5月3日フィンドホーンとキリスト教 | Staretsのブログ

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5月3日フィンドホーンとキリスト教

よく寝た。調子がいい。朝食の食べ方が以前と変わった。というのも、胃が「どか食い」を受け付けなくなったためである。以前のように1日2食で済ますことができなくなった。シリアルに豆乳を注いで、乳製品を使っていないパンを食べ、カモミール・ティーを飲む。とうとう乳製品も卵も食べず、カフェインもとらないヴィーガン食に近づいてきた。

朝、メイン・サンクチュアリーのヒーリング・メディテーションに参加する。瞑想の最後に、ここにいない人で、ヒーリングを必要としている人の名前が告げられ、またそういう人がいたら、名前を挙げるようにと指示される。つまり、この瞑想は、平たく言えば病気治癒祈願である。ちょっと単純化しすぎか。

終わったあともしばらく残って、また1時間以上瞑想する。すっきりした。

宿に戻って、今日一日何をしようか考える。とりあえず、まだ見ていないのは、アートセンターとリビングマシーンとキュレルヌ・ガーデンと風力発電である。

アートセンター、休みだった。

リビング・マシーン、一般開放はなく、あっても別の曜日だった。



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おなかが空いたので、カフェでご飯を食べる。



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またもやスイーツ(笑)付きである。



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何をやっているんだろうと思わなくもない。

そして、キュレルヌ・ガーデン、いちおう行ってきた。



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しかし、これは解説がないとよく分からないところだろう。キュレルヌ・ガーデンは、温室を含む有機農法の農園である。30の異なる野菜を1年中栽培しており、出資者には毎週野菜が配達されるとのことである。ゲストにとっては、ここで自然を感じながら働くことが魅力である。フィンドホーン・フラワー・エッセンスのホームでもある。以上、ビジター・ガイドより。



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コンポスト。生ゴミを肥料に変える。


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とてもおいしそうなレタスである。


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温室内にあった水たまり。藻のようなものが生えている。液肥を作っているのだろうか。




ここの池の側で、子どもと一緒に来ていた女性に声をかけてみた。



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彼女は、フィンドホーンの人ではないと言う。子どもが自転車に乗りに来たのにお供しているとのことである。かわいい女の子がピンクのヘルメットをかぶって、恥ずかしそうににこっと笑っている。

「じゃあ、地元の人なんですね。クリスチャンですか。」
「ええ、クリスチャンよ。」
「フィンドホーンの人たちについてはどう思いますか。」
「うーん、いいんじゃない。彼らは寛容な人たちで、どんな宗教も受け入れるから。」
「キリスト教とはどう違うと思いますか。」
「もちろん、キリスト教も寛容よ。それぞれの宗教を尊重しているわ。だけれど、彼らとは違うパースペクティヴ(観点、ものの見方)を持っているの。たとえば、イエスが、私たちの罪をあがなったことを信じるとか。」
「地元の人は、皆フィンドホーンにはいい印象を持っているんでしょうか。」
「そうね、中には彼らがあまりにも多くのものを所有していると言う人もいるわ。この地域をどんどん支配して行くとか。彼らはやっぱり固まっているから。」

そこから話がずれて、側に空軍の基地もあって、ここら辺の気候はマイルドだからという話になる。冬でも山間部はマイナス20~30度になるけれど、ここら辺は零下には下がらないと言う。話がずれたな、と思ったが、今考えると、なぜ人々がこの地域に集まるかを説明したかったのだろう。フィンドホーン関係者は、とにかくこの地域が農業に適さないのに精霊の助けを借りて成功したんだということを強調するが、砂地と風はともかく、気温に限って言えばそれほど厳しい環境というわけではないようである。

