科学を無視した感情論や占いに頼るな! | 偕楽園血圧日記
2018年06月02日(土)

科学を無視した感情論や占いに頼るな!

テーマ:報道

 先月の末になるが、

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 福島の子を沖縄の海へ 知花くららさん招待で7回目


(写真、朝日新聞デジタルより。げるまキャンプで知花くららさん(中央奥)と遊ぶ子どもたち=2018年5月30日午前10時49分、沖縄県座間味村、金子淳氏撮影)

 モデルの知花くららさん(36)が年1回、福島県の親子を祖父の故郷である沖縄県の慶留間(げるま)島へ招く「げるまキャンプ」が7回目を迎えた。原発事故で不安を抱く親子の助けになりたいと、東日本大震災の翌年から続ける。今回は6月2日まで、海遊びや地元の子どもたちとの交流を楽しんでもらう。
「しょっぱいよ!」。30日、参加した3~9歳の子どもたちと母親計20人のうち、いわき市の馬目晏寧(まのめあんな)ちゃん(5)は海から顔を上げて目を丸くした。「海は初めて。魚も見えた」と満面の笑み。母直美さん(46)は「何も気にせず遊ばせられるなんて、本当にありがたい」と喜んだ。
 慶留間島は、那覇市から高速船で約1時間の阿嘉島と橋でつながる場所にある。知花さんがこの地でキャンプを始めたのは2012年。東京電力福島第一原発事故後に訪れた福島県で、母親から「放射線が怖くて子どもを外で遊ばせられない」と聞いたことがきっかけだった。故郷の沖縄の海で思う存分遊んでほしいと、交通費や食費などは知花さんと所属事務所が負担する。
 知花さんは、キャンプの目的が理解されないと感じ、「本当に必要とされているのか、わからなくなることもあった」と振り返る。だが「お母さんに、日々の葛藤を少しでも休めてほしい」と続けている。
 前回から島の子どもに福島の現状を説明し、一緒にエイサーなどで交流もする。「福島と沖縄の真ん中に私が立って、お互いがハッピーになってくれれば」。日焼けした子どもたちを見つめて言った。(伊藤和行)
 朝日新聞デジタル 5/31(木) 0:19

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 朝日新聞がこんな活動を好意的に取り上げてて、なんともあきれ、また腹が立ってしょうがない。
 この知花さんがどういうつもりでこういうことをやっているのかはわからない。ただ単に「良かれと思って」なのか、それとも「反原発」的な政治的意図でやっているか。
 だが、この活動は確実に、福島のためにはなっていない

 原子炉の事故から七年たち、今ではもう福島第一原子力発電所の構内でも、多くの場所でもう防護服(それですら、初めから「汚染物質付着防止服」であって「放射線防護服」ではなかった)なしで歩けるようになっている。
 海水浴場も、(2017/07/17の記事、なんで風評被害が出るのかから考えよう)で取り上げたように、何か所も開かれるようになっている。
 もう福島県内に「放射能が怖くて子どもを外で遊ばせられない」ようなところはないのだ。

 だが、こういう活動をし、また新聞がこれを「美談」のように伝えることで、

  hir***** | 1時間前
 やっぱり「放射線が怖くて子どもを外で遊ばせられない」んだな、と
 現状をあらためて知るとになる


 などというコメントをつけるような者が現れる。
 この人以外にも、「やはり」とか「知花さん頑張れ」という、ナチュラルに「福島気汚染された地」という呪いをかける人間が、記事のコメント欄にはあふれている。
 知花氏の活動は「美談」などではない。「福島と沖縄の真ん中に私が立って、お互いがハッピー」どころか、福島を「ディスる行為」なのだ、これは。
「本当に必要な」ことは、こんな活動ではない。「福島は決して汚染などされていない」ということを皆が知るように、福島の海で遊ぶことだ。


 ところで、その「海」の関係で、

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 巨大津波は予測可能=東電公判で地震学者―東京地裁

 東京電力福島第1原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人の公判が30日、東京地裁(永渕健一裁判長)であった。
 2002年公表の「長期評価」策定に携わった地震学者で東京大元准教授の都司嘉宣氏が証人として出廷。長期評価に基づけば、東日本大震災が起きる前に巨大津波の襲来を予測できた、と証言した。
 長期評価は日本海溝沿いで1611~1896年、巨大津波を伴う地震が計3回発生したとしている。都司氏は近代的な観測が始まる前の「歴史地震」が専門で、長期評価について「公的な古文書や現地調査に基づいている」と信用性を強調した。
 また、長期評価が「福島沖を含む日本海溝沿いのどこでも巨大津波を伴う地震が起こり得る」と指摘していることに触れ、「福島沖で13~15メートルの津波が来ると考えるべきだった」と述べた。
 東電は08年、長期評価に基づき最大15.7メートルの津波が原発を襲う可能性があると試算したが、対策は見送られた。元会長勝俣恒久被告(78)ら3人は、「長期評価の信用性に疑問があり、直ちに対策するのは不可能だった」と無罪を主張している。 
 時事通信 5/30(水) 17:25


