自己肯定感は、
人間形成においてベースとなる
とても重要なもの。
いつも叱られてばかりだと、
自己肯定感は育っていかない。
自己肯定感が育たないまま成長すると、
そのツケは、二次障害という形で
本人へと返ってくる。
そう、例えるならば
他人から背負わされた借金に、
利息が大きく上乗せされた状態で、
大きくなってから、払い続けるようなもの。
しかも、借金を背負わせた当の本人には、
そんな自覚など全くなかったりするから、
本当に困ったものである。
自己肯定感は、時間をかけて、
こつこつと地道に積み上げていくもの。
しかし、崩れるときは、本当にあっという間。
まるで、これまでの苦労をあざけ笑うかのように。
不安で、自分に自信が持てない娘。
褒めて、褒めて、ようやく自信がついてきた頃に、
周囲の心無い言葉で、全てが水泡に帰す事がある。
悲しみや怒りを通り越して、虚しささえ覚えることがある。
楽んで描いていた絵も、
今では、苦手意識を持つようになってしまった。
幸い、今は「さをり織り」と版画に興味があるみたい。
みんなから上手だと褒められて、好きになった様子。
今のうちに、色んな事を経験させてやりたい。
そして、何とか自信に繋がってくれればと願っている。
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