ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
財務省の神田財務官が昨日何故か休日出勤をして「作業を色々しているのでノーコメント」まで言い切った為替変動。言えば外資の餌食になるので、敢えて言わない。しかし着実にやっている為替介入と思っています。
AKIさんがXで呟いているように、「日本の円買い資金は無限大♾」
天文学的資金があると僕も思っているので、強かにやられていると思います。
よくニュースに流れる「国の借金は1000兆円?」
え?それってどこへの借金ですか?
例えば、米国の借金1000兆円は誰への借金ですか?
同じ借金でも中身が全然違う事を日本人は理解しておく必要があると日頃思っています。
連休の谷間、本当に色々動いていますね
さて、今日はリート不動産投資信託について、「気になっている銘柄」について書いてみようかと思います。
まず1つ目は、産業ファンド
先日、産業ファンドの運用報告書が手元に届きましたが、産業ファンドは日本国内で上場しているリートのうち唯一「産業用不動産に特化している」んですよ。要は日本の基幹産業を支えていると言っても過言では無い不動産に投資しています。
オフィスビルとか住宅、ホテル、介護施設の物件ではなく、完全にインフラや工場、研究施設など特化なので、オフィスビルや住宅、ホテルなどのリートと一緒に保有しておきたいリートと思っています。
産業ファンドのポートフォリオを見ると約50%は物流施設ですが、残りはインフラ施設やデータセンターや各企業をバックアップするような施設なんです。
例えばわかりやすく言えば、羽田空港にあるメンテナンスセンターも産業ファンドがポートフォリオに組み込んでいる物件です。そして、借主は日本航空JAL
JALが協力するドラマにもよく出てくるメンテナンスセンター。
滑走路脇にあるので、羽田空港から日本国内外へ飛行機で飛ぶ時見た事がある方も多いはずです。
今は産業ファンドのスポンサーが変更になっていますが、上場した時は三菱商事とスイスのUBSが共同スポンサーでした。その当時からメンテナンスセンターはポートフォリオに入っています。今は米国系ファンドがスポンサーになっていますが、国際金融において自国以外のスポンサーが付くことは多いけど、何か海外投資家に日本が買われているような気がしちゃいますね
2024年1月の分配金は3434円。
2024年7月の分配金は3390円の予定で、合計6800円ほど。
産業ファンドの投資口は13万円くらいで動いているので、利回り5%以上の高配当リートになっています。利回りだけ見ると、とても魅力的ですし、唯一の産業用不動産リートという点からも魅力的と思い買い増ししていますが、出来れば13万円割れで買いたいです。
しかし一瞬しか割らないのですよ…13万円の壁って厚いんですね〜。
2つ目は、リンクリート
こちらは日本市場上場ではなく中国株いや香港株になります。
香港株を扱っている証券会社なら買えるかもしれません。
あまり知られていませんが、リンクリート…実は時価総額でアジア最大の不動産投資信託なんですよ。
そして日本をはじめ世界中の運用会社が「世界株」や「グローバルリート」などの名前で運用される投資信託のポートフォリオに組み入れている銘柄でもあります。
香港の商業施設を中心に物件を保有しているようですが、やはり香港のリート。
場所柄、金融の中心という事もあって、保有物件はオーストラリア、シンガポール、イギリス、中国、香港と多岐に渡っています。
最近は中国経済が低迷している為、中国の不動産からシンガポールの不動産にポートフォリオを変更している?とななめ読みした日経新聞電子版に書かれていました。
世界情勢や各国経済が目まぐるしく動く中、国際金融センターとしての香港はまだまだ健在で、中国経済が低迷すれば低迷するほど注目される香港。
100万ドルの夜景は衰退気味になっているけど、人口動態が大きく変化することが少ない香港やシンガポールは常に国内で資金循環をさせていればしばらくは安泰なような気がします。
リンクリートは現在香港ドルで33ドル前後で推移しているようです。
しかし、2019年以降のチャートをみると右肩下がり。
どこが底なのかわからないくらい下落しています。
そして、昨年2023年の分配金は1ユニット当たりHK$2.74だったらしいです。
配当利回りはかなり高くなっていますね。
日本ではSBI証券で購入できることは知ってるけど、他にも申し込める証券会社あるのかな? ふとそんなことを考えました。
申し込みが出来ないこともあるので、その時は単なる記事として読んでくださいね。
一応、ポートフォリオをチェックしてみましたよ。
香港内の人が集まる商業施設が多いですが・・・
市場は沖縄の市場に似ている気がしますね。
知っている場所がポートフォリオに組み入れられていると親近感がわいちゃいます。
「食は中国にあり」ではありませんが、商業施設に必ず入っているマーケット。
日本でいうスーパーではなく、商品が無造作に並べられた市場でないと香港では人が集まらないような気がします。
不動産投資信託は、数字ばかり追いかけるのも良いですが、実際の不動産を見るとより深く理解が出来るような気がします。