 震災前「津波なかったのは偶然」 福島原発事故公判で地震専門家

 福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人の第13回公判が30日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれ、国が2002年に公表した地震予測「長期評価」の策定に関わった元東大地震研究所准教授の都司嘉宣氏が「(東日本大震災以前に)福島沖で津波地震が起きなかったのは偶然だ」と証言した。
 国の地震調査研究推進本部は02年、福島県を含む太平洋岸に大津波の危険があるとの長期評価を公表。都司氏は30日の証人尋問で、古文書の記述などを基に宮城や千葉を襲った江戸時代の津波地震を調べ、その結果を長期評価に取り入れたと説明、信頼性を強調した。
 共同通信 05月30日 18:41

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 また「香ばしい」人間が出てきているようだ。

 物理学という「再現性を大切にする」分野を勉強していた者から見ると、どうしてこういう人間が平気で「科学者」を名乗れるのかわからない。
歴史地震」? なんだそれは? 「津波は予測できた」といい、「『公的な古文書や現地調査に基づいている』と信用性を強調」?
 いや、「以前そんなことがあった」というのは、決して未来のことを保証するものではない。それを保証するのは、「そういう津波を発生させた地震がどういうメカニズムで起きたか」を解明し、「その時と同じメカニズムが今動いている」という観測である。
(2016/05/30の記事、素人にきちんと話せてこその専門家)で取り上げた西村准教授のようにそれをやっている人もいるというのに、「歴史地震」というのは、それに比べるとただの「占い」でしかない。

 東日本大震災の後にも、「貞観地震でどうの」ということが言われ、拙ブログでもそれを振りかざして原子炉叩きをしようとする人間が寄ってきたりもしたが、「昔の話」は「昔の話」でしかない。
 そもそも地震学者は地震の予知すらいまだにできていないというのに、いったい「津波が予想できる」などと大きな顔をして言えるのだろうか。
最大15.7メートルの津波が原発を襲う可能性があると試算」されても、それがいつ来るのか、原子炉が使われている間にあるのかすらわからない状況では、電力会社も判断に迷うばかり。こういうことをいうのならば、「何年以内に何パーセント」などという「さいころを6回振ったら必ず一回は6が出る」的な話はやめなくては。

 福島の事故は、予想だのなんだのは関係なく、東電が津波で失われた冷却電源の確保をできなかったという「事実」だけで判断すべきものなのだ。
 たとえ15メートルの壁を作っていたとしても、それが確実に津波を防げたかどうかなど誰もわからないのだから、後付けの「たられば」などで判断するものではない。


 本日の応援。

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 <青森・弘前>金魚ねぷたと津軽凧でW杯応援


(写真、毎日新聞より。日本代表を応援する金魚ねぷたと津軽凧=青森県弘前市で2018年5月31日、藤田晴雄氏撮影)

 青森県の伝統工芸もサッカー・ワールドカップ(W杯)の日本代表を応援--。ロシア大会の開幕に向け、同県弘前市の観光施設「津軽藩ねぷた村」が、1日から「応援金魚ねぷた」と「応援津軽凧(だこ)」を販売する。
 金魚ねぷたは「サムライブルー」を基調に、頭部には勝利を祈願した金色の兜(かぶと)の鍬形(くわがた)、尾びれの裏には日の丸をあしらった。津軽凧は、同県野辺地町出身で代表入りが決まった柴崎岳選手をイメージした若武者を描いた。
 金魚ねぷたは、直径約6センチ(税込み1000円)と約12センチ(税込み1500円)の2種類。津軽凧は半紙サイズ(税込み3100円)で、同ねぷた村と青森市の観光物産館「アスパム」で合わせて150点を販売する。
 同ねぷた村の製作スタッフ、今井綾乃さん(26)は「金魚と凧だけに、金(優勝)を勝ち取って、ロシアの空に日の丸を掲げてほしい」と話していた。【藤田晴雄】
 毎日新聞 5/31(木) 16:28

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 青い金魚というのは斬新だな(笑)。

 昼のNHKニュースで日本代表がワールドカップに向けて出発するシーンが流されていたが……先日のガーナ戦を見ていると、とてもではないが「なにかやってくれそう」には思えない。
 あれならば今トゥーロン国際で戦っている若手の方が「まし」ではないかとすら思える。

 開幕前に調整をかねて2試合するという話だが、はたしてその程度で立て直せるものかなぁ。


 

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