ご無沙汰しております。今週木曜日に初めて市内在住の方で陽性反応が出たということで、みなさまもこれまで以上にご心配・ご不安なことと思います。
個人的には、先月末から駅頭活動を中止させていただいておりまして、かなり変則的な働き方をさせて頂いています。
今日は、金曜日の議会(委員会)で市内初の感染者について報告がありましたので、そこで確認できたことについてご紹介させて頂きたいと思います。
まず患者さんは、70代、男性、多摩区在住(単身)、無職の方で、以下のような症状・経過とのことです。
3月1日 都内でXさん(北海道在住)と食事
3月4日 咽頭痛、鼻汁
3月5日~ 37.5度未満の熱が継続
※5日以降、外出を控える
3月10日 Xさんが感染症患者だと認識
3月11日 帰国者接触者相談センターに相談
同日 帰国者・接触者外来を受診
3月12日 遺伝子検査を実施⇒陽性と判明
現在は川崎区にあります川崎病院の感染症病床に入院されています。軽症とのことです。
この方は、5日以降は外出を控えていたとのことで、市としては、現時点でこの方との濃厚接触者は1人もいないとのことです。
この方は「知人が自宅に様子を見に来るのを止める」「外来にかかるときは自家用車で移動」などかなり模範的というか理想的な対応をされていて、この方から感染が広がることはないと判断しています。
今後は症状がなくなってから48時間後に検査を行い、陰性を確認、さらに12時間後に再度検査を行い、陰性を確認できた場合に退院となります。(全国共通ルール)
これまで川崎市で感染者が出なかったことによって、「川崎市は検査してないから」という話をちまたで見聞きしましたので、その点について確認しましたが、
川崎市ではこれまで153件の検査を実施してきたが、全て陰性だったとのことでした。
国全体では1万人程度の検査を実施しているので、1億2千万人の人口に対して0.01%程度の割合になります。
川崎市の人口は約150万人なので、153件となると、国とほぼ同じ0.01%の割合で検査を実施しているということになりますので、
国全体の検査数については多い少ないなどいろいろな意見があろうかと思いますが、川崎市だけ極端に検査を実施してこなかったわけではないことがわかります。
今後も感染者が確認できた場合には、なるべく丁寧に情報を出していく方針が示されましたので、引き続き情報が入りましたらご報告させて頂きたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。