嘘つきのマウント合戦に何の意味がある? | 偕楽園血圧日記

嘘つきのマウント合戦に何の意味がある?

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 南北次官級協議始まる 五輪選手団派遣など話し合う

 来月のピョンチャンオリンピックに北朝鮮が派遣する選手団などについて話し合う、韓国と北朝鮮の次官級の実務協議は17日午前10時から軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で行われています。
 韓国と北朝鮮は、先週の閣僚級会談で来月9日に開幕するピョンチャンオリンピックへの北朝鮮の参加などで合意したことを受け、17日午前10時から軍事境界線にあるパンムンジョムで次官級の実務協議を行っています。
 北朝鮮側の首席代表で、韓国との窓口機関である祖国平和統一委員会のチョン・ジョンス副委員長などは徒歩で軍事境界線を越えて、韓国側の施設「平和の家」に入り、韓国側の首席代表を務める統一省のチョン・ヘソン(千海成)次官などの出迎えを受けて握手を交わしました。
 協議の冒頭、チョン副委員長は「およそ10年間、南北関係は遮断されていたが、わが同胞は一日も早い関係改善を待ち焦がれていたと思う」と述べました。これに対してチョン次官は「北の参加が南北関係の発展と朝鮮半島の平和の定着に寄与できるよう、力を合わせていかなければならない」と応じました。
 協議では、北朝鮮が派遣する選手団や応援団の規模や、韓国への訪問方法、それに南北合同チームの結成と開会式での合同入場行進などについて話し合われる予定です。
 南北は15日の局長級の実務協議で、オリンピックに合わせて北朝鮮が管弦楽団の140人余りで構成する「芸術団」を派遣することなどで合意しており、選手団などに関する今回の協議を通じて北朝鮮の大会参加に向けた調整が本格化しますが、対話の主導権を握りたい北朝鮮側との間で話し合いが難航することも予想されます。
(後略)
 NHKニュース 1月17日 12時08分

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 韓国と北朝鮮が平昌オリンピックのことで会談を行っているのだが……これを伝えるNHKがやたらと「明るい兆し」「対話で平和」という雰囲気づくりをしていて、なんとも鼻白む。

 いったいこの会談に何の意味があるというのだろう? これで何か決められたところでどうなるというのか。
 朝鮮人が「約束」の意味を国際標準で理解していないことは、「慰安婦に関する日韓合意」での韓国の姿勢でよくわかっているではないか。

 早速、

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 北芸術団の韓国視察、一転中止に…理由明かさず

【ソウル=岡部雄二郎】北朝鮮は19日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪(2月9~25日)に芸術団「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」を派遣するのに先立ち、楽団関係者を事前視察のため韓国入りさせると表明したが、同日夜、一転して中止を決めた。
 理由は明らかにしていない。韓国統一省が発表した。
 北朝鮮側は当初、楽団の玄松月(ヒョンソンウォル)団長ら関係者7人を20日から1泊2日の日程で派遣すると韓国側に伝えていた。楽団が公演を開くソウルや江陵(カンヌン)を視察する予定だった。
 平昌五輪に向けてはこのほか、事前イベントなどのため韓国の代表が1月23~25日に北朝鮮を、北朝鮮の代表が25~27日に韓国を視察することになっている。
 読売新聞 1/20(土) 1:25


 北朝鮮の視察団、やっぱり「訪韓」 突然の中止から一転

 北朝鮮は20日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開催に合わせて韓国に派遣する三池淵(サムジヨン)管弦楽団の現地事前調査団を、21日から訪韓させると韓国側に通告した。韓国も同意した。北朝鮮は当初19日に、20日からの訪韓を伝えていたが、直前になって突然、理由を伝えず中止を申し入れた。そのため、韓国は板門店の南北通信チャンネルを使って理由を探っていた。
(後略)
(ソウル=牧野愛博)
 朝日新聞デジタル 1/20(土) 20:36

