https://www.frontale.co.jp/goto_game/2024/j_league1/13.html

 

5月でもすっかり暑いデーゲーム。

そろそろ5月からは17時開催とかにして欲しい。

そして、珍しく冠スポンサーのいない試合。

電光掲示も少し寂しい感じ、せっかくなのでRIZINにしてあげれば良いのに。

入場時のチラシも川崎100周年のみという寂しさ。

 

さて、太陽が照りつけるシーズンシートで観戦開始。

相変わらず前半立ち上がりから苦戦する。

なんで相手がやろうとしてくること(マンツーマン)が分かっているのに、

何の成長もなくボールロストするのだろう。

一人飛ばして裏に蹴り続けるか、サイドに選手を寄せて、わざと密集を作って放り込めば、

マンツーマンなんて関係ないし、そもそもゴミスが競ってくれるのに。

 

守備では案の定、相手3バック前のワイドの選手にボールを持たれ過ぎで、前進されまくり。

簡単にボールを持てるから、放り込まれやすいし、サイドチェンジもされやすい。

精度の低さと、構造上中盤の枚数が少なくなることで、なんとか失点はしなかったけど、

20分ぐらいは見ていられない展開だった。

 

いい加減、3バックのチームに対して、自分たちで主導権を握れるように、

相手の守備ラインを押し下げる攻め方を学習して欲しい。

本当にひどい前半だった。

GKでボールを捨てるのは良いとして、真ん中に出すのは愚かでしかない。

しかも中盤がCFとの距離を縮める前が多いから、セカンドボールの回収もできない。

こんな簡単な決まり事もできないって、本当に戦術決めているの?って思ってしまう。

CFにボール放り込むなら、一人は裏抜け、一人はサポート、中盤は回収といった

準備をする時間は十分あるのにしない。

 

おまけに、この日は風も強いのだから、しっかり戦術として決めておかないといけない。

監督が落とし込めてないよなぁ・・・と残念な展開だった。

 

でも、でもだ。

なんだかんだで、個のチカラで勝ち切った。

アウェイ側でのゴール3発だったのが惜しいけれど、個のチカラは見ていて楽しい。

バフェのポストプレーは、本当に見ていてワクワクする。

自分がってよりも、周囲を活かす優しいパスを出してくれる。

こんなにワクワクするのは、見る価値がある。

 

さて、ゴミスの役割と理解は周囲とあってきた。浦和戦もしかりだ。

そうなると、次はエリソンをどう活かすのかだ。

ポストプレーは苦手そうだけど、狭い場所は苦にしなそう。

ワントップは荷が重そうだから、現実的なところだと2トップかな。

孤立して活きるタイプではないのだろう。

そうなると、相棒が誰になるかなので、ぜひ山田と組んで欲しい。

 

連戦になる鳥栖戦は、選手の個性で戦術を変えて欲しい。

そうならないだろうけど、そうして欲しい。

連勝するためには、監督の柔軟性が必要だ。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

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大型連休の浦和戦は、案の定に大量のアウェイサポ。

連休・快晴・昼開催と集客環境に問題はないのに、

公式記録がチケット完売で23,457人ってのは寂しい。

やっぱり機会損失は大きいなぁと実感する試合だった。

 

さて、試合はなんとか久しぶりの勝利。

要因はいたってシンプルで、前線にバフェという起点ができたこと。

安心してボールを預けられれば、安心して見方はラインを高くできるし、前に進んでいける。

それにしてもショルツ選手との肉弾戦が何度もあって、そこを見るだけでも楽しい試合だった。

 

むしろ問題はここから始まる連戦をどう戦うかだ。

前線に起点を作って長短織り交ぜながら前進していくのは、ダミアンがいたときと同じ戦法。

言うなれば進化はしていない。

 

エリソンはCFかもしれないが、高さの競り合いは苦手に見える。

それは、クロスへの入り方で可能性を感じない雰囲気からも見てとれる。

とはいえ、推進力やスローインの受け方などのストロングポイントはあるわけで、

プランBとしてどうやってエリソンを活かしていくのか。

 

連戦で試されるのは、鬼木監督の手腕になるだろう。

そこで活路を見いだせれば、今シーズンは戦い方の幅が広がって面白くなる。

欲を言えば、大久保CF時代のレナトみたいなアーリークロスからの点で合わせるサッカーが見たい。

エリソンは空いたスペース与えて活きるって感じだから、

山田をCFにして右エリソン・左パトリッキで、高さではなく低さ・速さにに合わせるサッカーが見たい。

 

家長の後釜はエリソンで決まりだと思うけどな。

小林も神田も山田もエリソンも、J1のセンターバックに競り勝てるスペックではない。

この試合のゴミスを見ていて再認識した。

ゴミスは、相手DFに敢えてくっついたり、尻で突き放したりが、抜群にうまかった。

経験あるポストプレーヤーは本当に駆け引きが上手い。

もう少し若かったらなぁ、、、と思うけど、そしたら川崎は買えなかっただろう。

 

だからこそ、冒頭に書いた観客収入の機会損失は本当に痛い。

しっかり利益を出して、質の良いCFを手に入れるのは本当に大切だ。

もちろんプランB要員も大切だけれど。

いずれにせよ、戦術の幅って大事だなと再認識した試合だった。

 