「コミュニティの子どもたちは、地元の学校に通っているんですか。」
「ううん。フィンドホーンの子たちは、フォレスにあるシュタイナー学校に通っているわ。」

会話のあいだ待っている子どもがかわいそうなので、ここら辺で引き止めるのをやめる。つまらなそうにしているかなと思って表情をちらっと確認したが、にこにこしていた。

キュレルヌ・ガーデンの周辺は砂地の土壌で、そこに、黄色い花を咲かせる棘だらけの植物がはびこっている。



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見た目はきれいである。匂いは西洋梨とココナツを足して2で割ったような感じである。

これは、今の季節だからきれいなのだろうが、それ以外の時期にはただの棘だらけの植物であろう。調べたところ、砂丘などでも育ちやすい種のようである。名前は人に聞いてやっと分かった。Gorseという植物である。日本語では、ハリエニシダと訳されるようである。宿の奥さんに聞いたところ、庭いじりをしていると非常に厄介なのだそうだ。ものすごく深く根を生やし、どこにでも顔を出してくるとのことである。しかも、棘があるのだから、厄介だろう。フィンドホーンの農園はこういうところに切り開かれたのである。

ガーデンを出て別の方向へ歩き、森の中を抜けて、風力タービンを見に行く。



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現在4基あるが、1基目は1989年に72,000ポンドをかけて建設され、残りの3基は2006年に建設されたと言う。3ついっぺんに、しかも最近というところがミソである。フィンドホーンが、現在急速に「エコ」の方向で発展していることが裏付けられる。コミュニティで必要な電力の140%を発電している(余った電力は売電)そうだが、これだけあれば、当然であろう。出資の出所と収支が気になる。



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風車の中心部の柱には鳥の血と思われる(というか、それしか考えられないだろう)黒いしぶきが見える。根元には絵が描かれている。若者によって描かれたと、宿の主人が教えてくれた。どことなくシュタイナー風なのかなと思う。



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宿に帰って、宿の奥さんと話をした。朝方、自分が宗教学の研究者であることを話したら、興味を持ってくださり、フィンドホーンに住んでいる人たちのスピリチュアルな話を聞きたいと言ったら、お話しましょうと約束してくれたのである。

B&Bで飼われている2匹の猫ちゃんを、ファインダー覗かずに適当にばしゃばしゃと撮った。ベストを選んでメールで送る約束をした。これがそのベストショットである。



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僕が泊まっているB&Bは、フィンドホーン公園(要するにコミュニティ)のなかにある。経営者も当然、フィンドホーンに共鳴している人たちである。夫妻はもともとイングランドに住んでいたが、何回か、フィンドホーンの体験週間に参加していた。はじめて参加したのは1983年だそうである。その後、フィンドホーンに家を建てないかという話が出る。これは抽選だったそうである。運が良かったと話してくれた。建ててからは2年半になるそうである。道理で新しくてきれいなはずだ。この公園内のB&Bは一番古いものでも8年しか経っていないそうである。このことから、2000年ころからコミュニティが拡大しているのではないかという見通しが立つ。今もあちこちで家が建てられている。



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家は、コミュニティ内の建築家に設計してもらった。その人はエコハウスを専門的に手がけているそうである。しかし、建てるのには、自分たちも関わったそうである。住むに当たっては、それまでやっていた仕事を辞めて夫妻でこちらに引っ越してきた。子どもは、二人いて、どちらも成人しており、日本で暮らしているそうである。彼女は親日家で、何回も日本に来ている。ついこの3月も日本に来ていたそうである。



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彼女は、もともとはヘルプ・プロフェッション・カウンセリングをやっていたそうである。援助職カウンセリングということになるだろうか。夫は、金融関係に勤めていた。