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 こんなことをやっているし。

 日本のメディアでは「理由がどうの」とやっているが、こんなのは「俺は約束を変えられる側だ」とやっているだけなのは、少し朝鮮半島の文化を知るものならばわかるようなことである。
(2015/12/31の記事、そろそろ「約束」の意味を叩きこんでやらねば)の中で書いたように、我が国では単に契約者の名前を何度も繰り返さないために使われる記号に過ぎない「甲」「乙」が、彼の国では「甲」が上で「乙」が下という意味付けがなされる。そして「上である甲」は約束の内容を後から自分のいいように変えられるという、世界的に見ればパワーハラスメントにしかならないようなことを公然と行う。
 北朝鮮が韓国に対してやっていることがこの「俺が甲」というポジション取りなのは、だれが見ても明らかだ。
「今話しているのはオリンピックのことだから」「核関連は別の話だから」と浮かれるNHKにつられて、韓国が北朝鮮に組み敷かれている現状を、そしてそれをムン大統領が何の異議も示さずに受け入れている現状を、見逃してはいけない。

 こんな時に、今までのような「日和見」ではなく、

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 河野外相、南北対話は「時間稼ぎ」 米も北に警戒感

 ソウル(CNN) 北朝鮮の核問題をめぐりカナダ西部バンクーバーで開かれている関係国の外相会合で、日米両国は16日、平昌(ピョンチャン)五輪参加に向けて韓国と協議を進める北朝鮮に対して警戒感を示した。
 河野太郎外相は会合で、国際社会は北朝鮮の狙いを見極める必要があると強調。「北朝鮮は核・ミサイル計画を続けるための時間稼ぎを意図している」との見方を示し、北朝鮮に対する圧力を緩めるべきではないと主張した。
(後略)
 CNN.co.jp 1/17(水) 18:26


 非核化まで圧力継続で一致=河野氏「今は緩和の時でない」―北朝鮮核問題で外相会合

【バンクーバー時事】カナダ西部バンクーバーで16日、北朝鮮の核問題を協議する外相級会合が開かれた。
 各国は平昌冬季五輪を前に韓国と北朝鮮の南北対話が進展していることを歓迎しつつも、北朝鮮が非核化を受け入れるまで圧力強化を継続していくことで一致した。また、会合を共催したティラーソン米国務長官とカナダのフリーランド外相は議長総括で「北朝鮮を核保有国と認めない」と表明した。
 ティラーソン氏は会合終了後の記者会見で「より効果的な制裁の履行によって圧力を強化する方法を協議した」と指摘。各国は、中国やロシアに国連安全保障理事会による制裁決議の完全な履行を求めることや、船舶同士の取引など海上の密輸行動阻止に向けて取り組むことなどを確認した。
 河野太郎外相は会合冒頭の演説で、南北対話の実現を評価する一方、北朝鮮は核・ミサイル計画継続の時間稼ぎを意図していると指摘。「今は圧力を緩和する時でも、北朝鮮に報いる時でもない」とけん制し、「微笑外交」に目を奪われてはならないと呼び掛けた。
 一方、韓国の康京和外相は「制裁は北朝鮮が現在の路線を変更するまで続けることになる」としながらも、「(北朝鮮による)関与の機運が五輪以降も続くことを望む」と訴えた。北朝鮮の五輪参加を契機に対話が進展することに期待感を示した。 
 時事通信 1/17(水) 5:34

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 きちんと「ものが言える」外務大臣がいるというのは、日本にとってなんと幸運なことなのだろう。


 その一方で、こんな状況に追い込まれているのにまだ。

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 (朝鮮日報日本語版) 南北対話の進展で「日本外し」を懸念する日本政府

