レギュラークラス2010年10月生まだまだ募集中!!週に2日間、半年でスタニスラフスキーシステムの真髄を心と体と脳に徹底的にインストールします。最終的にはハリウッド映画のワンシーンを演じられる技術を身につけます。
【開講日】
2010年10月7日 月・木 19:00~22:00 7~8回/月
詳しくは⇒http://blog.livedoor.jp/dreamact/
前期のレギュラークラスはその最終授業(9月28日)で発表会を行った。
観劇の丁寧な感想を頂いていたのでクラスのメンバーに紹介したかったのだけど
随分と遅れてしまいました。
私達が行った事がどのようにお客様に伝わるのか参考にしてください。
それから、丁寧な感想を頂いたマカロンさんありがとうございます。
発表会を見学させて頂いた感動を思うままに書いてみました。
メモをとっていたわけではないので、抜けている演目や見落としている箇所があったらすみません。
それから僭越な言い方になっていたら申し訳ありません。
二つの告白
一組目のカップルの男性の挙動の怪しさが初々しくて甘酸っぱくてちょっとバカらしくて、本人はいたって真剣なのに、見る側に笑いを生むのがすごいと思いました。
相手の女性が、告白に対して『いや』と断った時の表情に引き込まれました。本心と発した言葉とのギャップが伝わり、早くYesと言ってあげてほしい!と急かしたくなるくらいでした。
二組目の男性は不器用な性格のようでした。ですが随所に垣間見える小さな動きに緊張や喜びが表されていたように感じました。
その男性の告白を受け入れた直後の女性の表情が素敵でした。口角があがった紅潮した表情はとても自然で、素直に暖かい気持ちになれました。
最初の演目でしたが、表情や言動のひとつひとつに「行動の目的」や「正当化の作業」といったスタシスが実践されている印象を受けました。続く演目への期待感が高まっていきました。
バーにて
女優さんが、無対象でずっとバーテンダーを演じていました。その集中力に圧倒されました。舞台の片側で別の登場人物たちがやりとりをしている中で、孤独に無対象をやり続けるのは大変なことだろうと思います。
無対象の課題を先生からOKをもらわないうちに終わらせてしまった身としては単純にすごいと思いました。
部長候補の男性客にとって、バーテンダーにピザをサービスされた時が事件なんだろうと見ていて思いました。というのもその前後で男性客のつぶらな瞳の質が変わったように感じたからです。酔っ払いという難しい設定でも、影響の受発信が実践されていた印象でした。
もう一人の男性客はしらふで、酔っ払いとバーテンダーとの板挟みになりながら場を取り繕う役どころでした。酔っ払いの相手をする面倒さが出ていて、共感してしまったりもしました。
港とお煎餅
旅立つ彼女に手向ける品が何かと思えばお煎餅で、ロマンチックなシーンであるにも関わらず、とてもシュールな展開でした。ですが煎餅職人の彼がそれに込めた想い、それを理解する彼女、エネルギーの交換や共有というものが伝わってきてBGMが聞こえてきそうでした。
煎餅職人の彼を空港につれてきた友人の、その後の展開を予見しているかのような笑顔が印象に残り、別れの場面であっても暖かい気持ちになりました。
病室
説明的な台詞はあまりありませんでしたが、飲酒運転をして長年連れ添った妻を死なせてしまった祖父を見舞う息子と二人の孫のシーンかなと感じました。
老年の父を励まそうとしながら、どこか空回りする息子(しかも猫舌)。
場の空気にいたたまれない想いの長男。
無邪気な次男。
三者三様の励ましを受ける老父。
老年の持つ死生観は若年では理解しにくいと思いますが、静かな中に亡き妻に対する鎮魂の願いを感じました。
見る側にとってもとても難しい戯曲でした。
引越し
女性の第一声を聞いた時に、この世のものではない印象を受けました。演じ手の女優さんが放つ空気もとても異質なものに思いました。引っ越していく男性と幽明境を異にしているようでした。許されない生者と死者のラブストーリー。死を覚悟した彼が彼女を抱き締め、二人の姿が闇に飲み込まれる……。
と勝手な解釈をしてしまいました。そして一番わくわくして見てしまいました。
実際は二人とも生きた人間だったと、その後先生からうかがいました。
失礼しました。
デート前夜
