普通高校で普通の高校生活を選ぶのか。
支援学校で障害者枠での就労を目指すのか。
専修学校で絵の道に進むのか。
百聞、いや、「千聞は一見にしかず」の娘。
娘が頭の中でイメージしやすいようにと、
色んな学校に実際に出向いてみて、
娘と一緒に見学等をしてきました。
今のところ、娘にとっての最有力候補は
専修学校です。
「自宅では絶対に勉強しない」と、
自信満々に公言している娘。
通信制の高校は、娘には向いていないと思います。
娘自身も、同じ意見でした。
専修学校に行きたいのなら、
毎日決まった時間に起きて、
決まった時間の電車に乗り、
片道一時間かけて通うことになる。
学校に通うのは、卒業する事が目的じゃない。
自分の将来のために絵を学ぶことが目的だと、
娘に説明しました。
専修学校に行く場合は、
入学だけで1年で100万かかることと、
家に経済的な余裕はなく、
学校をさぼって行かないようなら、
退学せざるを得ない事も、正直に伝えました。
絵の技術に自信が持てなさそうなので、
心配しなくても、三年真面目に通って
練習すれば、嫌でも上達すると説明。
普通の高校生は、平日は授業があるので
放課後に美術部で活動をしたり、
週末に絵を習いにいったりするけど、
専修学校なら平日も大半を絵に費やすので、
それだけでも、他の子よりは有利。
真面目に絵を学べば、卒業後も絵の道で
進学も出来るかもしれない。
行ってみて、やっぱり向いていないと思ったら、
さっさと辞めて、もう一度別のところを受け直したらいい。
うまくいかなかったらどうしよう、とか
そんな風に考える必要は、全くないと思う。
そんな事は気にせず、娘のペースでゆっくり進めばいい。
高卒で浪人するのも、中卒で浪人するのも、
最終の進路が同じなら、一緒のこと。
「そう思えば、気が楽になった。」
少し安心した様子で、お母さんが一言そう言いました。
娘の方は、どうだったのだろうか。
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