日本製鉄が米国のUSスチールを買収する事が話題になっています。


昨日、1994年から30年ぶりに郵便代が大幅値上げになる事を書いたら、ロシア出身の日本人ジェーニャさんからコメントをいただきました。日本の現状を深く知っている彼女も驚いた日本製鉄の米国企業買収ですが、日本の「静かなる平成」が終わればいずれあり得る話と思っていました。



今回の買収は約2兆円の大型買収。

日本が海外を買う時は、海外が落ち目の時。じゃない時もありますが。




国内首位、世界第4位の日本製鉄は、USスチールを買収する事で世界3位になるのだとか。

日本製鉄は、以前も書いてきましたが、旧国有系企業。


旧国有系企業については、2021年9月にブログに書いてて、その頃は割安かつ安値で放置されてて、余裕があれば買うか?会った方に話すか?どちらかだった気がします。

旧国営系企業は、NTTやJT、JR、KDDI、郵政3事業が有名ですが、それ以外にも色々あるもんね笑



「買うならまず旧国有系企業。それから派生する企業」との僕の話を聞いた母は、まだまだ安かった銘柄を大人買い。嫁どのは日本製鉄を安値で買ったらしい。


旧国有系企業は…

ビジネスモデルがしっかりしている

潤沢な資金がある

他を寄せ付けない付き合いがある(政官庁から名残?)

いざ国益❗️の時に中心になる企業が多い


という特徴がありますね。



日本製鉄の歴史は深い。

太平洋戦争に負けた日本は、「二度と世界に歯向かうな❗️」と主要産業を担った企業がことごとく解体されました。戦車や大砲など軍需企業も財閥解体で力を奪われ、「鉄は国家なり」の重責のあった日本製鉄も解体。


1901年、日清戦争による清王朝からの賠償金で作られた八幡製鉄所(のちの日本製鉄)。

軍需だけでなく、日本社会の近代化にも貢献してきましたが、1950年解体されます。



それから約70年。物事の70年周期を唱えているコンドラチェフの波理論の通り復活したのです。



こじつけ?と批判が来そうですが…


1910年代後半のロシア革命後、1922年に成立したソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が内部崩壊したのは約70年後の1991年。レーニンの理想で成立したのに、アメリカの覇権に利用され続けました。


1944年のブレトン・ウッズ体制成立で、世界覇権を握ったアメリカですが、約70年後の2013年に当時のオバマ大統領が「米国は世界の警察官ではない」と宣言。世界覇権から降りる宣言をして現在進行形。

今の日本は、米国民主党が作った国と考えると、次期アメリカ大統領がトランプになった場合、在日米軍の撤退が早まる気がしています。


1948年に成立した中華人民共和国。

国民服に自転車社会は、天安門事件後急速に近代化したけど、近年不動産バブルが絶賛崩壊中。

若年層の失業率も高い中、米国主導のクワッド(中国包囲網)は更に中国の軍事費を上げて崩壊に導いている気がします。いずれこの国は分割される気がします。



2021年12月に書いたブログで、この中にも日本製鉄の株価チャートが出てきますが、まだ1800円台の頃でした。


日本製鉄のUSスチール買収の報道で、日本製鉄の株価は大幅に下がり、USスチールの株価は急上昇したようですね。これで日本製鉄は終わりなんでしょうか?


僕はそうは思っていません。

日銀の政策決定会合の結果が待たれていますが、日本政府(日銀)とも官庁(財務省)とも全くしがらみの無い学者の植田和男さんが日銀総裁になったということは、「変わった事をやる」と思っています。

逆に言えば今までは誰がやっても先は同じだった❗️ということかもしれません。


世界中がバタバタ倒れている中、何もして来なかった日本が先頭に出された今、植田総裁は今までと違う政策(異次元金融緩和の逆)を打ってくると思っています。待っていても米国の利上げはなく今後利下げに転じるので円高になると思っていますが、受け身の円高と能動的円高は違うと思っています。


円高になれば輸出企業の業績に影響があるので、日本株は下がるでしょう。

でも円高で日本株が下がったところが狙い目で、海外投資家が買いに回る時かもしれません。

「お金が溶ける〜!」とSNSの書き込みが多くなり「大変だ〜‼️売らなくちゃ」と個人投資家が一斉に売ってくれば最大のバーゲンセールが起こるかもしれません。

売っても良いですが、買わなくちゃダメですね。


年末年始は大バーゲン?


その時外資も日本株を一生懸命に買うとしたら、急激な円高。

「円高は輸出企業の業績に〜😱」なんて話が出て更に下がる。

個人投資家がまたまた売る???


そんな事を妄想しながら、ワクワクしています。


なんて事を思ってた12月19日の午後【日銀が解除見送り緩和継続】の報道。また妄想は先延ばしになってしまいました。


円高が輸出企業にプラスという時代はかなり前に終わり、今や日本は内需国家。

下げ止まればあとは上がっていくだけ?と思っています。


消去法で、成長のパイが残っているところは「日本だけ」と言われていますね。

デフレからのスタートなので、まだ先は長いです。

マイナス金利からのスタートなので、金利の先も長いです。


なので、イタリアからこんな記事が出てきたのかな?




ジェーニャさんがご自身のブログで書かれていますが、

◯ 日本株とダウ平均の相関性がなくなった時

◯ 円高でも株高になった時

バブルが始まるのです。

海外勢は、少しでも早く、そして安く日本株を買いたいとしたら、誰よりも早く自国の通過を円にしたいでしょうから、円高が急激に起こります。そして「円高に嫌気が刺し下がった日本株」を安く買うんですね。そのあと同じような事が起こるので、日本株の買い需要が上がって円高でも株高になっていくと推測しています。



売るのは、日本人が買い始めてから…と決まっています。

その為に…来年始まるのですね。アレが笑


今は、ロシアやウクライナのことは放っておきましょう❗️

中東の事は中東に任せましょう‼️

安倍派二階派の報道は、特捜とメディアに任せましょう!!


余計なノイズは、投資を惑わせます。

ドル円相場💹には注目しておきたいと思います。