感激の感想頂きました! | 演技の悩み解決ブログ スタニスラフスキーの孫弟子が演技力向上メソッドの真髄を大阪よりお届けします。         

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スタニスラフスキーの孫弟子アクティングコーチ田中てつが演技の悩みを解決するブログです。

暖かいお客様のお陰で無事に旗揚げ公演初日を終える事が出来ました!

ありがとうございます!

早速嬉しい感想頂きました!

そのまま共有させていただきますm(_ _)m

【初日感想by劇団主宰者の方、男性】

旗揚げ公演開幕おめでとうございます。

昨夜は記念すべき初日の公演を観劇でき正に感激しました。

舞台上の皆さんの集中力と技術に驚き、心を動かされながらの2時間半でした。一人ひとりの人物についても心動かされることが何度もありました。又、改めて感想を書かせていただきたいと思います。

観劇後、今も波風が収まらない様々な民族、人種問題について思いを馳せるお客さんは大勢いることでしょう。演技に感動し、現実世界をこれまでよりも広く深く見る目をお土産に家路に着きました。

本来なら全公演、観劇し、この上演の実が熟していく様子を間近で見続けたかったのですが、それが適わないことが本当に残念です。


井上ひさしは、放送作家から出発し、元々は人形劇やアニメの台本を書いていた人なので、戯曲の台詞にもその影響が随所に出ていると思います。今回は特にオトメと、正体がばれるまでのサチコは、人形劇「ひょっこりひょうたん島」などに出てくる登場人物のようで、台詞も、ちょっとした仕草や動きも、生身の人間が「腑に落ちる」レベルで受けとめるのが容易ではないものが多々あったのではないかという気がします。

そのあたりをある意味「割り切って」演じていたのが「こまつ座」の役者さん達だったのだろう、と。昔テレビで見た舞台でうまくいっていた井上作品はミュージカル仕立てだったり、いかにも人形劇のような様式的な動きを役者が積極的にやっているときだったように思います。

若い頃、何作か読んだことがありますが「戯曲」と言うより「小説」を読んでいるような気分になりましたね。実際、小説はメチャクチャおもしろいものがたくさんありました。

…そんな作家が書いた言葉は、俳優にとっては誠に御しがたい相手だったことと拝察致します。しかし、舞台上の皆さんは、物語の進行に合わせるかのように「作家から押しつけられた無理難題の連続」の如き多くの台詞を「自分の心と肉体から湧き出るもの」へと変換させていかれました。リリアンが、レストランで無視され続けた日本人客の話をしているところくらいから、客席のあちらこちらから落涙する観客が鼻をすする音が聞こえるようになりました。


あと4公演、皆さま、体調に気をつけつつ、全力で乗り切られますよう祈っております。公演の成功は私が祈るまでもないでしょう(*^_^