「こだわり」を活かす事が出来れば才能に、日常生活に支障をきたせば障害になる。 | star☆mayのブログ ~2人の自閉症児とうつ病の妻を抱えたパパの奮闘記~

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自閉症と診断された2人の子供。
うつ病と診断された妻。
家族が、家族であるために。
右往左往しながらも、とにかく前を向いて、
一歩づつ、一歩づつ歩んでいます。

自閉症児が持っている、特有の「こだわり」。
その内容は、子どもによって違います。

興味の無い事には、見向きもしない。
興味のある事には、時間を忘れて没頭できる。

恐竜が大好きな子。
車が大好きな子。
電車が大好きな子。
歴史が大好きな子。
何に興味を示すかは、みんなそれぞれ違います。

「こだわり」を持つ事自体は、悪い事ではありません。
「こだわり」は、誰しもが持っているもの。
ただ、自閉症の子どもは他の子よりも「こだわり」が強いのです。

「こだわり」自体はあくまでも「特性」であって、「障害」ではありません。
「こだわり」によって日常生活に支障をきたす事で、それが「障害」となってしまいます。

子どもたちは、興味の無い事には見向きもしません。
生活習慣がなかなか身に付かないのは、その為だと思います。
しかし、「こだわり」を上手く利用すれば、生活習慣を身に付けさせる事だって可能だと思います。
生活習慣を「みえる化(視覚支援)」する事で、パターン化してしまうのです。
ただし、「こだわり」は放っておくと、どんどん増えてしまいます。
時には、思い通りにならない事もある。
パニックを起しながらも、経験を通じて学んでいく必要があります。

「こだわり」の強い子どもは、「過集中」に陥ります。
時間を忘れ、疲れを忘れ、一つの物事に没頭します。
子どもの「オーバーペース」には、常に目を光らせる必要があります。
その代わり、子どもが自由に学べる環境さえ親が与えてやれば、親も驚くくらい知識をどんどん吸収していくかもしれません。

「こだわり」の強さは、諸刃の剣。
親がすべき事は、なまくら刀にする事でも、刀に触らせない事でもない。
子どもに、刀の正しい使い方を教える事だと思っています。
ただ、危なっかしくて観ていられないので、親は常にハラハラしてばかりではありますが・・・

療育の最終目標。
目指すは、「人から愛されるオタク」 なのかもしれませんね。



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