閉じる。
 産経新聞 11/2(火) 13:23

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 枝野氏が、代表職辞任を表明した。

 まあ、いくら新聞テレビ等マスメディアが「自民退潮! 共闘に一定の成果!」と持ち上げてくれたところで、(2021/11/01の記事、彼らに「民意」が読み取れるかな?)で書いたようにその「退潮自民」とやらと同じぐらいの議席減を起こしているとなれば、「この選挙は岸田内閣を選ぶか、枝野内閣を選ぶかの選択です!」と演説で言いまくっていた以上、過半数に遠く及ばなかったことと合わせて代表辞任は当然だろう。

 これに対して、

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「#枝野辞めるな」トレンド入り 立憲民主・枝野代表辞意でシリーズ第3弾

 立憲民主党の枝野幸男代表が2日、衆院選での党の議席減を理由に、代表辞任の意向を表明したことを受け、インターネット上では「#枝野辞めるな」が、トレンド入りした。
 枝野氏をめぐっては、2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生時、民主党政権の官房長官として不眠不休で記者会見などの対応に当たったことから、ネット上に「#枝野寝ろ」の言葉があふれ、大きな話題になったことで知られる。
 また、17年の前回衆院選直前には、小池百合子都知事が枝野氏ら野党リベラル系勢力を念頭に「排除発言」をしたことで、ネット上には「#枝野立て」が登場。枝野氏が立憲民主党を立ち上げる、1つのきっかけをつくった。
 今回は、それに続く「#枝野」シリーズ第3弾となった。
(後略)
 日刊スポーツ 11/2(火) 17:31

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 こんな運動をしている勢力がいるというのだが……これ、「反立民」勢力がやっているのではないのだろうか?
 そういう人間にしてみれば、ここで枝野氏が新聞にのっかって「共闘は成功した!」と開き直ってくれた方が立民叩きを続けられるのだから。

 でもまあ、心配はいらない。今の立憲民主党では誰が出ても路線変更はできない。もし「まともな路線」に変更しようと試みるようならば、いつものように分解騒動を起こすことになるだけだから。


 枝野氏が代表辞任を言った立憲民主党とは違い、同じく共闘もあって議席を減らした共産党の方は、

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 共産・志位委員長、議席減「責任はない」 「方針は正確と確信」

 共産党の志位和夫委員長は1日、党本部で記者会見し、衆院選で共産が議席と得票数を減らしたことに対する引責辞任の可能性を問われ、「責任はないと考える」と否定した。理由として「我が党は、政治責任を取らなければならないのは間違った政治方針を取った場合だ。今度の選挙では、党の対応でも(野党)共闘でも政策でも、方針そのものは正確だったと確信を持っている」と説明した。
 共産は衆院選で議席数を公示前の12から10に、比例代表の得票は前回選の440万票から416万票にそれぞれ減らした。志位氏は「力を尽くして戦い、残念ながらこういう結果になった」と述べた。【佐野格】
 毎日新聞 11/1(月) 22:35

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 志位委員長が自己の責任を否定して続投を宣言している。

 これを「共産党の独裁的なところ」とみるだけでは、見誤る。
 なんとなれば、共産党にしてみれば、「共闘」で立民候補に統一した候補は「玄関につま先を突っ込んだ」状態を確保したことになるのだから。

