アイコンタクトで心を通わせた、見知らぬお子さん(未就学児)が、いきなりわたしに突進してきて、わたしの隣に座ったわけです
前回のお話↓
隣に座ったお子さんをチラッと横目で見てみたら、
わたしへの興味はいっさいなくなった様子で、ただ、おだやか~な表情で、まえを見て座っている
その姿を見て、わたしは「よかった」と、ホッとしました。
いちばん最初にあった不安と恐怖の表情は、みじんもなかったから
わたしが、おだやかなエキストラ顔でおだやかさを醸し出しながら、お子さんに目線を合わせるアプローチをつづけていたら、不安と恐怖の表情だったお子さんも、おだやかになったのです
その後…
しばらくわたしの横に座っていたお子さんは、またおもむろに立ち上がり、そして今度は、ヨチヨチと歩きながら、扉のすぐ横の座席に行ったのでした
それからわたしは、とくにそのお子さんを気にすることもなく…
お子さんもわたしを見ることもなく…
そして降りる駅が近づいてきたので、わたしは座席から立ち上がると、扉のまえに立ちました。
すると、扉の真横に座っていたそのお子さんが、わたしをじっと見て、
「おりるの?」
と、声をかけてきたのです
まさか、声をかけられるなんて思ってもいなかったので、メチャクチャ驚いた~
「うん、おりるよ~」
内心、アワアワしていたわたしには、それが精いっぱいのお返事でした
そして、バイバイと手を振って、わたしは電車から降りたのです。
ああ、ホンマに、心が通じ合ってたんや…!
電車から降りわたしは、とても不思議な感覚にとらわれていました。
うれしい?
さわやか?
感動?
感激?
喜び?
達成感?
高揚感?
いまだにはっきりと言語化はできないのですが…
こころが軽くて気持ちが良かったことだけは覚えてます
ここまで成長できたよ~!
ありがとう、わたし
ありがとう、あのときのお子さん