 平昌冬季五輪への北朝鮮の参加をめぐって南北対話が進展する中、日本政府内部では、北朝鮮核問題をめぐる韓日の協力が弱体化するのではないかと懸念の声が上がっていることが分かった。
 東京のある外交筋が15日に明らかにしたところによると、南北対話が進展し、韓米間でも南北対話についてかなりの部分で認識の一致があったとみられることから、日本政府内部では「ジャパン・パッシング(日本外し)」が起きるのではないかとの懸念が出ているという。
 日本政府は、北朝鮮核問題の解決には韓米日の協力が最も重要との立場だ。これは、南北高官級会談が行われた9日の菅義偉官房長官の発言からも確認でき る。菅官房長官は「平和の祭典である五輪に参加するという北朝鮮の姿勢変化は評価する」としながらも、北朝鮮による核・ミサイル開発はこれまでにない脅威だとして、米日・韓米日の協力を通じた北朝鮮への圧力を強調した。
 日本政府が、韓日慰安婦合意をめぐる韓国政府の新方針について「断じて受け入れられない」と強い不満を示しながらも駐韓日本大使の帰国措置などの強硬対応を見せないのは、北朝鮮の核・ミサイル危機に直面する状況で韓日関係が冷え込めば、韓米日の協力に悪影響を与えるとの認識からだとみられる。
 こうした状況下で南北対話が再開されたため、対話が韓日の協力に亀裂をもたらすのではないかとの懸念が高まっているというわけだ。
(後略)
 朝鮮日報日本語版 1/15(月) 23:23

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「自分たちは日本に対してアドバンテージを持っている」つまり「ウリが上」とうぬぼれて馬鹿にして留飲を下げているようなメディアが幅を利かせているのだから、本当に韓国は救いがない。

 そして、そんな国が「俺たちが甲」だから「慰安婦合意棚上げ」といっている中、

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 竹下氏「スポーツはスポーツ」、首相に訪韓促す

 自民党の竹下総務会長は19日の記者会見で、韓国が要請している2月9日の平昌冬季五輪開会式への安倍首相の出席について、「日本はスポーツの祭典の政治利用は全く考えなくていい。スポーツはスポーツと割り切って行ってくれればいい」と述べた。
 政府内では、慰安婦問題に関する韓国側の対応を受け、首相の訪韓に慎重論が根強いが、与党幹部からは竹下氏を含め、訪韓を促す声が相次いでいる。
 読売新聞 1/19(金) 21:54

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「友好がなんたら」といって「いい顔をしろ」と迫る国内のアマちゃんたち。
 こういう人間のおかげで、韓国が「おかしな行動」をするのだということを知り、有権者としてダメ出しをしていく必要もある。

 北朝鮮が「乙」とする韓国の「乙」に自ら進んでなるような国が、拉致問題で北朝鮮に「言うことを聞かせる」ことなどできるはずはないのだから。


 本日の妖怪。

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 黒さ際立つ極楽鳥、光の吸収99%超 求愛に役立つ?


(写真、朝日新聞デジタルより。求愛ダンスを踊る極楽鳥の仲間、カタカケフウチョウの雄(写真奥)。黒い羽根と青色の羽根を広げ、手前の雌に見せている(エド・スコールズ氏提供))

 熱帯にすむ極楽鳥の雄の漆黒の羽根が、光の最大99・95%を吸収することを、米国の研究者らが突き止めた。雌に求愛するときに鮮やかな青や黄などの飾り羽根を目立たせるために黒くなったらしい。9日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズで発表した。
 極楽鳥はフウチョウ科の鳥の別名。ニューギニア島などにすみ、派手な飾り羽根や求愛ダンスで知られる。雄の羽根の一部はつやがなく非常に黒く見えるが、その理由は謎だった。
 研究者らが雄が青い飾り羽根を胸に持つカタカケフウチョウなど極楽鳥5種で特に真っ黒に見える部分の羽毛を詳しく調べたところ、表面がごく細かいとげが並んだような形になっていることがわかった。この特殊な形によって、当たった可視光(波長400~700ナノメートル)のほとんどを吸収する。
 電子顕微鏡で観察するため、羽毛の表面の形を残したまま、薄い金の膜で覆って「金めっき」しても真っ黒に見えた。研究者らは、こうしたほとんどの光を吸収する構造は効率よく発電する太陽電池などへの応用が考えられるとしている。(小堀龍之)
 朝日新聞デジタル 1/10(水) 7:23

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 羽根の物理的な構造の話はともかく、こんなものを昔の人が見たら、間違いなく妖怪の一種だと思っただろう。


 ニューギニアの方には、そんな感じの伝承はないのかな?