アラサーのころ。
「わたし、人見知りなんです」
と、
自分から言うのをやめた
「わたし、人見知りなんです…」
と、
自分から前のめりで言うのって、
わたしからは、
話しかけないから、
あなたから、
話しかけてきてね
察してね
と、
相手に言ってるようなもんじゃないの?!
なんかそれって、
上から目線かもしれん
と、
思ってしまった。
Engin AkyurtによるPixabayからの画像
誰ともしゃべることができない、
仲のいい友達もいない、
家族ともしゃべらない、
そんなひとは、
ホンマのホンマに、
人見知りかもしれんけど…
そういうひとは、
「わたし、人見知りなんです」
っていう言葉も、
言えないんじゃないの…?
(だって人見知りだから)
「わたし、人見知りなんです」
と言える時点で、
我の強いわたしが、
出てるんじゃないの…?
それに、
「わたし、人見知りなんです!」
っていうのは、
いままで、
ひととのコミュニケーションから逃げていました!
コミュニケーションをどうにかしようという努力を一切してきませんでした!
と、
胸を張って言っているようなものでは…?
いやまぁ、
たしかに、
できるだけひとと関わらずに生きよう!
と、
決めて生きてきたんやけれど…
それ…
胸を張れることじゃない…
ひととのコミュニケーションが怖くて、
傷つきたくなくて、
逃げてきただけやんか…
コミュニケーション能力が、
めっちゃくちゃ高い元上司が言ってたなぁ。
「俺かて、もとは、
おとなしい人間やったんやで。
表に出るようになって、
すこしずつひとと関わり合って、
今みたいな感じになったんや。
慣れや、慣れ」
わたしは、
コミュニケーションから逃げ回っているのに。
自分からは、
なにもアクションを起こそうとはしないのに。
それなのに、
相手に気を使ってもらおうと、
「わたし、人見知りなんです」宣言をするのは、
なんかちがうよな…と、
思い至ったのです