 新聞の中には、

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 野党共闘の効果限定的 統一候補の勝率3割

 今回の衆院選で対決パターン別に与野党の勝敗を分析したところ、立憲民主や共産など野党5党が統一候補を擁立した213選挙区のうち、保守系無所属を含む自民または公明のいわゆる与党系候補は、約65%にあたる139選挙区で勝利したことが分かった。これに対し、統一候補は約28%の59選挙区でしか勝てず、野党共闘の効果が限定的だったことを裏付けた。
 213選挙区を地域別にみると、北海道は官公労が強い地域とあって、統一候補を擁立した9選挙区中、自公4勝、立民5勝と野党5党側が勝ち越した。東京では革新系の影響力が残っているが、与党系10勝なのに対し、統一候補は7勝と及ばなかった。
 保守地盤が強固な西日本では、日本維新の会が幅を利かす大阪府を除き、中国地方で統一候補は14選挙区中1勝、四国では8選挙区中2勝しかできなかった。九州でも自民16勝なのに対し、統一候補は6勝にとどまるなど、野党が束になって掛かっても、与党側は寄せ付けなかった。
(中略)
 今回の衆院選結果は、立民が組織票目当てで共産などと組んでも、票の上積みには限界があり、地力に勝る自民を負かすには、旧民主時代から言われ続けてきた、党の足腰となる地方組織の強化が急務であることを改めて突き付けたといえる。(坂井広志)
 産経新聞 11/1(月) 19:34

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 こういう分析をしているところもあるが、共産党側から見れば、統一候補ができた時点で「路線」の目標は遂げている。そこからどんどん浸食を続けていって「乗っ取る」のは、(2021/10/28の記事、「隠蔽!」と大声での自己紹介ありがとう)などでも書いた通り。
 自民が公明と組んだ時に指摘されたように、今では公明票がなくては通らない自民候補が多くなっているが、それでもまだ自民公派に対して公明が「完全コントロール」をするほどにはなっていない。が、共産党と組んだ野党候補は、それ以上のスピードで「共産党にコントロール」されるようになる。それはもろもろの「市民運動」を見ていればわかること。それを拒むと「左」からどういう攻撃を受けるかも、よく聞く話である。

 「その路線を作り上げた」から、共産党としては「作戦通り」になるわけで、党からすれば志位委員長はその功労者。だから「責任は問われない」。

 同党は、

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 次期参院選でも野党共闘=志位共産委員長【21衆院選】

 共産党の志位和夫委員長は1日、党本部で記者会見し、先の衆院選で小選挙区候補を一本化した野党共闘が不発に終わったことについて、「共闘の大義、魅力を広く国民に伝えるという点で十分ではなかった」と認めた。
 その上で「共闘の道を揺るがず発展させるために引き続き力を尽くす」と述べ、来年夏の参院選でも改選数1の1人区を中心に一本化を目指す考えを強調した。
(後略)
 時事通信 11/1(月) 19:10

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 来年の参院選でも「さらにその路線を進める」といっているのだから、立憲民主党はどんどん共産化していくことになるだろう。

 それに対抗し、路線変更を強行できるほどの人間が今の立民にいるかといえば……。


 おまけ。

 NHKの「コスミック・フロント」という番組まで「女性は歴史上いなかったものとしてなんたら」と、西洋人の価値観こそが歴史学の主流であるかのような話を流していた。
 日本の土偶研究史をみれば、そんな「歴史を男性の存在でしか見ない」価値観は欧州のものでしかなく、逆に白人の持つ差別意識の表れでしかないとわかるというのに。
 そんなものを「罪」として日本人に押し付けないでほしいな。


 さて、今回の総選挙で、

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 衆院選の女性当選者、1割未満 前回選から2減、政治参加進まず