ということで、次の中二日がどのような戦術になるかで、今期が決まると思って良い。

メンツはおそらく、この試合に出ていないメンバーが主だろうから。

ワクワク・ドキドキで待ち遠しい。

 

 

 

  

 

  

 

 

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昨日のことだといいうのに、ずっと前から同じ光景を見せられたような試合だった。

見どころは、満開の桜だけ。

 

早めに到着して、池の周囲をゆっくり散策している時間だけが、束の間の満足感だったのだと。

そう思い込むしかないないほど、ひどく絶望的な試合だった。

 

サイドに起点を作られて、早めに中央へ折り返される。

点と点が合わさって、機会が多ければ確率も上がるのは真理なんだ。

自陣で試合を進められ、相手ゴールまでの物理的距離は遠い。

 

前年も前々年度も、もっと言えばACLでも、同じ攻められ方をしている。

学習能力という言葉は、いったい何のためにあるのだろう。

 

さらに言えば、いくら連戦だからって、試合勘のないメンバーを急に増やしてどうするのだろう?

普段の試合のなかで、少しづつ慣れさせないでどうするのだろう?

チーム力の底上げっていうのは、ターンオーバーすることでは決してない。

ある程度のスタメンは固定しつつ、数名ずつメンバー交代させながら、チーム戦術を染み込ませることだ。

 

奇しくも4月の新年度で、異動や組織変更がある仕事も同じ。

急に新しいメンバーでやることはない。あくまで継続が前提なのであれば、一部変更であるべきだ。

鬼木さんの先を見据えた戦術眼の無さに、本当に絶望したのは何度目だろう。

 

攻撃の核となるチームで、急に干された山本と、Jリーグ経験のないゼを、いきなりボランチで組み合わせるなんて、守備の不安しかなかった。さらには、見事なまでに迷子になってパス先を探すだけだった。

前にボールを通せないだけでなく、そもそも前にボールを運べない。

そりゃ練習と試合はスピードも圧も違うんだから。

 

そこを何とかするのがプロだろってのは違うし、いつも通りプレーする環境を整備するのがマネージャーの仕事。

それにしても、後向きに受けざるを得ない選手に、ものの見事にマンマークがつかれているのにパスを出す。

出す方も相手が見えずに酷いし、おとりとなるような声を出せない受け手も酷い。

そんな絶望的なシーンも多かった。

 

とまぁ、過去最低と言える前半だったわけだが、瀬古と遠野が入ってギアがあがった後半開始を見れば、

何が足りないのかはよくわかる。

弱体化した本当の要因は、当事者意識の欠如に過ぎない。

自分がなんとかする、自信をもって前を向く、前を向いたら運ぶ。

この基本ができる選手が、この2年で本当に減ってしまった。

すぐにパスの先を探すし、何より自我が見えこないし、シュート意識が低すぎる。

これはキャプテンですら同じ。

 

趣味なのだから、愚痴を言うぐらいであれば見なければ良い、というのは正論だ。

それでも好きであれば、どうしても見続けてしまうのも、無責任な趣味の良いところ。

監督がとか、組織がとか、言う前に個で勝負してもらいたいものだ。

それが相手はできているし、できていないから負けているだけ。

 

効率性だけを重視した、面白くないサッカーに負けたのは、本当に悔しい。

夢がなく理念に共感も持てないが、結果が全てだから仕方ない。

ということで、わかっているなら人材ローテーションしろよっていう試合だった。

もっといえば、適材適所で選手を使えよって話だ。

やりたいサッカーをするために、短所を平均点まで引き上げないとならない環境は、マネージャーとして最悪の一手だ。

 

公式ページの試合後コメントが全てかな。

鬼木監督(抜粋)

「個人個人がそれを本気でやれる強い気持ちと技術をつけていかないといけないかなと思います。少し時間はかかるかもしれないですが、でもそれをやらないと自分たちは成長していかないと思いますし、今日の前半をずっとやっていたら(自分たちが目指す)サッカーを見せられないと思いますので、そこは突き詰めてやっていきたいと思います。」

 

山本選手(抜粋)

「相手の土俵で勝負するのはやるべきことではないと思うので、自分たちの土俵でサッカーする時間帯をもっと作れたらよかったと思う。」

 

 

これを裏返して読むと、現状では適材適所になっていない、としか読めない。

自信のあるプレーを選択できる場所に、選手を配置してくれ。

失敗したら即時奪回すれば良いだけなのだから。

 

誰がどのような長所を持っていて、どのように活き活きと勝負ができるのか。

個を伸ばすことから見つめ直さないと、本当にJ2が見えてくる。

これも2年前から何も変わらないほど、メンバー固定は激しい。

適所で挑戦し続ける選手の姿が見れるのであれば、ファンは諦めずに応援するよ。

そこにカテゴリーは関係ない。

 

残念なのは、選手が活き活きと挑戦する姿を見れないこと。

これは間違いなくマネージャーの問題だ。

ここまで絶望的な采配とは・・・。

悔しいでなく、寂しい気持ちになる春だった。