「緊張のコントロール法(2)」byスタニスラフスキー・システム | 演技の悩み解決ブログ スタニスラフスキーの孫弟子が演技力向上メソッドの真髄を大阪よりお届けします。         

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スタニスラフスキーの孫弟子が答える演技力向上メルマガ             第14号2012年3月18日 


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おはようございます、田中です。
大変、嬉しかったです!!

これからもドンドンご意見宜しくお願いします。

で、1つ思いついた面白い企画があるのですが・・・

続きは編集後記で


前回からの続きです。↓↓

リラックスの訓練方法は沢山ありますが、先ずは、緊張とは何かを正確に知る必要があります。

あなたは緊張しているときに、つい次のようなことをしていませんか?
今度からは自分がどうしているか観察して見てください。

1、「緊張してはいけない」または「リラックスしなさい」と自分に言い聞かせたり命令する。

2、緊張していることを認めず、リラックスしているフリをする。

3、全く別のことを考えようとする。

なぜ、これらが良くないのか?


それは、いずれも緊張している事を受け止めずに無視しているからです。

確かに、緊張それ自体は嫌なことかもしれません。
時には手、足、声が震えてまともに演技できませんし、カッコわるいです。

でも、緊張するのを悪い事のように感じたり、無視しないでそれと向き合ってください。

なぜなら、緊張はあなたの無意識があなたに送った大事なメッセージです。
あなたは緊張する必要があるので緊張しているのです。

あなたは必要があって、動悸を高め、顔を赤らめ、手に汗をかいているのです。

もちろん、あなたは緊張を望んだりしないでしょう。
でも、あなたの無意識が必要性を感じて緊張してくれているのです。

これからは、緊張はあなたの無意識があなたに送った大事なメッセージだと思って大切に扱うようにしてみてください。きっと、あなたの緊張のコントロール能力を飛躍的に高めてくれます。


寝ている時に火災報知器がけたたましく鳴ったら確かにうるさく不快です。

でも、「うるさいな!」と布団を頭までかぶって無視したり、スイッチをオフにして再び寝たりしないですよね。

きっちりと報知器がなった原因を追究して対応するはずです。

そして、火元を消化したり、原因を取り除いて初めて本当にリラックスできるのです。

火災報知器は寝ているあなたに代わっていつでもあなたを守る為に働いてくれています。
あなたなら気が付かない、温度の変化や煙を感知して、大きな音で迫る危険を知らせてくれるのです。

それと、同じようにあなたの無意識はいつでもあなたのために働いてくれています。
あなたが見逃しているであろう危険を察知してサインを送ってくれているのです。

大切なことに気がつくためのサインが緊張です。

緊張自体を無理になくそうとしたり、無視したりするよりも演技のセンスを高めるチャンスだと思ってみましょう。
意識と無意識のコミュニケーション能力を向上させるチャンスです。

スタニスラフスキーに言わせれば。

<システム>が追求する主要課題のひとつは、人間の有機的な自然とその潜在意識の創造をおのずから喚起することにある。(「俳優の仕事」第一部 コンスタンチン・スタニスラフスキー著 未来社 p12)



つまり、俳優の大きな課題のひとつは

「本来なら無意識に起きてしまうことをどのようにその自然を保ちながら意識的に起すのか」

ということです。もっと分りやすく言えば、

「あらかじめ期待された感情や事前に決められているセリフがあるにもかかわらず、それらがあたかも勝手に今、ココで自然に生じてしまうようにするにはどうすれば良いのか」

です。

俳優は「無意識と意識とのコミュニケーション能力を向上させましょう。」ということです。


過度の緊張は意識と無意識のミスコミュニケーションから起こる事がほとんどです。
 
もし、あなたが自分の無意識とのコミュニケーションが上手になれば・・・


撮影直前、あなたは自分が少し緊張しすぎなのに気が付く。
静かに自分の無意識からのメッセージに耳を傾ける。
役の人物として生きるのに重大な忘れ物をしていたのに気が付く。
忘れていた物を思い出し身につける
緊張がなくなったので無意識からのメッセージを正しく受け取った事が分る。
普段のあなたの実力を発揮して演技できる


目指すのはこんな感じです。


では、重大な忘れモノとはどんなモノがありえるでしょうか?
続きは次回3月20日火曜日のメルマガをお楽しみに!!

思いついた事があればなんでもブログのコメント蘭にお願いします。

では、本日も最後までお付き合いありがとうございました。


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次のワークショップが役に立つかもしれません↓


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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□編集後記□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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