山住峠の紅葉
OLYMPUS OM-D E-M5
M-system G,ZUIKO 55mm F1.2
日本総鎮守山住神社
南アルプス深南部に連なり、そこから先は人外の地と云われた日本最奥の山深い秘境に座する山住神社。
水窪から山住峠を登っていくと、人の入れる山は殆ど杉、檜が植林され整然とした天竜美林は趣を変え、林相絶景と謳われた深紅の世界が広がっていく。
本来の原生林は常緑樹が主体であったので、周辺に人が入っていくことで落葉樹の森に遷移していったのだという。
縄文の昔から日本人が手塩に掛けて育ててきた森。
過疎が進めば山は荒れ、自然の儘にしておけば良いというわけではない。
人間と森の共存が古来から連綿と続く天竜秋葉の森の壮大なテーゼ。
森を愛し森を守る天竜人に課された使命は重大だ。
過疎地などと言ってはいられない。
典型的な山里の風景が見られる山住峠
絹のように一条の水が静かに流れ落ちていく布滝
浜松天竜区の最北部、水窪の街から山住神社を目指して峠道を登っていくと、紅葉が真っ盛り
眼下には美しい渓谷も見られる。
絵画の世界のような幻想的な光景
日本総鎮守
遠州水窪 山住神社
和銅二年(709)伊予国越智郡大山積神社より分祀、式内芽原河内神社。
御神木の杉二本は静岡県指定天然記念物
標高一千百メートルの山上に鎮座。
奥院に常光神を祀り山岳信仰の霊山でもある。
浜松城鬼門の守護として徳川将軍家の信奉が厚く、またヤマイヌ信仰でも有名で日本全国から参拝者が訪れている。
山住から眺める南アルプスの眺望も素晴しい。