子供の「他害」も「自傷」も紙一重で、
自分の気持ちを言葉で相手に
上手く伝えられない子供にとっては、
自分の気持ちを表現するための、
数少ない手段であったりします。
いずれも発語が見られると同時に
落ち着いてきたりするのですが、
親子にとってはそれまでが、
堪え難い日々であったりします。
他害行為の理由も分からないまま、
やみくもに子供を叱ってみても、
子供は叱られる理由を理解できず、
また同じことを何度も繰り返す事態になりかねません。
イライラしてパニックを起こしている子。
相手の気を引こうとする子。
何かを伝えようとする子。
その理由は様々。
他害行為そのものが目的ではなく、
その目的は別にあったりします。
他害行為によって目的が達成されると、
他害行為は次第に常習化していきます。
いずれにしても、
子供の自傷行為や他害行為を
「叱って止めさせる」ことは、
至難の業だと思います。
口で言うのは簡単だと言われるかもしれませんが、
行為を未然に防ぐことに最善を尽くすことが、
一番の近道だと思います。
ですが、それを家族だけで背負うには到底、
無理があります。
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