彼女の父親は、キリスト教徒ではなかった。不可知論者だそうである。この「不可知論」という言葉は、こちらではよく聞く。グラストンベリーに行く途中のバスで雑談したおじいさんも「俺は不可知論者だ」と言っていた。哲学用語・神学用語だと思っていたが、日本人の「無宗教」と似たようなニュアンスで広く使われている(ちなみに僕は、スピリチュアルな人は、不可知論的プラグマティストだと考えている。信じきっている人は別だが)。お母さんはクウェーカー教徒(キリスト教の一派)だった。それで、彼女は13歳の時に自分で英国教会に入った。20代はじめで、教会は離れたそうである。教会の人は好きだったけれど、組織が好きになれなかった。とくに女性に対する態度に問題を感じた。現在でも女性の司教を認めるかどうかで立場が別れているそうである。

その後、スピーチ・ランゲージ・セラピーというセラピーに出会った。そして、フィンドホーンへ。彼とは、フィンドホーンで出会ったわけでなく、その前に出会っているそうである。

フィンドホーンとキリスト教の違いの話になった。

「僕、不思議に思うんですけど、アイリーン・キャディのものとか読んでも、キリスト教と矛盾するものじゃないですよね。キリスト教との違いって何なんでしょう。」
「そうね、実践じゃないかしら。」
「実践。」
「そう、アイリーンは瞑想をしたでしょ。それでスピリチュアル・ガイダンスを得たでしょ。妖精とか女神とかとも話をしたでしょ。それはキリスト教では認められないわよ。」
「じゃあ、それ以外の教えの部分では、矛盾しないということですね。」
「うーん、そうね。あと、自然を大事にする活動かしら。キリスト教には、それはないでしょ。」
「でも、キリスト教徒でありながらエコロジーに関心を持つ人はいますよね。」
「うーん。」
「でも、エコロジーを積極的に推し進める教義はないということでしょうかね。」
「そうね。」
「あ、分かった!」
「何?」
「自然のスピリットを認めるかどうかだ。」
「そう、それ(にっこり)。」

「フィンドホーンという場所について何かを感じますか」と聞いたところ、「感じる」と言う。平和な感じ、ライフ・フォース(生命力)を感じると言う。日本ではまた全然違った、普通じゃない静けさを感じる場所があった。比叡山のあるお寺だそうである。

そこで、僕のメイン・サンクチュアリーの印象を話す。とにかく落ち着く。暖かい。静かだ。そして、昨日得たインスピレーションについても話す。

「私が感じるのは、タロットでいう「神官」よ。あなたのガイドをしているのは。」

いままで本当に色々な人に、宗教的な魂の霊が指導していると言われてきた。みんなが言うのだから、多分本当なのだろう。もちろん、その多くの人は僕が宗教学者であることを知っている。知らなかった人もいるけど。

お礼を言って、再び、シーフードのおいしかったバーに出かける。寒い。しかし、明るい。時間は8時近いが、太陽は水平線より20度くらいの位置にある。本当に9時か10時ころに暗くなって、3時か4時ころに明るくなるようである。白夜一歩手前?



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バーは混んでいた。宿の主人がカニがおいしいと言っていたそうなので、カニを所望するが、ないと言われる。仕方ないので、何か他をということになり、musselにする。何かの魚かなと思う。

バーの中では食べられなさそうなので、外のテラスで食べることにする。待っていても寒い。そして、出てきたのは魚ではなくムール貝だった。。。。



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しかも、大量のムール貝とパンだけである。

そうか、バーの店員が、「サーモンだと魚になっちゃうし、これも魚だし」とぶつぶつ言っていたのはこういうことか。僕が、魚ではないシーフードをほしがっていると思われたのだ。

写真を撮って食べようとする。

するとそれを見ていた人が、撮ってやると言う。そこで撮ってもらった(写真はトリミングしている)。



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さて、やけくそになってナイフとフォークでは食べにくいので手で食べるが、見る見るうちに冷えて行く。手も寒くなって行く。汁はバターと白ワインとクリームと見た。そこにレモンを搾ってかける。おいしい。しかし、店内で食べたら、もっとおいしかったかも。

海は非常にきれいである。



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こんなに寒くても子ども連れ家族でウィンド・サーフィンをやっている人がいた。



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