 今回の衆院選では、女性が45人当選を果たした。前回衆院選と比べて2人少なく、全当選者に占める女性当選者の割合は9・7%と1割にも満たなかった。依然として女性の政治参加が進まない実情が浮き彫りとなった。
 政党別に女性当選者数を見ると、自民党20人▽立憲民主党13人▽公明党4人▽日本維新の会4人▽共産党2人▽国民民主党1人▽れいわ新選組1人――の順となった。
「政治分野における男女共同参画推進法」は、候補者数が男女均等となることを目指すよう政党の努力義務を規定している。今回は施行後初めての衆院選だったが、候補者全体に占める女性候補者の割合は17・7%にとどまり、前回から横ばいだった。
(中略)
 女性の政治参加を巡っては、候補者や議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」の導入を求める声が上がっている。毎日新聞が1日、衆院選の全候補者を対象に実施したアンケートを基に当選者分を再集計したところ、クオータ制の導入について「賛成」としたのは42%、「反対」を選んだのは41%で、賛否が拮抗(きっこう)していた。
 各党別では、れいわ、社民党の全当選者がクオータ制の導入に賛成した。立憲は83%、公明は55%が「賛成」と回答し、主要政党の多くがクオータ制に前向きな態度を示している。
 自民は公約でクオータ制の導入に直接は触れていないものの、「指導的地位に占める女性割合を3割程度とすることを目指す」と明記した。だが、クオータ制の導入については「反対」が53%に上った。「賛成」は23%にとどまり、女性の政治参加について党の公約と当選議員との考え方に隔たりがある状況だ。
 自民内では「無回答・その他」とした当選者も24%おり、クオータ制の是非を巡る議論が今後活発になる可能性もある。女性の政治参加の推進に向けて党としてどういった方向性を示していくのか、その姿勢が問われそうだ。【畠山嵩】
 毎日新聞 11/2(火) 19:14

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「女性当選者の数がなんたらでジェンダーでクォーター制で」と騒いでいるところもあるようだが、なにをいっているのだ。候補者の数がある程度あって当選者がその中から出るというのは、正当に選挙が行われているという証ではないか。
 これを投票数に関係なく「一定数までは女性候補の当選を認める」というなど、民主主義を否定する行為である。

 なぜかこういう勢力は「女性有権者は女性候補に投票するのが当たり前で、だから議員も男女半々になるのが当たり前。それが成っていないのは制度的に女性議員の数が制限されているからに違いない」と考えているようだが、それがもう「妄想」でしかない。
 実際のところ有権者はその性別に関係なく「自分が支持する人間」に投票している。その結果としてこのように「女性候補だからといって『クォーター』を満たすまで通る」という結果にはなっていない。
「女性議員」というくくりにしている間はダメだということに気が付いて、「候補さえ増やせば女性議員が増えるはず」という考え方から改めないと。

 そのためには、まずは女性候補のほとんどが口にする「女性のための政治」という言葉をやめよう。
 はじめから男性票を捨てるようなことをしていて議員になろうとするなど、どこまで「分断思考」なのだろうか。


 本日の点灯。

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 一足早いクリスマスムード 札幌市で巨大ツリー点灯


(写真、共同通信より。札幌市の大型商業施設「サッポロファクトリー」で点灯された巨大なクリスマスツリー=3日午後)

 札幌市中央区の大型商業施設「サッポロファクトリー」で3日、高さ約15メートルのクリスマスツリーがお目見えし、取り付けられた電球が点灯された。午後4時すぎ、音楽とともに赤や青など約5万個の発光ダイオード(LED)電球が輝くと、買い物客らは足を止めて一足早いクリスマスムードを楽しんだ。
 家族と訪れた札幌市の小学1年河西柚芽さん(7)は「大きくてきれいだった。クリスマスのプレゼントをこれから考えたい」とはにかんだ。
 ツリーは「サンタランド」として町づくりや森林保全に取り組む北海道広尾町が寄贈した樹齢約30年のトドマツを使用。12月25日まで毎日点灯する。
 共同通信 11/3(水) 18:06

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 う~ん。
 三年前、(2018/11/09の記事、意味のない数字で騒ぐなぞ「馬鹿の極み」だ)で11/7にクリスマスツリー点灯をやった名古屋発のニュースを取り上げたが、さらに早いところが出てきたか。
 北海道だから今頃から準備しないと寒さで動けなくなるからとか?
 だがヨーロッパの方はもっと寒くなるしなぁ。

 だがそのヨーロッパでも(2018/11/13の記事、松下電器はブランド名を変えて正解だったな)で取り上げたパリの高級百貨店のようなところもあるしな。
 これではアドベントカレンダーも追いつかないよ。