デートを翌日に控えた女性の高揚と、その後の怒りと悲しみ。展開が激しくて、感情の流れがスムーズでないと、鑑賞者側が違和感を覚えてしまうと思いますが、とても自然に見ることが出来ました。それだけ役者さんが集中されていたんだと思います。こちらの女優さんは、バーテンダーの無対象もされていたのですが、演技をするにあたってとても集中力を高めることが出来る方なんだろうという印象を持ちました。
どんな状況にあっても集中してベストの状態に持っていける練習というものを、レッスンの中で行ったことを思い出しました。
理不尽な言い方をされても彼女を見捨てない友人役の女優さんは、デートを控えた女性の自己中心的なエネルギーを上手に吸収し、友情というメッセージ性を伝えていたように思います。
宝くじと友人の母
宝くじが当選したという演技は、レッスンの中でボクもやったのですが、とても難しいものでした。
この演目での役者さんたちは、宝くじが当選したという内面だけでの事件によって自身に影響を与え、それぞれの展開へとつなげていくのを、とても自然な形で正当化しているように感じました。
母親が重い病気であることを告白されたシーンでは、告白を受けた役者さんは目を見開いて驚き、そして心配していました。相手から影響を受けていたんだと思います。鑑賞者側では、その告白が嘘であることは分かりきった感がありましたが、この表情でそのシーンがより深刻なものに転じていたように思います。
その嘘告白をした彼の、嘘を白状した後の不器用な形での謝罪の表現もとても自然でした。嘘をついているときに、引っ込みがつかなくなって、追い込まれて……そういったエネルギーを蓄積し、弾けさせられるように役者さんが組み立てていたんだと思います。
愛犬の死
同棲しているカップルの、彼の方はヒモなんだろうなぁ~という印象を持ちました。彼女の面倒を見たり、愛犬のおかれた状況を彼女に諭したりしますが、不誠実で薄っぺらいものに思いました。登場人物の薄っぺらさを正当化して表現するのは難しいと思いますが、とても自然に納得でき、ヒモだろうと思ってしまいました。
愛犬の命を道具のように扱う言い回しでは、役者から離れた自分の倫理観との葛藤も乗り越えなければいけないんだろうと思うと、大変だなぁという印象ですが、正当化の作業を丁寧に実践されていたんだろうと思いました。
彼女の方は、ワンちゃんに対する愛情と、彼に対する愛情とにもまれながら、葛藤する表情がとても痛々しかったです。
起業する彼
ちょうど彼の真横からの鑑賞でしたが、その横顔がとても美しかったです。発せられる言葉の軽薄さと表情とが同調している様子に、なんとなくそんな印象を持ちました。
愛想をつかして別れを告げる彼女ですが、その言葉を発するまでに、悲喜こもごもともした思い出が内面を駆け巡っている様子が伝わってきました。
カフェの店員さんが、最初はコミカルで、カップルの別れのシーンになってからはあたふたしているのが印象的でした。感情があまり表に出ない彼の内面が、店員さんが代弁しているようにも感じました。エネルギーを受けるアンテナの感度を高め、行動に利用しているのかなと思いました。
全体を見終わった後に、とても満たされた気持ちになりました。
シリアスな演目もありましたが、メインストリームに「愛情」があったからだと思います。
先生が、「見た人を不幸せにするのではなく幸せにしなければいけない」と語られていたのを思い出しました。
役者の皆様が、スタシスを含めたそういった先生の教えを体得している印象を持ちました。レッスンを通して先生がやりたかったこと、伝えたかったことはこういうことだったんだなぁ、と今更ながら実感しました。同じレッスンを受けていたはずなのに、ついていけなかった自分が恥ずかしくもあり、先生に申し訳なくもありました。
そして、皆様の演技に対する意識の高さに、とても感動いたしました。
今夜は観劇させて頂いて、ありがとうございました。
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日時 毎週開催 水・土・日の19:00~22:00
会場 スタジオ・アクターズアート/JR京浜東北線 大井町駅 徒歩2分
受講料 1回2500円~)
詳しくは⇒http://blog.livedoor.jp/sta_sys/
お問い合わせ⇒info@stasystem.net
受講、見学の申し込みフォーム⇒http://form.mag2.com/uaimaebasl